技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

多孔性材料による気体の吸着制御

多孔性材料による気体の吸着制御

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、多孔性材料による気体の吸着制御について取り上げ、細孔・表面構造の基礎、表面・気体分子間の相互作用とその制御技術を解説いたします。

開催日

  • 2024年4月11日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 固体への気体吸着の基礎
  • 吸着材の選定・設計

プログラム

 本講座では,まず代表的な多孔体の特徴について説明します。そのうえで,多孔体への気体分子の吸着メカニズムについて理解するために気体分子 – 固体表面間の相互作用について説明します。また,窒素・アルゴン吸着を利用した多孔体の細孔構造の解析法ついても解説します。
 これらの理解は適切な吸着剤の選定と吸着システムの設計に役立ちます。

  1. 吸着の基礎
    1. 吸着とはどのような現象か
    2. 吸着現象の利用
    3. 多孔性材料 (多孔体) と吸着
  2. 代表的な多孔体と細孔制御
    1. 多孔体とはどんなものか
    2. 多孔体の細孔について
    3. 多孔化で表面積,細孔容積はどのように変化するか
    4. 細孔径による多孔体の分類
    5. 代表的な多孔体と細孔の制御
  3. 分子間相互作用と気体吸着
    1. 物理吸着と化学吸着
    2. 吸着をもたらす固体表面 – 吸着質間相互作用
  4. 気体吸着実験法と解析
    1. 吸着測定の原理
    2. 吸着等温線
    3. 吸着等温線の解析と吸着理論
  5. 吸着エネルギーの測定と解析
    1. 吸着の熱力学
    2. 吸着エネルギー測定の原理
    3. 微分吸着エネルギー曲線の解析
    4. 等量吸着熱
  6. 多孔性材料の細孔構造,表面構造の制御と気体吸着
    1. 細孔の幾何学的構造を利用した分子吸着性の制御と特性化
    2. 表面化学構造の制御による分子吸着性の制御と特性化
    • 質疑応答

講師

  • 松本 明彦
    豊橋技術科学大学 大学院 工学研究科 応用化学・生命工学系
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/9 燃料電池、水素・アンモニアエネルギーの最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 オンライン
2025/1/12 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2025/1/16 メタネーションの技術動向、事業化展望と企業の取組み オンライン
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/21 触媒の各種評価・解析技術、反応性予測とその応用 オンライン
2025/1/23 水電解・グリーン水素製造の国内外の動向・課題および将来展望 オンライン
2025/1/23 気体・ガスの吸着・脱着の基礎と効果的な活用法 オンライン
2025/1/23 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2025/1/24 CO2分離回収の基礎と冷熱駆動型化学吸収法によるCO2分離回収技術 オンライン
2025/1/28 多孔性材料による気体の吸着制御 オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/29 水電解・グリーン水素製造の国内外の動向・課題および将来展望 オンライン
2025/1/29 気体・ガスの吸着・脱着の基礎と効果的な活用法 オンライン
2025/1/30 カーボンプライシング制度の最新動向と法的留意点 オンライン
2025/1/30 超臨界CO2プロセスの基礎と実用展開 オンライン
2025/1/31 メタネーションの基礎と現状、課題、最新動向 オンライン
2025/2/5 吸着等温線を用いた各種吸着材料の性能評価とデータの解釈 オンライン
2025/2/5 金属材料の水素脆化メカニズムとその分析、抑制方法 オンライン
2025/2/7 メタネーションの基礎と現状、課題、最新動向 オンライン
2025/2/12 脱炭素で注目の水素エネルギーその活用のための「水素取り扱いの基礎」 東京都 会場・オンライン