技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質およびエレクトロニクス用途の動向

エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質およびエレクトロニクス用途の動向

~デジタルトランスフォーメーション (DX) ・グリーントランスフォーメーション (GX) 時代を支えるエポキシ樹脂~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、エポキシ樹脂の基礎として、各種エポキシ樹脂の特徴と製造法、 各種硬化剤の特徴と硬化反応機構、硬化物の構造と特性、変性技術、試験法、有害性を解説いたします。
また、電子材料および複合材料といった先端分野で著者らが行ったエポキシ樹脂の研究開発を紹介いたします。

開催日

  • 2023年9月29日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 各種エポキシ樹脂の特徴と製造法
    • グリシジルエーテル型
    • グリシジルアミン型
    • トリグリシジルイソシアヌレート型
    • リン含有型
    • フェノキシ樹脂など
  • 各種硬化剤の特徴と硬化反応機構
    • ポリアミン
    • ジシアンジアミド
    • 酸無水物
    • ノボラックフェノールなど
  • 架橋密度・骨格構造と力学特性、耐熱性、電気特性など硬化物の構造と特性
  • ゴム変性、ポリウレタン変性、フィラー配合など変性や配合改質による硬化物の強靭化
  • エポキシ当量、塩素分などのエポキシ樹脂特性
  • アミン価、活性水素当量などの硬化剤特性
  • 熱分析 (DSC、TMA、TG-DTA) 、動的粘弾性、力学特性 (弾性率、強度、伸度) など硬化物特性の各試験法
  • 急性毒性、慢性毒性、局所刺激性、感作性などエポキシ樹脂の有害性

プログラム

 エポキシ樹脂の基礎として、各種エポキシ樹脂の特徴と製造法、各種硬化剤の特徴と硬化反応機構、硬化物の構造と特性、変性・配合改質技術、分析・評価法、有害性を解説した後、エレクトロニクス用途の動向として、高周波高速伝送用プリント基板向けの低誘電性エポキシ樹脂、微細配線FPC用接着剤向けの高絶縁信頼性エポキシ樹脂組成物、パワー半導体モジュール用封止材向けの高耐熱性エポキシ樹脂、同モジュール用絶縁シート向けの高熱伝導性エポキシ樹脂について解説する。

  1. エポキシ樹脂
    1. グリシジルエーテル型
      • ビスフェノールA型
      • ビスフェノールF型
      • ノボラックフェノール型等
    2. グリシジルアミン型
    3. グリシジルイソシアヌレート型
    4. リン含有型
    5. フェノキシ樹脂
  2. 硬化剤
    1. 活性水素化合物系
      • ポリアミン
      • 変性ポリアミン
      • DICY
      • ノボラックフェノール等
    2. 酸無水物
    3. イミダゾール類
    4. トリフェニルホスフィン
  3. 硬化物
    1. 硬化物の構造と特性
      • 架橋密度・骨格構造と力学特性・耐熱性・電気特性
  4. 変性・配合改質
    1. ゴム変性
    2. ポリウレタン変性
    3. エンジニアリングプラスチック配合改質
    4. フィラー配合改質
  5. 分析・評価法
    1. エポキシ樹脂の分析法
      • エポキシ当量
      • 塩素濃度など
    2. 硬化剤の分析法
      • アミン価
      • 活性水素当量
      • 水酸基当量
    3. 硬化物の特性評価法
      • 熱分析
      • 動的粘弾性
      • 電気特性
  6. 有害性
    1. 急性・慢性毒性、局所刺激、感作性
  7. 先端エレクトロニクス用途における新規エポキシ樹脂の研究開発
    1. 高速信号伝送用プリント基板用途
    2. 微細配線フレキシブルプリント基板 (FPC) 用途
    3. SiC系パワー半導体モジュール用途
      • 封止材
      • 絶縁シート

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/30 プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向 オンライン
2025/1/31 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/1/31 フォトレジスト材料の基本的な構成構造、材料設計および高感度化 オンライン
2025/1/31 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/1/31 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/1/31 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/1/31 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 オンライン
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/3 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/2/4 熱分析の基礎と測定・データ解析 オンライン
2025/2/5 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂の構造、物性と耐熱性向上技術および諸特性との両立 オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/7 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 東京都 会場
2025/2/12 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/2/12 プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 オンライン
2025/2/12 プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用