技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

官能評価の効果的な評価設定法と統計処理手法

官能評価の効果的な評価設定法と統計処理手法

~データのバラツキ、個人差、曖昧さを回避する評価プロセスの設計ノウハウ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、官能評価の基礎から解説し、官能評価を正確に行うためのポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2016年1月8日(金) 11時00分 16時30分

受講対象者

  • 商品開発に携わる技術者
  • 商品企画担当者
  • 官能評価を実施する担当者

修得知識

  • 人間工学的なアプローチと考え方
  • 官能評価の基礎 (手法や計画立案など)
  • 官能評価実施の留意点 (注意すること)
  • 商品開発のためのユーザー評価の事例

プログラム

1. 精度の高い官能評価試験の構築法

(2016年1月8日 11:00〜12:30)

 官能評価の精度は準備段階でほぼ決まります。この段階で重要なのは、計画・実施・集計・分析と全体を見通した試験方法の構築です。この講座では、構築の考え方から留意点、構築方法について説明します。

  1. 官能評価の基礎
    1. 官能評価の目的
    2. 官能評価手法
  2. 官能評価試験をシステムで捉える
    1. 官能評価を構成するもの
    2. パネル特性
    3. 調査票作成の留意点
  3. 構築ステップ
    1. 基本的なステップ
    2. 目的別構築法
  4. 精度を高めるコツ
    1. 精度が低くなる要因
      (官能評価に問題がある場合)
    2. 精度が低くなる要因
      (官能評価以外に問題がある場合)
    3. 精度を高めるには
    • 質疑応答

2. 最適被験者数の設定と実験計画~少ない被験者数できちんとした結果を得るためには~

(2016年1月8日 13:15〜14:45)

 モニター評価 (被験者実験) を行う際に悩む項目の一つに、被験者数の設定があります。評価目的や評価の種類によっては、被験者数により、結果に影響を与えることがあります。その反面、コストや工数的への影響も大きいため、出来るだけ少ない人数での被験者数設定を求められることも多いです。 今回は、少ない被験者数できちんとした結果を得るために最低限知っておいたほうが良い内容について解説を行います。

  1. 官能評価の流れ
  2. モニターN数の設定について
  3. 定性評価、定量評価、 生理評価などのN数設定について
  4. モニターの手配先・評価目的の設定と考え方
  5. 評価手法の紹介
  6. 被験者選定の際に注意すべき点について
    • 質疑応答

3. 官能評価での効果的な統計の使い方

(2016年1月8日 15:00〜16:30)

  1. Excelによる「分類データ」の解析及び「格付け分類データ」の解析
    1. 官能特性データの性質と統計的官能評価手法
      1. 官能特性データの性質
      2. 統計官能評価手法の概要
      3. 統計的官能評価手法の目的別分類
    2. Excelによる分類データの解析
      1. 2点比較法~2点識別法、2点嗜好法~
      2. 3点比較法~3点識別法、3点嗜好法~
      3. 1:2点比較法
    3. Excelによる格付け分類データの解析
      1. 分割表によるχ2検定
      2. フィッシャーの評点法
      3. 累積法
    4. 累積χ2法
  2. Excelによる順位法、一対比較法の解析
    1. Excelによる順位法の解析
      1. 順位相関係数
      2. ケンドールの一致性係数Wとフリードマンの検定
      3. ウィルコクソンの順位和検定
      4. クラスカルーウォリスのH検定
    2. Excelによる一対比較法の解析
    • 質疑応答

講師

  • 齊藤 尚仁
    株式会社 ヤクルト 本社 中央研究所 化粧品研究部
    主任研究員
  • 立田 美佳
    パナソニック株式会社 プロダクト解析センター ユーザビリティソリューション部
  • 長沢 伸也
    早稲田大学 ビジネススクール経営専門職大学院
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/13 ストレス・感性・快適性の評価技術と商品開発への応用と実際 オンライン
2024/12/13 分析法バリデーションの統計解析入門 オンライン
2024/12/13 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算法入門 東京都 オンライン
2024/12/16 AI機械学習に的を絞った行列・偏微分・確率密度の超入門 オンライン
2024/12/17 進化計算を利用した多目的最適化技術とその応用 オンライン
2024/12/18 ストレス・感性・快適性の評価技術と商品開発への応用と実際 オンライン
2024/12/19 臨床試験を行う上で知っておくべき統計的知識 オンライン
2024/12/20 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2024/12/20 データから本質的な情報を取り出す製造業における予測・原因分析・縮約・分類のための統計・多変量解析 実践入門 オンライン
2024/12/20 ChatGPT4による丸投げ「実験計画法」入門 オンライン
2024/12/20 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2024/12/20 ICH Q2 (R2) 、Q14をふまえた承認申請時の分析法バリデーションの留意点 オンライン
2024/12/23 ChatGPT × Pythonによる統計解析とデータ分析・予測への応用 オンライン
2024/12/23 AI機械学習原理を理解するための数式読み方入門 オンライン
2024/12/24 時系列データの分析について : 基礎と応用 オンライン
2024/12/24 Pythonを使った時系列データ解析入門 オンライン
2024/12/27 臨床試験を行う上で知っておくべき統計的知識 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/9 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2025/1/10 Pythonを使った時系列データ解析入門 オンライン