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エポキシ樹脂用硬化剤の種類、反応機構、選び方、使い方

エポキシ樹脂用硬化剤の種類、反応機構、選び方、使い方

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、エポキシ樹脂について取り上げ、低温での硬化、硬化速度の向上、硬化・密着強度の向上、低配合量での硬化での留意点、新しい硬化剤の開発と反応機構、低誘電に適した硬化剤、硬化剤の使用方法、貯蔵保管やその安全性について詳解いたします。

開催日

  • 2025年4月14日(月) 9時50分 17時10分

プログラム

第1部 エポキシ樹脂の概要、硬化剤の種類と特徴、硬化物の特性評価

(2025年4月14日 9:50〜11:40)

 ビスフェノールA 型エポキシ樹脂など代表的なエポキシ樹脂の製造法と特性および用途、ポリアミン、ジシアンジアミド、酸無水物、ノボラックフェノールなど各種硬化剤の特性と用途、熱分析、動的粘弾性など硬化物の特性評価について解説する。

  1. エポキシ樹脂の概要
    1. エポキシ樹脂の種類、用途と特徴
    2. グリシジルエーテル型エポキシ樹脂
      • ビスフェノールA型
      • ビスフェノールF型
      • ノボラックフェノール型
    3. グリシジルアミン型エポキシ樹脂
    4. グリシジルイソシアヌレート型エポキシ樹脂
    5. 酸化型エポキシ樹脂
    6. リン含有型エポキシ樹脂
    7. フェノキシ樹脂
  2. 硬化剤、硬化促進剤の種類と特徴
    1. 硬化反応の種類と代表的な硬化剤
    2. 活性水素化合物系硬化剤
      • ポリアミン
      • 変性ポリアミン
      • ジシアンジアミド
      • ノボラックフェノール
    3. イミダゾール類
    4. 酸無水物
    5. トリフェニルホスフィン
  3. 硬化物の特性評価
    1. 熱分析
      • DSC
      • TMA
      • TG-DTA
    2. 動的粘弾性
      • DMA
    3. 力学特性
      • 曲げ試験
      • 引張試験
      • 破壊靭性
    4. 電気特性
      • 絶縁性
  4. まとめ
    • 質疑応答

第2部 アミン系化合物の特徴と硬化剤としての応用

(2025年4月14日 11:50〜12:40)

 硬化剤の選定がエポキシ樹脂の特性に大きく影響を与える。
 本講座では一般的によく使用されるエポキシ硬化剤と、その選定基準について解説する。また弊社保有の硬化剤の紹介を交えながら、硬化物の特性についても解説する。

  1. 硬化剤基礎
    1. 硬化剤の体系
    2. 硬化条件と硬化剤の選択
    3. アミン系硬化剤の種類
    4. 市販されている基本アミン
    5. 材料別硬化剤の特性
  2. 変性アミン
    1. 変性の目的
    2. 変性方法と機能付与
  3. その他
    1. 取り扱い上の注意
    2. 効果に与える影響
    • 質疑応答

第3部 酸無水物系エポキシ硬化剤の特徴と高機能化

(2025年4月14日 13:20〜14:10)

 エポキシ樹脂硬化剤として使用される酸無水物の種類と特徴、配合比率や硬化条件の最適化について概説し、 耐熱性・耐湿性・可撓性・不揮発性などの物性改良に取り組んだ実例について解説する。

  1. 酸無水物系エポキシ硬化剤の概要
    1. 酸無水物の特徴
    2. 酸無水物の使用方法
    3. 酸無水物を使いこなすポイント
  2. 酸無水物の高機能化
    1. 高耐熱・耐湿性付与型酸無水物
    2. 可撓性付与型エポキシ硬化剤
    3. 不揮発性酸無水物
    • 質疑応答

第4部 フェノール樹脂系硬化剤とその使い方について

(2025年4月14日 14:20〜15:10)

 フェノール樹脂は長い歴史を有している樹脂です。エポキシ樹脂の原料、硬化剤として優れた機能を発揮し、今日のハイテク分野に貢献しています。
 今回、フェノール樹脂系硬化剤について、最近の動向からのトピックスを交え解説します。

  1. フェノール樹脂について
    1. フェノール樹脂
    2. フェノール樹脂の合成
  2. フェノール樹脂系硬化剤について
    1. 種類と特徴
    2. 硬化反応
    3. 硬化物の特徴
  3. フェノール樹脂系硬化剤の動向 (トピックス)
    1. 低弾性率タイプ
    2. 高熱伝導タイプ
    • 質疑応答

第5部 エポキシ樹脂用潜在性硬化剤の種類と応用

(2025年4月14日 15:20〜16:10)

 エポキシ樹脂硬化剤には様々なものがあり、使用目的に応じて使い分けられている。
 本講座では、アミン系の硬化剤、特に潜在性硬化剤を中心にその種類や、反応機構、応用例について弊社製品の例を交えながら概説する。

  1. はじめに
  2. 硬化剤の用途と種類
    1. 主な用途
    2. 硬化剤の種類、反応機構
    3. 硬化方式
  3. 潜在性硬化剤
    1. 一液性エポキシ樹脂の用途
    2. 潜在性硬化剤の種類、反応機構
    3. 性能評価方法
    4. 応用例
    5. 液状潜在性硬化剤
    • 質疑応答

第6部 イミダゾール硬化剤の特徴と使用方法

(2025年4月14日 16:20〜17:10)

 イミダゾールは、高反応性と樹脂の高耐熱化を達成できるエポキシ樹脂硬化剤である。
 本講演ではイミダゾール系硬化剤の特徴・使用方法・配合例について説明する。

  1. イミダゾールの特徴
  2. イミダゾール系硬化剤の特徴
  3. イミダゾール系硬化剤の反応性制御
  4. 四国化成のイミダゾール系硬化剤
  5. 配合例
  6. 潜在性硬化システム
    1. 潜在性硬化剤
    2. アミンアダクト型潜在性硬化剤
    3. マイクロカプセル型
    • 質疑応答

講師

  • 横山 直樹
    横山技術事務所
    代表
  • 鈴木 宏記
    三菱ケミカル株式会社 SMBG アドバンストソリューションズ統括本部 技術戦略本部 情電技術部 パッケージエレクトロニクスグループ 機能材セクション
  • 永島田 貴之
    新日本理化株式会社 研究開発本部 研究開発部
    副主任研究員
  • 堀口 哲也
    群栄化学工業 株式会社 開発本部 商品技術部
    主任研究員
  • 小林 正治
    株式会社T&K TOKA 機能性樹脂統括部 性樹脂開発部
    部長
  • 熊野 岳
    四国化成工業 株式会社 化学品研究開発本部 機能材料部
    部長

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

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