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バイオ医薬品で起こる蛋白質凝集 (包括的理解、分析と抑制方法、製剤設計、管理戦略)

バイオ医薬品で起こる蛋白質凝集 (包括的理解、分析と抑制方法、製剤設計、管理戦略)

~バイオ医薬品中の凝集体、不溶性異物、微粒子の評価・抑制・対処方法/安定化方法~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオ医薬品中の凝集体、不溶性異物、微粒子の評価・抑制・対処方法について、従来および最新の知見について、ケーススタディを交えながら説明いたします。

開催日

  • 2025年7月15日(火) 10時30分16時30分

修得知識

  • バイオ医薬品に含まれる凝集体に対する考え方
  • バイオ医薬品中の蛋白質凝集体の発生機構と抑制・対処方法
  • バイオ医薬品の安定化方法

プログラム

 バイオ医薬品に含まれる凝集体は免疫原性を持つ可能性があるため、凝集体の発生機構の理解と発生の抑制は重要な課題である。
 本講演では、バイオ医薬品中の凝集体、不溶性異物、微粒子の評価・抑制・対処方法について、従来および最新の知見について、ケーススタディを交えながら説明する。適宜、凝集体についてレギュレトリーサイエンスの観点からの動向についても述べる。

  1. バイオ医薬品と凝集体
    1. バイオ医薬品の構成と不純物
    2. バイオ医薬品に含まれる凝集体に関する現状
    3. 免疫原性との関係と評価方法の概要
  2. バイオ医薬品に含まれる凝集体の種類と発生機構
    1. 凝集体の分類
    2. 各種物理ストレスとの関係
  3. 凝集体の分析
    1. ナノ粒子 (100 nm以下)
    2. サブミクロン粒子 (100 nm〜1 μm)
    3. ミクロン粒子以上 (1 μm〜100 μm)
    4. バイオ医薬品における凝集体のレギュラトリーサイエンス
    5. 凝集体分析における分析参照品
  4. バイオ医薬品の凝集体抑制のために理解すべき方法
    1. タンパク質凝集形成に重要な物理化学的パラメータ
    2. タンパク質の構造安定性
    3. タンパク質のコロイド安定性
    4. 界面変性
    5. 処方開発戦略
  5. バイオ医薬品に活用される添加剤
    1. はじめに
    2. タンパク質の安定性と塩
    3. タンパク質の安定性と糖類
    4. タンパク質の安定性と界面活性剤
    5. タンパク質の安定性とその他の添加剤
    6. タンパク質の安定性と塩
  6. バイオ医薬品の凝集体における容器との関係
    1. バイオ医薬品を保管する容器における注意点
    2. 具体的な容器
    3. PFSにおける凝集体発生に関与する項目
    4. 凍結保管安定性
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 内山 進
    大阪大学 工学研究科 生命先端工学専攻
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

会場受講の複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 52,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

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