技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

太陽電池パネル・モジュールのリサイクル技術

太陽電池パネル・モジュールのリサイクル技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、太陽電池パネル・モジュールのリサイクル技術について取り上げ、ガラス、セル/バックシート、フレームなど各部の具体的なリサイクル技術・システム・事例と最新動向を解説いたします。

開催日

  • 2023年10月18日(水) 10時30分 16時00分

プログラム

第1部 大量廃棄時代に向けた太陽光発電パネルリサイクル技術の動向

(2023年10月18日 10:30〜12:00)

 NEDOから新たな太陽光発電 (PV) パネルの排出量予測の改訂版が出され、中位予測の最大排出量が約80万t/yから約30万t/yに変更されましたが、大量処理に耐え得るPVパネル中のガラスの高度リサイクルは依然として重要課題として残されている。
 本講演では、日本の各種のリサイクル技術の現状を整理してそれらの特徴をまとめ、上記目的を可能とさせる技術開発の動向について口述する。

  1. 太陽光発電 (PV) パネルの排出量予測
  2. 日本のPVパネルリサイクル技術の現状
  3. 大量処理可能な 高品質ガラスリサイクル技術の必要性
  4. 撹拌型ミルおよび電気パルス粉砕を利用するガラスの高度リサイクル技術開発
  5. まとめと今後の展望
    • 質疑応答

第2部 使用済み太陽電池モジュールリサイクル推進に向けた取り組み

(2023年10月18日 12:50〜14:20)

 太陽電池モジュールリサイクル等の使用後処理への取り組みは欧州が先行し、日本も含む各国においても様々な取り組みが開始されている。リサイクル等適正処理の重要性は広く認識され始めており、国際機関等からの情報発信も積極的に行われている。
 本講演では、欧米等における太陽電池モジュールリサイクルの動向について概説する。

  1. はじめに
  2. 欧州における太陽電池モジュールリサイクル動向
  3. 米国における太陽電池モジュールリサイクル動向
  4. その他諸国における太陽電池モジュールリサイクル動向
  5. IEA PVPS Task12: PV Sustainabilityにおける取り組み
    • 質疑応答

第3部 熱分解処理と高度選別技術による太陽光パネルリサイクルシステム

(2023年10月18日 14:30〜16:00)

 使用済み太陽光パネルのリサイクル (資源循環) を促進することを目的に、廃棄された太陽光パネルの樹脂成分を熱分解処理後、素材毎に回収する高度選別技術を環境省実証事業において開発した。
 本システムでは高度選別により、金属 (アルミ、銅、銀) は精錬会社へ素材原料として、又ガラスは高品位ガラス原料として回収、有価物として販売することが可能。環境改善効果はCO2削減量で評価し削減効果があることが確認できた。更に水平リサイクルによる資源循環率向上は、マテリアルリサイクルの観点で大変重要である。本講演ではその処理技術を紹介する。

  1. 太陽光パネル導入量と予測廃棄量
  2. 新菱方式太陽光パネルリサイクルシステムについて
  3. 本格設備概要
  4. まとめと今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 大和田 秀二
    早稲田大学 理工学研究院 創造理工学部 環境資源工学科
    教授
  • 河本 桂一
    みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第1部 エネルギービジネスチーム
    上席主任コンサルタント
  • 守谷 大輔
    株式会社 新菱 サーキュラーエコノミー事業部門 企画管理本部
    本部長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2023/12/7 射出成形不良Q&Aセミナー オンライン
2023/12/11 EU電池規則 - 解説 オンライン
2023/12/11 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2023/12/12 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2023/12/12 マレイン酸変性による樹脂複合材料の界面密着性向上 東京都 会場
2023/12/12 乾燥・粉砕・造粒工程でのトラブル事例から見る最適な機器選定/スケールアップのポイント オンライン
2023/12/12 光重合開始剤の種類・特徴と選定・使用方法のポイント オンライン
2023/12/13 海洋分解性プラスチックへの分解開始スイッチ機能の付与 オンライン
2023/12/13 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎とそのプロセス及び工業化・実用化の総合知識 オンライン
2023/12/13 EU電池規則 - 解説 オンライン
2023/12/14 高分子構造・成形加工性を踏まえた環境対応プラスチックの設計指針と高性能化 オンライン
2023/12/14 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系へ活用方法 オンライン
2023/12/15 FCCL (フレキシブル銅張積層板) 用途に向けた高分子フィルムの開発動向および金属との接着技術 オンライン
2023/12/15 高分子材料のナノ多孔化技術と微多孔質高分子の応用展開 オンライン
2023/12/15 高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴・各種分析法 オンライン
2023/12/19 高屈折率材料の基礎と開発における分子設計・制御のポイント オンライン
2023/12/19 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2023/12/19 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2023/12/19 バイオプラスチックの初歩から応用、最新技術・将来展望 オンライン
2023/12/19 有機分子を活用した蓄電デバイスの開発 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/31 世界のレアメタルリサイクル 最新業界レポート
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編 + 進歩編)
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/8/19 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2022/6/30 二次電池の材料に関する最新技術開発