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CCUS (CO2分離回収・有効利用・貯留) の現状および各種課題点と今後の展望

CCUS (CO2分離回収・有効利用・貯留) の現状および各種課題点と今後の展望

~CCUS技術で実現するカーボンニュートラルの未来 / 温暖化防止に向けたCCUS技術の可能性と課題~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、大気中のCO2の分離・回収技術を基礎から解説し、低濃度のCO2を回収する最新技術や課題、今後の展望までを詳解いたします。

配信期間

  • 2025年6月30日(月) 13時00分2025年7月7日(月) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年7月4日(金) 16時00分

受講対象者

  • 企業におけるCO2削減に携わる方

修得知識

  • CCUSに関する包括的な知識
  • CCUSにおける国内外の現状や問題点

プログラム

 パリ協定のもと、温暖化による気温上昇を2°Cあるいは1.5°C以下に抑えることが世界全体の目標として設定された。目標達成に向けて、日本を含む各国ではCO2を主とする温室効果ガスの排出を2050年頃に実質ゼロ (ネットゼロあるいはカーボンニュートラル) とすることが潮流となっている。 CCUSはCO2の大幅削減が可能な技術オプションとして期待が大きく、各国で普及に向けた動きが活発化している。日本政府も、先進的CCS事業への支援やCCS関連の法整備等、事業化に向けた環境整備を急いでいる。
 本セミナーでは、CCUSについて、技術の概要、普及の現状、各国の導入政策、今後の見通しや課題を概説し、温暖化政策におけるCCUSの位置付けを明確にする。

  1. 気候変動問題への対応状況
    1. パリ協定
    2. 削減目標の設定
    3. ネットゼロ目標
    4. 国内の対応
    5. カーボンニュートラル宣言
    6. カーボンリサイクル
  2. 二酸化炭素・回収・利用・貯留 (CCUS) の概略
    1. CCUSのバリューチェーン・プロセス
    2. CCUSの歴史
    3. 石油増進回収におけるCO2圧入
    4. 天然ガス精製におけるCO2回収
  3. 二酸化炭素回収・貯留 (CCS) 技術の基本プロセス
    1. CO2回収技術
    2. 回収技術のオプション
    3. 各種回収方式とその仕組み・特徴
    4. 輸送技術
    5. 各種貯留技術とその仕組み・特徴
    6. 地中貯留
    7. 海洋貯留
    8. 鉱物固定
  4. CCSの現状およびプロジェクト事例
    1. CCSの普及の現状
    2. CO2除去技術 (CDR)
    3. BECCS (バイオマスCCS)
    4. DAC (大気直接回収)
    5. 個別事例 (海外)
    6. 欧州プロジェクト事例
    7. 北米プロジェクト事例
    8. 豪州プロジェクト事例
    9. アジアプロジェクト事例
    10. 個別事例 (国内)
    11. 先進的CCS事業
  5. 各国のCCS支援施策事例
    1. 米国
    2. 欧州
    3. 日本
  6. 二酸化炭素回収・利用 (CCUあるいはカーボンニュートラル) 技術
    1. CCUとは?
    2. CCUの技術オプション
    3. CCUの幾つかの論点
    4. CO2の有効利用・資源化の各種展開とポイント
    5. 化学品原料の合成
    6. 燃料製造
    7. 鉱物化
    8. CCUの現状と見通し
  7. CCUの現状およびプロジェクト事例
    1. CCUの商用プロジェクト事例
    2. 化学品原料の合成
    3. 燃料製造
    4. 鉱物化
    5. 温暖化政策におけるCCUの位置付け
    6. CCUのCO2削減ポテンシャル
  8. CCUの社会実装の課題
    1. 各国のCCUへの支援事例
    2. CCUビジネスモデル構築の課題
    3. その他
    • 質疑応答

講師

  • 下田 昭郎
    一般財団法人電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部 気象・流体科学研究部門
    研究推進マネージャー 副研究参事

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
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「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年6月30日〜7月7日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/27 CCUS (CO2分離回収・有効利用・貯留) の現状および各種課題点と今後の展望 オンライン
2025/6/27 相分離生物学入門 オンライン
2025/6/30 工業触媒の基礎 (活性試験、評価) と劣化対策、スケールアップ オンライン
2025/7/8 超臨界CO2の基礎物性と応用技術 オンライン
2025/7/8 カーボンニュートラル時代のCO2排出削減への戦略とLCA動向について オンライン
2025/7/9 工業触媒の基礎 (活性試験、評価) と劣化対策、スケールアップ オンライン
2025/7/9 カーボンニュートラル時代のCO2排出削減への戦略とLCA動向について オンライン
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2025/7/14 化学吸収法による二酸化炭素 (CO2) 分離回収技術の最前線 オンライン
2025/7/15 吸着の基礎と吸着材の選定および吸着分離装置・プロセスの最適設計 オンライン
2025/7/15 化学吸収法による二酸化炭素 (CO2) 分離回収技術の最前線 オンライン
2025/7/15 カーボンニュートラル実現に向けた水素・アンモニア・合成燃料技術 オンライン
2025/7/17 超臨界CO2の基礎物性と応用技術 オンライン
2025/7/18 事業開発に向けた脱炭素政策・制度・規制の把握と技術・市場への影響解説 オンライン
2025/7/25 高分子膜のガス透過メカニズムと高分子CO2分離膜の技術動向 オンライン
2025/7/29 光触媒による二酸化炭素の光燃料化・高付加価値資源化技術動向と今後の展望 オンライン
2025/8/7 ふるい分け操作の最適化とトラブル対策および応用技術 オンライン
2025/8/20 においの見える化を阻むにおいの本質に対応する官能評価、機器分析、においセンサ 東京都 会場・オンライン
2025/9/2 バッチ化学合成プロセスのスケールアップによる化学品・医薬原薬の製造のポイントとトラブル対策 オンライン
2025/9/5 化学プラントの蒸留塔操作におけるトラブルと対応策 オンライン