技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法

交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、インピーダンスの定義と物理的な意味から解説し、インピーダンス測定の基礎、得られたデータの解析について詳解いたします。

配信期間

  • 2025年11月19日(水) 10時30分2025年11月29日(土) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年11月19日(水) 10時30分

修得知識

  • インピーダンスの定義と物理的な意味
  • インピーダンスに関する計算方法 (複素数がなぜ必要か?) と解析法
  • インピーダンスのデータで解ること・解らないことの区別

プログラム

 交流インピーダンスをツールとして利用しようとすると、「電気工学」「複素関数」「周波数分散」など、電気化学者にとって取っつきにくい概念が数多く生じる。特に、「電気伝導率測定・電気化学反応解析・界面挙動」は、「電解質・電極・二重層」を理解する上で欠かせない。これらの測定は電池・キャパシタ・電解質材料の性質を知る上でも重要な測定技術となる。
 講師はこれまで研究における学生の指導を通じて、インピーダンスに関する理解において、どこが引っかかるのかを感じてきた。このセミナーでは、インピーダンスの定義と物理的な意味、インピーダンスに関する計算方法 (複素数がなぜ必要か?) と解析法、インピーダンスのデータで解ること・解らないことの区別を中心に、さまざまな躓きやすい点を解消していきながら、実践的なインピーダンス測定の活用について解説する。

  1. 概要
    1. インピーダンスと抵抗の違い
    2. 周波数と時定数
    3. 周波数分散 (周波数を変えると何がわかるか?)
  2. 複素インピーダンス
    1. インピーダンスになぜ複素数が関係するのか
    2. ボード線図と時定数
    3. ナイキストプロットと位相 (電流・電圧のずれ)
    4. 等価回路は何のために必要か?
    5. 交流法におけるオームの法則
  3. 電気化学インピーダンス
    1. 「電位」と「印加電圧」は何が違うのか?
    2. 電気化学インピーダンスにおけるナイキストプロット
    3. 電気化学反応と時定数
  4. 実例をもとにした解説
    1. 電解質材料の電気伝導率測定
    2. 輸率測定 (AC-DC法の意味)
    3. リチウムイオン電池等の材料におけるインピーダンス
    4. キャパシタ材料におけるインピーダンス
    5. 腐食・分極測定におけるインピーダンス
    • 質疑応答

講師

  • 水畑 穣
    神戸大学 大学院工学研究科 応用化学専攻
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月19日〜29日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/29 交流インピーダンス測定の基礎と実践的な解析手法 オンライン
2025/9/29 水素貯蔵・輸送技術とその課題 オンライン
2025/9/30 洋上風力発電の国内外の事業動向と技術開発 東京都 会場・オンライン
2025/9/30 三次電池の基礎から最新動向:エネルギーハーベスト オンライン
2025/10/6 バイオエタノール、SAF等のバイオ燃料と水素、アンモニア、合成燃料等の現状と法的課題 東京都 オンライン
2025/10/8 水電解水素製造技術の基礎と最新技術動向 オンライン
2025/10/8 カーボンニュートラル燃料の課題と世界動向 オンライン
2025/10/8 有機系フレキシブル熱電変換材料 / デバイスの基礎・課題と最新技術動向 オンライン
2025/10/10 AEM水電解装置と構成材料の開発動向、今後の展望 オンライン
2025/10/16 カーボンニュートラル燃料の課題と世界動向 オンライン
2025/10/16 追い風にあるSAF (持続可能な航空燃料) と見直されるバイオマス発電の事業戦略 オンライン
2025/10/16 SAFの製造技術とプロジェクト最新動向 オンライン
2025/10/20 LiB電極作製におけるウェット塗工・ドライ方式 オンライン
2025/10/20 イクシスLNGプロジェクト 東京都 会場・オンライン
2025/10/21 LiB電極作製におけるウェット塗工・ドライ方式 オンライン
2025/10/23 欧州 (EU) バッテリー規則動向と求められる対応策 オンライン
2025/10/23 持続可能なバイオマス発電を考える 東京都 会場・オンライン
2025/10/24 腐食・防食の基礎と腐食防食技術の最適化 東京都 会場・オンライン
2025/10/24 欧州 (EU) バッテリー規則動向と求められる対応策 オンライン
2025/10/27 「次世代型燃料電池」の構造、部材、設計、応用と今後の展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/11/11 リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス (書籍 + PDF版)
2024/11/11 リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術