技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

エポキシ樹脂の構造と硬化剤の選定、変性・配合改質、エレクトロニクス用途の動向

エポキシ樹脂の構造と硬化剤の選定、変性・配合改質、エレクトロニクス用途の動向

~吸湿、クラック、ボイドなどのトラブル対策 / 高周波基板、FPC用接着剤、SiC系パワー半導体用封止材など最新用途~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、エポキシ樹脂の基礎として、各種エポキシ樹脂の特徴と製造法、 各種硬化剤の特徴と硬化反応機構、硬化物の構造と特性、変性技術、試験法、有害性を解説いたします。
また、電子材料および複合材料といった先端分野で著者らが行ったエポキシ樹脂の研究開発を紹介いたします。

開催日

  • 2023年5月31日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • エポキシ樹脂と硬化剤の種類と特徴およびトラブル対策、変性改質、硬化物の構造と特性
  • 先端エレクトロニクス用途で用いられるエポキシ樹脂の内容
    • 高速伝送通信用プリント基板
    • 微細配線フレキシブルプリント基板 (FPC)
    • SiC系パワー半導体モジュール

プログラム

 基礎編として、エポキシ樹脂と硬化剤の種類と特徴およびトラブル対策、変性および配合改質、硬化物の構造と特性を学習後、応用編として、高速伝送通信用プリント基板、微細配線フレキシブルプリント基板、SiC系パワー半導体モジュールといった先端エレクトロニクス用途向けに開発された低誘電性、高絶縁信頼性、高耐熱性、高熱伝導性の各エポキシ樹脂について解説する。

  1. エポキシ樹脂と硬化剤の種類と特徴およびトラブル対策 (基礎編)
    1. エポキシ樹脂
      1. グリシジルエーテル型
      2. グリシジルアミン型
      3. トリグリシジルイソシアヌレート型
      4. 臭素含有型
      5. リン含有型
      6. 脂環式
    2. 硬化剤
      1. ポリアミン
      2. 変性ポリアミン
      3. ジシアンジアミド
      4. 酸無水物
      5. ノボラックフェノール
  2. エポキシ樹脂と硬化剤の分析試験法
    1. エポキシ樹脂
      1. エポキシ当量
      2. 塩素濃度
    2. 硬化剤
      1. アミン価
      2. 活性水素当量
  3. エポキシ樹脂の変性および配合改質
    1. ゴム変性
    2. ポリウレタン変性
    3. フィラー配合改質
  4. 硬化物の特性評価法および構造と特性
    1. 熱特性
      • DSC
      • TMA
      • TG-DTA
    2. 動的粘弾性
    3. 力学特性
      • 弾性率・破断強度・破断伸度
      • 破壊靭性
    4. 電気特性
      • 絶縁信頼性
      • 誘電特性
    5. 架橋密度と力学特性・耐熱性
    6. 骨格構造と力学特性・耐熱性・電気特性
  5. エポキシ樹脂の有害性
    • 急性・慢性毒性
    • 局所刺激性
    • 感作性
  6. 先端エレクトロニクス用エポキシ樹脂の開発動向 (応用編)
    1. 高速伝送通信用プリント基板に用いられる低誘電性エポキシ樹脂
    2. フレキシブルプリント基板 (FPC) 用接着剤に用いられる高絶縁信頼性エポキシ樹脂組成物
    3. SiC系パワー半導体モジュール用封止材および絶縁シートに用いられる高耐熱性エポキシ樹脂および高熱伝導性エポキシ樹脂
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/23 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2024/12/24 粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例 オンライン
2024/12/24 ポリマーナノコンポジットの基礎と電気絶縁特性・熱伝導性の向上 オンライン
2024/12/24 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2024/12/25 プラスチック廃棄、海洋汚染防止、再生プラスチック、PFAS問題に関する国内外規格規制の動向と対応 オンライン
2024/12/25 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2024/12/25 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2024/12/26 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/27 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2025/1/6 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/1/7 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2025/1/8 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化の総合知識 オンライン
2025/1/10 ゴム材料のトライボロジー入門 オンライン
2025/1/10 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/15 高分子重合反応の基礎とモノマー・開始剤の選定、プロセス最適化 オンライン
2025/1/16 プラスチック・樹脂における耐衝撃性向上技術と衝撃特性解析 オンライン
2025/1/20 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2025/1/20 プラスチックのリサイクル促進に向けた材料設計・成形加工の技術と知識 オンライン
2025/1/21 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用