技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

人工皮革・合成皮革の基礎知識

人工皮革・合成皮革の基礎知識

~その構成と使用されるポリウレタン樹脂の基本と劣化・評価の基礎知識~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、人工皮革・合成皮革の基礎から解説し、ポリウレタン樹脂の組成と物性、ポリウレタン樹脂の劣化と対策について詳解いたします。

配信期間

  • 2025年10月6日(月) 13時00分2025年10月20日(月) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年10月6日(月) 13時00分

修得知識

  • 人工皮革・合成皮革の基礎
  • ポリウレタン樹脂の組成と物性
  • ポリウレタン樹脂の劣化と対策

プログラム

 人工皮革・合成皮革は、衣料・靴・カバン等のファッション素材や、家具・車両を含めたインテリア素材として広く用いられています。
 本講演では、「人工皮革・合成皮革とは?」からはじまり、人工皮革と合成皮革などの構造上の違い、それらに使われるポリウレタン樹脂の組成、物性、劣化とその評価方法について解説すると共に、最近のサステナブルな材料による合成皮革やヴィーガンレザーと呼ばれるものについても解説します。

  1. 皮革の構成
    1. 人工皮革と天然皮革との違い
    2. 人工皮革
      1. 人工皮革とは
      2. 従来型人工皮革の製造方法
      3. 人工皮革の構成
      4. 環境対応型人工皮革の製造方法
      5. 環境対応型人工皮革の例
    3. 合成皮革
      1. 合成皮革とは
      2. 従来型合成皮革の製造方法
      3. 合成皮革の構成
      4. 環境対応型 無溶剤乾式発泡合成皮革
    4. 塩ビ (PVC) を用いた合成皮革
      1. 塩ビ (PVC) を用いた合成皮革とは
      2. 塩ビ (PVC) を用いた合成皮革の用途
      3. 塩ビ (PVC) を用いた合成皮革の構成
    5. 「合成皮革」と「人工皮革」区分分け
    6. サステナブルな材料による合成皮革
      1. 合成皮革におけるサステナブルとは
      2. バイオマス原料について
      3. ヴィーガンレザーと呼ばれるもの
      4. ヴィーガンレザーの可能性
  2. ポリウレタン樹脂の構成と特徴
    1. ポリウレタン樹脂の合成について
    2. ポリウレタン樹脂構成成分
    3. ポリオールの特性
    4. ジイソシアネートの特性
    5. ポリオールによる一般的性能と特徴
  3. 様々な用途におけるポリウレタン樹脂の劣化例
    1. 人工皮革、合成皮革用途
    2. エラストマー用途、塗料、接着剤、防水剤用途
    3. ポリウレタン樹脂の水分による劣化
    4. ポリウレタン弾性繊維 (スパンデックス) 用途
    5. ポリウレタン樹脂の光 (酸化) による劣化
    6. 軟質・半硬質・硬質フォーム用途
    7. ポリウレタン樹脂の熱 (酸化) による劣化
    8. 溶剤・薬品によるトラブル
    9. ポリウレタン樹脂のNOxによる変色
    10. 添加剤による劣化防止
  4. ポリウレタン樹脂の劣化に起因する耐久性の評価方法
    1. 加水分解による劣化促進試験
    2. 耐光性試験
    3. 耐熱性試験
  5. 人工・合成皮革の物理的性能に関する耐久物性の評価方法
    1. 耐ブロッキング性試験
    2. 耐屈曲性試験
    3. 耐揉性試験
    4. 耐摩耗性試験
  6. 質疑応答

講師

  • 榎本 雅穗
    京都女子大学 家政学部 生活造形学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年10月6日〜20日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/2/24 ポリマーの生分解性評価と生分解性ポリマーの高性能化・高機能化 オンライン
2026/2/24 フィラー表面処理・分散技術の考え方、処方テクニック、分散評価 オンライン
2026/2/24 ポリマーアロイの要素技術と再生/バイオマス樹脂への応用 オンライン
2026/2/24 重合反応の基礎・応用 オンライン
2026/2/25 シール技術 東京都 会場・オンライン
2026/2/25 シリコーン製品の企画・開発に向けた材料・製品特性の理解と顧客ニーズに対応する開発戦略 オンライン
2026/2/26 食品開発・品質管理に役立つ官能評価の基礎と実践 オンライン
2026/2/26 繊維リサイクルの最新動向と混紡繊維・ポリアミド素材の革新的リサイクル技術 オンライン
2026/2/26 ポジ型およびネガ型レジスト材料の合成と評価方法および分子設計方法 オンライン
2026/2/26 ポリマーの生分解性評価と生分解性ポリマーの高性能化・高機能化 オンライン
2026/2/26 AIによる二軸押出機の予兆検知・異常兆候把握とデータ活用 オンライン
2026/2/27 生体親和性材料の界面設計・評価・スクリーニング オンライン
2026/2/27 フィルム延伸の基礎と過程現象の解明・構造形成、物性発現・評価方法 オンライン
2026/3/2 PFAS規制の最新動向および代替技術の開発動向 オンライン
2026/3/3 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2026/3/5 プラスチック材料の高次構造・力学物性の制御・解析手法 オンライン
2026/3/6 高剪断成形加工技術の原理・新材料創製・量産化 オンライン
2026/3/9 ポジ型およびネガ型レジスト材料の合成と評価方法および分子設計方法 オンライン
2026/3/9 高剪断成形加工技術の原理・新材料創製・量産化 オンライン
2026/3/10 重合反応の基礎・応用 オンライン

関連する出版物