技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ペプチド医薬品における特許 (製剤・製造など) 事例 (調査・要件・侵害) と特許戦略

ペプチド医薬品における特許 (製剤・製造など) 事例 (調査・要件・侵害) と特許戦略

~どの程度の進歩性や開示が要求されるのか~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ペプチド医薬品の特許動向について解説したうえで、先行技術調査と特許性判断のほか、特許侵害の考え方について説明し、今後の特許戦略の方向性について解説いたします。

配信期間

  • 2025年11月12日(水) 13時00分2025年11月26日(水) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年11月12日(水) 13時00分

受講対象者

  • 医薬品に関連する研究開発担当者、事業開発担当者、知的財産担当者

修得知識

  • ペプチド医薬品の特許動向
  • 特許出願の最適な方法
  • ペプチド医薬品の特許審査と登録特許の最近の傾向
  • ペプチド医薬品の最適な特許明細書・クレームの作成
  • ペプチド医薬品の最適な特許戦略の策定

プログラム

 近年、ペプチドなどの中分子は、高分子 (抗体等) と低分子の両方の長所を備えた化合物として注目されており、研究開発や特許出願が積極的に行われています。最近では、いよいよ実用化の段階に至り、ペプチドの構造改変やコンジュゲートに加えて、製剤化や剤型の設計、製造方法など、さまざまな観点から研究開発が推進されています。それに伴い、ペプチド医薬品の特許戦略の重要性が高まっています。
 このような特許戦略を的確に策定・実施するためには、特許動向や特許事例を的確に認識したうえで、外国特許を含めたグロ – バルな特許調査を行って、特許要件や特許侵害について検討することが必要不可欠です。こうして特許戦略を的確に策定・実施することにより、研究成果を事業活動に最大限に活かすことができます。
 本講演では、このような観点から、「ペプチド医薬品における特許 (製剤・製造など) 事例と特許戦略」について説明し、今後の特許実務や特許戦略の在り方について解説します。

  1. ペプチド医薬品の実用化の現状と課題
    1. ペプチド医薬品の実用化の現状
    2. ペプチド医薬品のDDS技術、製造技術の開発動向
    3. ペプチド医薬品の今後の方向性
  2. ペプチド医薬品の特許動向
    1. 構造改変・プロドラッグ
    2. 複合体・コンジュゲーション
    3. 製剤・剤型
    4. 製造方法
  3. ペプチド医薬品の特許出願の課題
    1. 特許出願のタイミングと注意点
    2. 研究開発に必要な特許調査の注意点
    3. 研究開発戦略と特許戦略の一体化
    4. 今後の研究開発戦略の方向性
  4. ペプチド医薬品の特許実務
    1. 広くて強い特許とは、どのような特許か
    2. どの程度の進歩性が要求されるのか
      • 従来技術との比較データ
      • 数値限定など
    3. どの程度の開示が要求されるのか
      • 実験データ
      • 薬理データ
      • 数値限定
    4. 特許審査 (拒絶理由) への対応
  5. ペプチド医薬品の特許訴訟
    1. ペプチド医薬品の進歩性要件
      • 「多糖類 – タンパク質コンジュゲート事件」知財高判2021年5月17日
    2. 核酸の新規性要件
      • 「スタッファー/フィラーポリヌクレオチド配列を含むベクター事件」知財高判2022年11月30日
    3. 抗体の進歩性要件
      • 「PIVKA-IIに関する抗体事件」知財高判2024年1月16日
    4. 医薬発明の進歩性要件
      • 「炎症性疾患および自己免疫疾患治療剤事件」知財高判2020年12月14日
    5. ペプチド医薬品の特許侵害事件
      • 「高純度PTH含有凍結乾燥製剤の製造方法事件」大阪地判2024年9月26日
  6. 今後の特許戦略の新たな視点 (登録事例の分析)
    1. 最近の特許審査と登録特許の傾向 (権利化された特許事例の分析)
    2. 日米欧、日中韓の特許クレームの比較
    3. 最適な特許明細書・クレームの提案
    4. ペプチド医薬品の特許戦略の構築に向けて
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年11月12日〜26日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/14 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/11/14 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2025/11/14 医薬品の処方・剤型変更におけるBE試験回避の考え方 オンライン
2025/11/14 ペプチド医薬品における品質評価・規格設定と不純物分析の留意点・事例 オンライン
2025/11/17 ChatGPTを最大限活用したIPランドスケープの実践 オンライン
2025/11/17 IPランドスケープへのAIエージェント導入と活用のポイント オンライン
2025/11/17 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/17 医薬品開発における安全性評価およびリスク最小化のポイント オンライン
2025/11/17 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2025/11/17 GMP準拠の現場作業員が身に着けるべき手技・手順・管理基準と誤りやすいトラブル対策 オンライン
2025/11/17 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/11/17 医薬品Cocrystal (共結晶) の設計による物性/製剤特性の改善と新規探索/製造方法 オンライン
2025/11/18 他社の特許リスクを回避し、出願件数をアップする特許の発明発掘の具体的ノウハウ オンライン
2025/11/18 バイオ医薬品製造におけるバリデーション 入門講座 オンライン
2025/11/18 FDA指摘2,900事例をふまえたラボと製造におけるデータインテグリティとCSV基礎から実践まで オンライン
2025/11/18 医薬品製造現場におけるコスト削減と人材不足のためのQC/QA業務効率化 オンライン
2025/11/18 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2025/11/18 日米欧における薬事規制とグローバル開発の進め方 オンライン
2025/11/18 医薬品開発における安全性評価およびリスク最小化のポイント オンライン
2025/11/18 MES・LIMS導入で叶える医薬品製造現場の業務効率化・データの信頼性向上・品質担保 オンライン