技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医療機器EO滅菌の基礎と滅菌バリデーションおよびEO排出規制とEO残留物測定のポイント

医療機器EO滅菌の基礎と滅菌バリデーションおよびEO排出規制とEO残留物測定のポイント

~ISO11135:2014, ISO10993-7:2008,Amd1:2019 ,ISO/TS 21387:2020, ISO11138-7:2019対応 / 米国EPAのよるEO環境排出規制の動向、QMS適合性調査の指摘事項と対応方法 (バリデーション計画書、報告書事例紹介)~
オンライン 開催

概要

本セミナーは、医療機器のEO滅菌を導入する場合の問題点及び法規制、また、工程設計、滅菌バリデーション、日常管理の事例を紹介し、実施する上の問題点と注意事項を解説いたします。

開催日

  • 2024年10月10日(木) 10時00分 16時30分

修得知識

  • 滅菌の基礎知識
  • 滅菌バリデーションの方法
  • トラブルシューティング方法
  • EO残留物測定と基準設定
  • QMS適合性調査の対応
  • ISO規格の動向

プログラム

 医薬品医療機器等法 (薬機法) が施行され、滅菌バリデーション基準が改訂されるなど滅菌関連の規制が年々厳しくなっており、薬事規制を遵守し、規格基準を正しく解釈してシステムを構築、運用することが求められています。
 本セミナーは、医療機器のEO滅菌を導入する場合、滅菌を運用する場合の問題点及び法規制、また、工程設計、滅菌バリデーション、日常管理の事例を紹介し実施する上の問題点と注意事項を解説します。さらに、関連試験としてEO残留物測定について、小児使用を含めた許容基準設定の考え方や正しく測定するための抽出法、試験法バリデーションについて説明します。また、最近米国EPAから発出された全米EO排出規制及び環境省通知について解説します。さらに、滅菌関連のQMS適合性調査事例を紹介し対応方法について考えていきたいと思います。

  1. EO滅菌
    1. はじめに (滅菌関連の定義について)
      1. 製品の無菌性保証とは? (バリデーションの必要性)
      2. バイオバーデンと無菌性保証
    2. 法規制
      • 滅菌バリデーション基準
      • ISO規格
      • JIS規格
    3. 滅菌法の選定における問題点と対策
      1. 各滅菌法の特徴比較
      2. 滅菌法の選定に係る法規制
      3. 滅菌委託受託の場合の注意点
      4. 滅菌規格の設定根拠と設定時の問題点
    4. 滅菌バリデーション概念と基礎知識
      1. 滅菌作用、滅菌原理と製品設計、滅菌設備と滅菌条件設定 (滅菌条件設定)
      2. 製品ファミリー、処理カテゴリー同等性の考え方と製品定義の関係
      3. バイオバーデンの滅菌抵抗性と製品ファミリーの同等性、同定試験の必要性
      4. 滅菌バリデーション (IQ、OQ、PQ事例)
      5. 日常管理とプロセスの有効性
        • 圧力による湿度測定
        • パラメトリックリリース
        • リクオリフィケーション頻度/検証の考え方
        • 製品SALの保証
      6. インフラストラクチャーメンテナンスと予防保全
    5. 滅菌における問題点
      1. 変更管理と再検証の必要性
        • OQ
        • PQ
        • バイオバーデン測定
        • 回収率
      2. PCDの利用と管理方法 (ISO11138-7:2019)
      3. 定期監査、再バリデーション不適合時の無菌性保証の考え方
      4. 包装の滅菌への影響
        • 加水分解材料のガスバリア包装
        • 包装の汚染
      5. 滅菌工程の改善
        • 滅菌時間削減
        • 滅菌温度の均一化
      6. 滅菌工程の同等性
        • 複数台の滅菌器
        • 複数プレコン
        • 複数エアレーション
      7. 米国EPAによるEO排出規制と動向、環境省のEO排出規制に関する通知
  2. EO残留物測定 (ISO10993-7:2008 Amd1:2019, JIST0993-7)
    1. EOの医用材料への作用
      • 浸透性 (透過性)
      • 吸着性
      • 反応性
    2. 医療機器のカテゴリー分類 (患者の接触時間)
    3. EO残留物許容限度と許容限度値の根拠 (毒性データ)
    4. 許容限度値、小児使用について、EGについて
    5. EO/ECH残留物測定事例紹介 (GC法)
      • ワーストケースサンプリングと測定頻度、空試験
      • 抽出条件
        • サンプル比率
        • 模擬抽出
        • 徹底抽出
        • 抽出温度/時間
      • 測定法事例紹介
        • 使用カラム
        • 充填材
        • 標準品管理
        • GC設定条件
      • 残留量計算 (未検出の考え方)
      • 試験法バリデーション
    6. EO残留減衰曲線による製品出荷
    7. EOの残留性と除去/低減対策
    8. 残留に影響する要因、残留EO除去方法、残留物低減対策
  3. QMS適合性調査対応のポイント (PMDA、第三者認証機関)
    1. 法的要求と一般事項
    2. QMS適合性調査、指摘事項の考え方と対応について
    3. 滅菌工程監査チェックリスト (添付資料)
    4. QMS適合性調査指摘事項と対応方法
      • 滅菌条件設定の根拠
      • 工程不適合の無菌性保証
      • 再確認不適合の無菌性保証
      • 過積載の滅菌
      • サンプルサイズ設定根拠
  4. 滅菌バリデーション計画書、報告書事例紹介

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/8 医療機器プロセスバリデーションの進め方と統計的手法及びそのサンプルサイズ オンライン
2024/11/8 医療機器におけるユーザビリティエンジニアリング (UE) 適用のポイント オンライン
2024/11/12 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/11/14 再生医療等製品/細胞加工製品の製造・QC担当者のためのGCTP入門 オンライン
2024/11/14 体外診断用医薬品/機器の開発・薬事・保険適用の基礎講座 オンライン
2024/11/15 MDR要求に従い臨床評価報告書や市販後調査 (PMS) と連携の取れたPMCFの実施ポイント オンライン
2024/11/15 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/18 医療機器開発における生物学的安全性評価の進め方と日米欧の要求事項 オンライン
2024/11/18 医療機器リスクマネジメントにおけるISO14971と関連安全規格の規定解説 オンライン
2024/11/19 医療機器GVPの要求する安全管理業務の留意点/効果的なCAPA活動 東京都 会場・オンライン
2024/11/19 医療機器のEO滅菌および放射線滅菌の基礎・規格と滅菌バリデーション オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/20 健康食品広告の最新法規制を押さえる健康食品への安心と信頼性醸成のための広告コンプライアンス オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/22 再生医療等製品における治験薬製造の進め方とトラブル対応 オンライン
2024/11/22 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/25 医療機器開発の全体像とF/Sフェーズ・設計開発フェーズにおける実務ノウハウ オンライン
2024/11/25 再生医療産業分野における新規事業・研究開発テーマ企画の心得と市場参入戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/4/1 メディカルバイオニクス(人工臓器) 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/1 メディカルバイオニクス(人工臓器) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)