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濃厚/非水/多成分系における微粒子/ナノ粒子の分散・凝集制御技術

濃厚/非水/多成分系における微粒子/ナノ粒子の分散・凝集制御技術

~厄介な分散系を手懐けるためのコツ~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、「濃厚系」「非水系」「多成分系」の分散の諸問題の解決のために表面自由エネルギー、SP値・HSP値に基づくぬれ・分散化の考え方、静電反発力および立体反発力による安定化理論をどのように適用すれば問題を解決できるか、基礎から分かりやすく説明いたします。

開催日

  • 2022年10月18日(火) 10時00分 16時30分

受講対象者

  • 微粒子分散に関連する技術者、開発者、研究者
    • 粉体
    • 高分子
    • 塗料
    • インク
    • 機能性材料
    • 接着剤
    • エラストマー
    • 医薬品
    • 化粧品食品
    • サプリメント など

修得知識

  • 溶解度パラメータ、表面エネルギーおよび酸塩基度の基礎と求め方
  • 粒子分散液における良溶媒と分散剤の選択指針
  • 高分子コンポジットにおけるフィラーの付着/分散性と表面改質
  • 濃厚粒子分散系の分散・安定性試験法とチキソ剤の選択

プログラム

 粒子分散系は、数ある分散系の中でもとりわけ厄介な分散系です.その主な原因は、粒子やフィラーの多種多様さにあります。すなわち、大きさや分布、材質、および形状など、まさに千差万別ですから、その都度ノウハウに頼らざるを得ないのが現状でしょう。
 難分散性の濃厚/非水/多成分系、特に高分子コンポジットや粒子分散液などでは、分散・安定化のための溶媒/樹脂や分散剤の選択および表面改質にも、よりシビアな対応が必要です。
 そこで適用範囲の広い溶解度パラメータを中心に、表面エネルギーや酸塩基度なども活用し、最新の応用事例を踏まえて基礎から解説します。

  1. 粒子分散系における分散・安定性不良の原因と対策
    1. 粒子分散系の調製プロセス
    2. 濃厚系の課題
    3. 非水系の課題
    4. 多成分系の課題
  2. 分散・安定化の評価に必要なパラメータとその求め方
    1. 溶解度パラメータの基礎と求め方
      • ハンセンの3DSP値 (HSP値) と4DSP値
      • 化合物のHSP値・4DSP値の計算と測定法
      • 粒子表面のHSP値・4DSP値と測定法
    2. 表面エネルギーの基礎と測定法
      • ヤング・デュプレ式と付着仕事
      • 表面エネルギーの成分項とオーエンス・ウエント式
    3. 酸塩基度の基礎と測定法
      • ルイスの酸塩基性とグートマンのアクセプター数/ドナー数
      • 滴定法 (電荷0点、酸価・アミン価) およびIGC法
  3. 粒子分散液における分散・安定化機構
    1. ぬれ/分散化のための良溶媒の選択
      • ハンセン球およびテァーズ線図の利用
      • ウエッティングエンベロープとぬれ性の制御
    2. 粒子間に働く相互作用力と安定化機構
      • フアンデルワールス力とハマカー定数
      • 静電反発力とDLVO理論
      • 立体反発力とアレキサンダー&ド・ジャン理論
  4. 分散剤の働きと選択指針
    1. ブロック型/クシ型分散剤と高性能分散剤の開発
    2. 高分子分散剤の選択指針
      • 相溶鎖の伸張性と良溶媒の選択
      • 最適添加量と枯渇現象
      • 酸塩基性と吸着機構
      • 高分子ブラシと自己組織化単分子膜
    3. 分散剤選択におけるHSP値の役割
      • 溶媒、分散剤および粒子間のHSP値のバランス
      • ダブルハンセン球を用いたCBの最適分散剤
      • 4DSP値を用いた難分散性有機顔料の最適分散剤
  5. 高分子コンポジットにおけるフィラーの付着/分散性と表面改質
    1. 高分子コンポジット/ブレンドの相分離性
    2. ウエッティングパラメータとフィラーの局在性
    3. 相互作用距離とハンセン球による付着/分散性の評価
    4. 表面改質法
      • 表面改質の目的と手法
      • 界面活性剤の種類と応用
      • カップリング反応
      • 表面グラフト反応
  6. 濃厚系の分散・安定性試験法とチキソ剤の選択指針
    1. 湿潤点・流動点
    2. フロック径法
    3. チキソトロピーと動的粘弾性
    4. チキソ剤の働きと選択指針
    • まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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