技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

HPLC分析の基礎知識・ノウハウとトラブルシューティング

HPLC分析の基礎知識・ノウハウとトラブルシューティング

~分析技術を高めるために必要な知識と使用時の留意点~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、HPLC (高速液体クロマトグラフィー) について基礎から解説し、使用時に役立つ留意点やノウハウ、トラブルシューティングについて解説いたします。
また、講師の経験を踏まえて医薬品の開発・分析過程でHPLCが使われる事例や局法の一般試験法に記載されている関連試験法についても併せて解説いたします。

配信期間

  • 2025年11月21日(金) 10時00分2025年12月1日(月) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年11月21日(金) 10時00分

受講対象者

  • HPLC (高速液体クロマトグラフィー) を利用する分野の技術者、管理者
    • 医薬品分野
    • 食品分野
    • 化学工業分野
    • 生化学分野
    • 環境分野など

修得知識

  • HPLCの基礎知識
  • クロマトグラムの各種パラメーターと定性、定量について
  • HPLC使用時の留意点、ノウハウ
  • 移動相や試料調製時の留意点
  • HPLCのメンテナンス方法
  • HPLC分析時のトラブルシューティング

プログラム

 HPLC (高速液体クロマトグラフィー) は医薬品分野、食品分野、化学工業分野、生化学分野、環境分野など幅広い分野の研究開発や管理など活用されている非常に汎用性の高い手法です。実際にHPLCで測定する場合には、操作方法の習得だけでなく、HPLCに関する基礎知識、クロマトグラムの読み方、使用時の様々な留意点やノウハウ及びトラブルシューティングについても知っていると、よりスムーズに分析できます。
 本講座では、HPLCの実務に携わる方でHPLCについて基礎から学びたい方、トラブル対応の知識を得たい方などを対象に、長年HPLCを使用してきた演者の経験も踏まえて、HPLCをうまく使いこなすための基礎知識から実務に役立つ留意点やノウハウ、及び各種トラブルへの対処法を解説致します。

  1. HPLCの原理
    1. クロマトグラフィーの原理と種類
    2. HPLCの原理と特長
  2. HPLCの装置構成
    1. 送液部
      • 移動相供給部
      • 送液ポンプ
      • ミキサー
    2. 試料注入部
      • オートサンプラー
      • マニュアルインジェクター
    3. 分離部
      • カラム
      • カラムオーブン
    4. 検出器
    5. データ処理装置
  3. 分離モード (HPLCカラム)
    1. 充填剤基材の種類と特長
    2. 物質の極性
    3. 分離モードの種類と特長
      • 順相クロマトグラフィー
      • 逆相クロマトグラフィー
      • 親水性クロマトグラフィー (HILIC)
      • イオン交換
      • サイズ排除
      • その他の分離モード
  4. 検出器の種類と特長
    1. 紫外可視分光検出器
    2. フォトダイオードアレイ検出器
    3. 蛍光検出器
    4. 示差屈折率検出器
    5. 質量分析計
    6. その他の検出器
  5. クロマトグラムの読み方と定性分析・定量分析
    1. 保持係数、理論段数、分離度などのパラメーターについて
    2. 定性分析・定量分析について
  6. HPLC使用時の留意点とノウハウ
    1. HPLCの操作法と留意事項
    2. 移動相調製時の留意点
    3. 試料溶液調製時の留意点
    4. 分析カラムの選択と使用時の留意点
    5. 検出器の選択と使用時の留意点
  7. HPLC装置のメンテナンス
    1. 定期点検
    2. 使用時点検
      • 送液ポンプ
      • オートサンプラー
      • 検出器など
    3. 日常のメンテナンス
      • 流路
      • 送液ポンプ
      • 検出器など
  8. HPLC分析において起こりやすいトラブル事例と対処法
    1. ベースラインが安定しない
    2. ノイズの発生がみられる
    3. 圧力の異常
    4. ピーク形状の異常
    5. ピークが検出されない
    6. ゴーストピークの出現
    7. ピーク面積の再現性がない
    8. ピークの分離が悪い
    9. 感度の低下
    10. 保持時間の再現性がない
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月21日〜12月1日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/14 中国医薬品・生物製剤の承認申請の留意点と中国DMF (原薬/添加物/包装材) 登録申請の全容 オンライン
2025/11/14 医薬品の処方・剤型変更におけるBE試験回避の考え方 オンライン
2025/11/14 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2025/11/14 ペプチド医薬品における品質評価・規格設定と不純物分析の留意点・事例 オンライン
2025/11/17 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/17 医薬品Cocrystal (共結晶) の設計による物性/製剤特性の改善と新規探索/製造方法 オンライン
2025/11/17 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/11/17 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2025/11/17 GMP準拠の現場作業員が身に着けるべき手技・手順・管理基準と誤りやすいトラブル対策 オンライン
2025/11/18 バイオ医薬品製造におけるバリデーション 入門講座 オンライン
2025/11/18 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/18 医薬品製造現場におけるコスト削減と人材不足のためのQC/QA業務効率化 オンライン
2025/11/18 日米欧における薬事規制とグローバル開発の進め方 オンライン
2025/11/18 MES・LIMS導入で叶える医薬品製造現場の業務効率化・データの信頼性向上・品質担保 オンライン
2025/11/19 空調システムの維持管理とバリデーションのポイント オンライン
2025/11/19 日米欧における薬事規制とグローバル開発の進め方 オンライン
2025/11/19 治験・市販後でのアジアPV規制の比較・最新動向と当局/医療機関への報告要件の違い オンライン
2025/11/19 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2025/11/20 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/11/20 医薬品の費用対効果分析 (HTA) 習得講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書