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エポキシ樹脂の基礎、硬化剤との反応および副資材による機能化

エポキシ樹脂の基礎、硬化剤との反応および副資材による機能化

~さまざまな硬化剤、硬化メカニズム、副資材 (主にフィラー) の選定 / 機能化~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2022年10月22日〜28日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2022年10月21日まで承ります。

概要

本セミナーでは、エポキシ樹脂 (主鎖) の化学構造から解説し、さまざまな硬化剤との反応機構を捕らえることで、 硬化物の良い物性を得るための基礎的な考え方、フィラーの使い方、熱衝撃試験による耐クラック性解析により、硬化物の物性評価に関する方法論を紹介いたします。

開催日

  • 2022年10月21日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 熱硬化性樹脂・エポキシ樹脂に関連する技術者、品質担当者、ユーザ
    • 塗料
    • 接着剤
    • 土木・建築
    • 複合材料
    • 電子材料
    • 合板
    • 成形材料
    • 鋳物 など
  • 熱硬化性樹脂の合成・応用に関わる技術者、研究者、開発者
  • エポキシ硬化剤に課題のある技術者、研究者

修得知識

  • エポキシ樹脂の基礎
  • エポキシ樹脂 (主鎖あるいは主剤) と硬化剤の選択
  • 硬化反応・硬化物物性の基本的な考え方
  • 副資材の種類と目的
  • 無機フィラーを加えた場合の機械的物性や化学的耐性
  • 熱衝撃試験による耐クラック性評価

プログラム

 エポキシ樹脂は、成形性、接着性、電気絶縁性、機械的強度、・・・と様々な良い特徴を持っているために、多くの分野で便利に用いられている。エポキシ樹脂はその主鎖となる樹脂だけでなく、硬化剤をいろいろと選ぶことができるのと同時に、硬化剤の種類を選ぶことによって物性が大きく変わることが特徴であり、その選定は重要である。さらに、使用目的に応じて副資材を利用して、さまざまな機能を付与している。
 本講では、エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂に使われるさまざまな硬化剤の化学構造と、その硬化反応の基礎、さらには硬化物の性質を解説するとともに、副資材 (主にフィラー) の選定や機能化について説明する。

第1部 エポキシ樹脂の化学構造と特徴

  1. エポキシ樹脂の高分子構造
    1. エポキシ樹脂とは
    2. エポキシ樹脂硬化物の分子構造
    3. エポキシ環の反応性とその特徴
  2. ビスフェノール型エポキシ樹脂の構造と特徴
    1. ビスフェノールA型樹脂の特徴と用途
    2. ビスフェノールA型樹脂の原料と合成
    3. ビスフェノール型のバリエーション
  3. ノボラック型エポキシ樹脂の構造と特徴
    1. フェノールノボラック型/クレゾールノボラック型
    2. ノボラック型エポキシ樹脂のバリエーション
  4. その他のエポキシ樹脂
    1. 環状脂環式、グリシジルエステル、グリシジルアミン、複素環式
    2. ビフェニル型、多環芳香族、水添脂環式

第2部 主な硬化剤と硬化メカニズムの基礎

  1. 硬化剤と活性水素
    1. 硬化剤の種類と分類
    2. 活性水素
  2. アミン系硬化剤
    1. アミン系硬化剤とその反応
    2. アミン系硬化剤の種類と特徴
    3. 変性アミンとその効果
  3. ポリチオール硬化剤
  4. 酸無水物系硬化剤
    1. 酸無水物硬化剤とその反応
    2. 酸無水物硬化剤の種類と特徴
  5. フェノール系硬化剤
  6. その他の硬化剤
    1. 触媒系硬化剤 (イミダゾール、他)
    2. 潜在硬化剤 (DICY、他)

第3部 エポキシ硬化物の特性

  1. エポキシ樹脂の硬化特性とモニタリング
    1. 異なる硬化剤の硬化特性
    2. 硬化のモニタリング法
  2. エポキシ樹脂の機械的特性
    1. 混合エポキシ樹脂の強度分布
    2. 破壊靱性
  3. 硬化剤の異なるエポキシ樹脂の耐食性と経年劣化
    1. エポキシ樹脂の耐酸性・耐アルカリ性
    2. 表面反応型、腐食層形成型の腐食劣化挙動と寿命評価
    3. 全面浸入型の腐食劣化挙動と寿命評価

第4部 副資材による機能化と評価

  1. 副資材の種類と特徴
    1. 充填材の種類と特徴
    2. フィラーの用途
    3. フィラーを充填したエポキシ樹脂の機械的特性
  2. フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性評価
    1. 熱衝撃と耐熱衝撃性試験方法
    2. 硬質フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性
    3. 軟質フィラーの効果とハイブリッド充填による耐熱衝撃性の傾向
  3. フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐水性・耐食性
    1. 反応性フィラーを充てんしたエポキシ樹脂の耐食挙動
    2. フィラーを充填した樹脂への浸入と浸入抑制
    • 質疑応答

講師

  • 久保内 昌敏
    東京科学大学 物質理工学院 応用化学系
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
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  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2022年10月22日〜28日を予定しております。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

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