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先端パッケージにおける実装技術・実装材料・冷却技術の最新動向とハイブリッド接合技術

先端パッケージにおける実装技術・実装材料・冷却技術の最新動向とハイブリッド接合技術

~2.5D/3D異種機能集積 (チップレット) を実現するパッケージ形態 / ハイブリッド接合とそのプロセス・課題、最先端実装に要求される材料・冷却技術 / ECTC2024などの最新情報も交えながら解説~
オンライン 開催
  • 受講特典: アーカイブ配信付き (視聴期間: 2024年7月5日〜8月11日を予定)

概要

本セミナーでは、高密度実装を必要とするアプリケーション、チップレットを実現する2.xD/2.5D/3D集積技術、高密度実装のカギとなるハイブリッド接合のプロセスと課題および装置の開発状況、熱界面材料 (TIM) やアンダーフィル材料などの要求される材料技術、半導体パッケージの冷却技術の概要、生成AIなどの大規模計算システムで要求される冷却技術などについて、最新情報とともに解説いたします。

開催日

  • 2024年8月2日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 先端パッケージの必要性とそれを実現するための技術の将来予測
  • 三次元ICのための高密度実装を必要とするアプリケーション
  • 高密度実装技術を実現するパッケージ形態とそれぞれの得失
  • 高密度実装のカギとなるハイブリッド接合技術、プロセス課題や装置開発状況
  • 先端パッケージに要求される実装材料技術
  • 熱マネジメントが性能を決める生成AIなどの大規模計算システムで要求される冷却技術

プログラム

 半導体回路の微細化は数十年に渡り、半導体デバイスの高集積化、低消費電力化、低コスト化を同時にもたらしてきたが、このような従来のスケーリングには限界が来ている。特に先端デバイスの設計コストが1製品100億円を超えたり、本来のトランジスタ性能を活かすことができず放熱でシステム性能が決められる時代が来ている。このような状況にあっても、実装におけるスケーリングの余地はまだまだ大きい。特に異なるプロセスや既存チップを組み合わせるチップレットの広がりによって、高密度実装への期待は拡大し、実装への要求内容も急速に変化している。
 本講座ではこのような高密度実装技術を俯瞰し、さらなる高性能・多機能を実現する実装技術、実装材料技術および冷却技術について、世界最大の実装学会であるECTC2024などの最新情報も交えながら解説を行う。

  1. はじめに – 高密度実装の必要性 –
    1. パッケージ配線スケーリングと配線ギャップ
    2. 先端パッケージの変遷
    3. 各種高密度パッケージの優劣比較
    4. 配線密度向上およびパッケージ大型化の技術トレンド
    5. チップレット解説
    6. 設計・デバイス・プロセス・実装の全体最適化 (DTCO/STCO)
  2. 高密度実装技術のアプリケーション
    1. 2nmテクノロジーノード以降のデイバス構造およびパッケージ構造の変化
    2. 高密度実装を要求するロジックアプリケーションとその要求仕様
    3. 高密度実装を要求するメモリアプリケーションとその要求仕様
    4. 高密度実装を要求するイメージセンサアプリケーションとその要求仕様
      1. D/3D異種機能集積 (チップレット) を実現するパッケージ形態とベンチマーク
    5. Siインターポーザーを用いた2.5D/3D集積技術
    6. Siブリッジを用いた2.xD/3D集積技術
    7. 高密度配線基板を用いた2.xD/3D集積技術
    8. 光電融合を実現する2.xD/3D集積技術
  3. 高密度実装のカギとなるハイブリッド接合技術およびそのプロセス課題
    1. ハイブリッド接合のメカニズム
    2. ウェハレベルハイブリッド接合のプロセスフローと課題
    3. ハイブリッド接合に必要な検査工程
    4. チップレベルハイブリッド接合のプロセスフローとその課題
    5. 高歩留まりハイブリッド接合を実現するためのプロセス技術
  4. 高密度実装に要求される材料技術
    1. 放熱効率を支配する熱界面材料 (TIM)
    2. 狭ピッチバンプ接続のカギとなるアンダーフィル材料
    3. 高速信号伝送、低反りを実現する層間絶縁膜材料・基板材料
    4. 低温ハイブリッド接合を実現する銅めっき技術
  5. 最先端実装に要求される冷却技術
    1. 半導体パッケージの冷却技術概説
    2. スーパーコンピューター富岳に使われる冷却技術
    3. シリコンチップを直接冷却するオンチップ冷却技術
    4. システム全体を冷却液に浸す液浸冷却技術
    5. チップの内部に冷却液を入れて放熱するマイクロ流体冷却技術
    • 質疑応答

講師

  • 川野 連也
    東京大学 システムデザイン研究センター (d.lab)
    特任研究員

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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