技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

レオインピーダンスによる電池材料・機能性材料のその場解析

レオインピーダンスによる電池材料・機能性材料のその場解析

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、電気化学インピーダンスの基礎から等価回路解析、さらにレオインピーダンスによるスラリー・ゲルなどのその場解析までを体系的に解説いたします。
また、電池・材料開発現場で役立つ応用事例と最新動向を紹介いたします。

開催日

  • 2025年12月11日(木) 13時30分16時30分

受講対象者

  • 電池材料・導電性ペースト・スラリーなどの分散系評価に携わる研究者・技術者
  • 電気化学測定やインピーダンス解析を用いた材料評価に関心のある方
  • 電池・触媒・コーティング・高分子材料の開発担当者
  • インピーダンス測定を基礎から理解したい若手研究者

修得知識

  • インピーダンス測定の原理と解析手法の基礎
  • 等価回路モデルの考え方とパラメータの物理的意味
  • 電極反応・拡散・界面現象のインピーダンス的理解
  • レオロジー特性と導電ネットワーク構造の相関解析
  • レオインピーダンス測定によるスラリー・ゲルのその場観察法
  • 実測データの整理・フィッティング・可視化の基本

プログラム

 インピーダンス法は、電極反応や界面構造を非破壊で評価できる強力な手法であり、電池、燃料電池、腐食、センサなど幅広い分野で利用されている。
 本セミナーでは、インピーダンス測定の基礎から応用までを段階的に解説する。前半では、交流インピーダンスの理論、等価回路モデル、測定条件設定の考え方などを丁寧に説明し、実測データを読み解く力を養う。後半では、近年注目されている「レオインピーダンス」法を取り上げ、スラリーやゲルなどの非定常系を対象としたその場評価の原理と事例を紹介する。
 電気化学とレオロジーを融合した新しい解析手法として、研究・開発現場での応用を意識した内容とする。

  1. インピーダンス測定の基礎
    1. インピーダンスとは何か
    2. 交流電気化学測定の原理
    3. 周波数応答と複素平面表示
      • Nyquist線図
      • Bode線図
    4. 測定条件・装置構成・誤差要因
  2. 等価回路とデータ解析
    1. 代表的な等価回路
      • RC並列回路
      • 拡散要素
    2. パラメータの物理的意味
    3. データフィッティングとモデル選択の実際
  3. 界面現象のインピーダンス応答
    1. 電極反応過程の分離と可視化
    2. 拡散律速・吸着・電荷移動抵抗の解析
    3. 電極構造や材料物性との相関
  4. レオインピーダンスの原理と装置構成
    1. レオロジー計測と電気化学測定の統合
    2. スラリー・ゲルの剪断場での測定法
    3. 導電ネットワークの動的再構成と評価指標
  5. 応用事例と展望
    1. 電池スラリー分散状態のリアルタイム評価
    2. 高分子ゲル・バイオマテリアルへの応用
    3. 今後の発展方向と課題
    • 質疑応答

講師

  • 四反田 功
    東京理科大学 創域理工学部 先端化学科
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/10 交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法 オンライン
2025/11/10 新しいリチウムイオン電池の電極構成、特性と材料 & プロセス技術 オンライン
2025/11/11 バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法 東京都 会場・オンライン
2025/11/18 定置用蓄電池の市場・政策動向とビジネスチャンス 東京都 会場・オンライン
2025/11/18 バイポーラ電気化学の基礎と材料合成への応用展開 オンライン
2025/11/19 交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法 オンライン
2025/11/19 新しいリチウムイオン電池の電極構成、特性と材料 & プロセス技術 オンライン
2025/11/19 バイポーラ電気化学の基礎と材料合成への応用展開 オンライン
2025/11/19 産業分野の排熱回収技術とバイナリー発電の原理、特徴、適用例 オンライン
2025/11/20 産業分野の排熱回収技術とバイナリー発電の原理、特徴、適用例 オンライン
2025/11/21 水素・アンモニア・メタノールの低コスト化に向けた技術革新と用途展開の最新動向について オンライン
2025/11/21 核融合 (フュージョン) エネルギー、小型核融合炉技術の基礎と課題 オンライン
2025/11/21 固体高分子形燃料電池の基礎と最新の数値解析技術 オンライン
2025/11/21 2050年 再生可能エネルギー9割の未来 その科学的根拠と国際議論の最新動向 オンライン
2025/11/27 次世代レドックスフロー電池の基礎・研究開発から実証・市場動向 オンライン
2025/11/27 電力需給逼迫と電力価格、蓄電池を取り巻く日本企業の事業戦略 オンライン
2025/11/28 次世代レドックスフロー電池の基礎・研究開発から実証・市場動向 オンライン
2025/11/28 燃料電池・水電解の電極触媒およびセルの構造観察・分析法 オンライン
2025/11/28 ペロブスカイト太陽電池の高効率化・高耐久性化と今後の展望 オンライン
2025/12/1 燃料電池・水電解の電極触媒およびセルの構造観察・分析法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/1/20 太陽電池 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/6 Liイオン電池の規格・特性試験・安全性試験・輸送手順
2013/12/13 2014年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2013/12/10 太陽光発電向けパワーコンディショナ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/12/10 太陽光発電向けパワーコンディショナ 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/8 2014年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2013/9/27 リチウムイオン2次電池の革新技術と次世代2次電池の最新技術
2013/8/1 高効率蓄熱技術の開発
2013/7/29 2013年版 スマートメーター市場の実態と将来展望
2013/7/10 多様な熱源に対応する熱電発電システム技術
2013/6/25 ヒートポンプ〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/25 ヒートポンプ〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/21 2013年版 風力発電市場・技術の実態と将来展望
2013/5/29 化学品生産 / 石油からシェールガスへの転換
2013/5/24 分散型電源導入系統の電力品質安定化技術
2013/5/17 2013年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2013/5/10 風力発電 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/10 風力発電 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/15 リチウムイオン電池 製品・材料・用途別トレンド 2013
2013/4/5 2013年版 キャパシタ市場・部材の実態と将来展望