技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
本セミナーでは、レドックスフロー電池について取り上げ、定置型蓄電池の役割・将来、レドックスフロー電池の基礎・運用面、レドックスフロー電池の部材ごとの開発要素、レドックスフロー電池の活用方法について、最新の情報を交えながら分かりやすく解説いたします。
(10:30〜12:00)
再生可能エネルギーの大量導入には、大容量で高安全性・高耐久性を備えた蓄電技術の開発が不可欠です。リチウムイオン電池をはじめとする蓄電技術の中で、レドックスフロー電池は電解液の高い設計自由度により、長期サイクル安定性と安全性に優れた蓄電池として注目されています。現在、バナジウムの酸化還元反応を活用した電解液の開発が主流ですが、バナジウムの埋蔵量は約2,200万トン (2019年時点) に限られ、大規模導入には資源制約やサプライチェーンのリスク (主要産出国:中国、ロシアなど) などの課題を抱えています。これらの課題を克服するため、世界的に新規電解液の研究が加速しています。
本セミナーでは、次世代レドックスフロー電池に向けた電解液開発の最新動向を紹介します。
(12:45〜14:15)
世界は、2030年以降を見据えたエネルギーの脱炭素化、すなわち温室効果ガス削減の中長期目標の達成を迫られています。その一方で、非常災害の発生時に地域社会が迅速かつ柔軟に社会活動を回復させる力を確保するための「地域レジリエンス」への対応も並行して進められ、実証研究が活発に行われています。こうした社会情勢の中、電力系統内で再生可能エネルギーを安定的かつ有効に活用する技術への注目が高まっています。その有力な手段の一つが「定置型蓄電池の充放電運用」です。これは、発電・送電・需要の各段階を幅広く支えることができるためです。
本講演では、定置型蓄電池の中でも高い安全性と長寿命を特長とする「レドックスフロー電池」を中核に、太陽光発電と連携したシステム実証とその課題について解説します。また、エネルギー分野における社会的動向、レドックスフロー電池の基礎、開発の要素、さらには応用・実証の事例についてもご紹介いたします。
(14:30〜16:00)
日本の再生可能エネルギー技術のほとんどがNEDOのサンシャイン計画、ムーンライト計画を端緒としています。
今回ご案内する「バナジウムレドックスフローバッテリー」も両計画の中で育まれた技術でした。絶対的な安全性と長寿命という特徴を持ちながら、モビリティ、コスト競争力に劣ることで普及が遅れていたこの電池は30年近い雌伏の時間を経て、ようやく世界的に実用の場が広がり、産業に必要なサプライチェーンが整い、全面的な応用局面の広がりを見せています。
当社は、石油コークス燃焼煤からの独自のバナジウム抽出法、それを応用した独自のバナジウム電解液の製造法を磨いて参りました。2000年代に一度は途絶えかけた技術、いわゆる「枯れた技術」ですが、グローバルな蓄電池市場の拡大、それに伴うバナジウムレドックスフローバッテリーの市場の最新事情を皆様にもわかりやすくご説明したいと思います。
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
| 開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
|---|---|---|---|
| 2025/11/10 | 交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法 | オンライン | |
| 2025/11/18 | 定置用蓄電池の市場・政策動向とビジネスチャンス | 東京都 | 会場・オンライン |
| 2025/11/19 | 交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法 | オンライン | |
| 2025/11/21 | 固体高分子形燃料電池の基礎と最新の数値解析技術 | オンライン | |
| 2025/11/27 | 次世代レドックスフロー電池の基礎・研究開発から実証・市場動向 | オンライン | |
| 2025/12/5 | EUバッテリー規則の最新技術動向と対応策 | オンライン | |
| 2025/12/11 | レオインピーダンスによる電池材料・機能性材料のその場解析 | オンライン | |
| 2025/12/16 | AEM (アニオン交換膜) 型水電解の基礎、要素材料・要素技術および最新動向と今後の展望 | オンライン | |
| 2025/12/25 | 水素エネルギー・アンモニア燃料の最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 | 東京都 | 会場・オンライン |
| 2026/1/8 | 水素エネルギー・アンモニア燃料の最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 | オンライン |
| 発行年月 | |
|---|---|
| 2025/4/28 | 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
| 2025/4/28 | 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版) |
| 2024/11/11 | リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス |
| 2024/11/11 | リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス (書籍 + PDF版) |
| 2024/6/19 | 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術 |
| 2023/11/30 | EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術 |
| 2023/11/29 | リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版] |
| 2023/11/29 | リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 |
| 2023/6/9 | 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望 |
| 2023/4/6 | 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証 |
| 2023/3/10 | 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望 |
| 2022/9/16 | 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望 |
| 2022/8/19 | 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望 |
| 2022/6/30 | 二次電池の材料に関する最新技術開発 |
| 2022/2/18 | 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望 |
| 2022/1/20 | 脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証 |
| 2021/12/10 | 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望 |
| 2021/8/20 | 2021年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望 |
| 2021/6/28 | AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向 |
| 2021/4/26 | 全固体リチウムイオン電池の実用化と新たな材料市場 (書籍版 + CD版) |