技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

細胞培養の基礎と品質管理/品質評価の実践ノウハウ

細胞培養の基礎と品質管理/品質評価の実践ノウハウ

~細胞培養の手技、使用機器の管理・メンテナンス、汚染防止策に関する実演動画付き~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合は、2022年10月11日ごろ配信開始予定 (視聴期間:配信後10日間)

概要

本セミナーでは、細胞培養の基礎から解説し、細胞培養における品質管理、細胞培養・管理のトラブルとその対処法、細胞の応用と産業活用について詳解いたします。

開催日

  • 2022年9月28日(水) 13時00分 16時30分
  • 2022年9月29日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 細胞培養に関連する技術者、開発者、担当者
    • 医薬品
    • 再生医療
    • 医療器具 など

修得知識

  • 細胞培養の基礎知識
  • 細胞培養を始めるための準備
  • 細胞培養に関する基礎技術
  • 細胞培養・管理のトラブル対処法
  • 細胞の保存・輸送方法に関するノウハウ
  • 細胞培養における品質管理技術
  • 細胞培養における品質評価の考え方

プログラム

 細胞培養は研究・開発においては必要不可欠なツールとして幅広い分野で活用されています。このような汎用ツールであるため、細胞培養に関して真剣に学ぶ機会も少ないのが現状ではないでしょうか?
 1日目では、細胞培養をしたことの無い未経験者、培養初心者ならびに何となく細胞培養を行っていた方に向けて、細胞培養の知識や技術を学習する機会となるような講座を目指して講義します。
 2日目では、これまで見逃していた意外な盲点などを学ぶことで、細胞品質管理の重要性について一層理解を深め、汚染を未然に防ぐポイントを理解して頂きます。また、細胞の保存・輸送方法に関するノウハウを理解することにより、より確実な細胞の取扱い技術が身に付きます。
 この2日間を通して、細胞培養の基本から培養方法、品質管理、品質評価方法をマスターしていただければ幸いでございます。

  1. 細胞培養を行う上で知っておくべき基本知識と、細胞培養に必要な設備準備・メンテナンス方法
    1. 細胞培養の歴史
    2. 細胞培養における問題点と細胞バンク
    3. 細胞培養施設の設計・準備・管理
      1. リスクグループとバイオセーフティーレベル (BSL)
      2. 無菌操作の確保、クリーンルームの条件
      3. 細胞培養施設の設計とポイント
    4. 細胞培養に必要な機器の準備・管理
      1. 細胞培養設備に必要な機器
        • 安全キャビネット
        • CO2インキュベーター
        • 遠心機
        • 冷凍冷蔵庫
        • オートクレイブ
        • その他あると良いもの
      2. 細胞培養に使用する関連機器の管理・メンテナンス【動画で要点整理】
      3. 細胞培養に伴う廃棄物処理に関する管理
    5. 使用する細胞の選択、細胞情報の取得
      1. そもそも細胞とはどんなものなのか?
      2. 細胞の種類と特徴
      3. 細胞の情報取得、入手方法のやり方
      4. 関連する法令
    6. 培地調製の方法と注意点
      1. 粉末培地と液体培地
      2. オートクレイブと濾過滅菌
      3. よくありがちな質問・注意点
    7. 細胞培養手技の再チェック【動画で確認】
      1. 細胞培養士認定制度
      2. 参考書・お役立ちサイト
    8. 細胞培養の記録方法・管理
      1. 細胞名と登録番号
      2. 培養種別とロット管理
      3. 培養記録とデータベース管理
      4. 培地、培養容器、培養設備等の管理
    9. 3次元培養の概要
      1. がん細胞株の3次元培養
      2. PDXと3次元培養
      3. オルガノイド
    10. 外部リソースの利用
      1. 再生・細胞治療における材料入手
      2. その他の外部リソースの利用
    • 質疑応答
    • 細胞培養時の注意点・汚染防止策と細胞の保存・輸送方法
      1. 細胞品質管理の重要性
        1. 細胞の品質管理とは
        2. マイコプラズマとは、汚染による影響
        3. 細胞同士のクロスコンタミネーションとは、その影響
        4. 目に見えない汚染に対する対策
      2. 汚染防止策【動画でチェック】
        1. 汚染が起こりやすいポイントは?
        2. 汚染を未然に防ぐ方法
        3. 汚染したときの対処法
        4. トラブルに繋がる!よく耳にするこんな細胞管理
        5. 早期発見の重要性
      3. 細胞の保存方法・管理
        1. 細胞保存、輸送に関する設備要件・管理
        2. 細胞バンクの細胞保存室の実際
        3. 液体窒素自動供給システム
        4. 様々な細胞保存方法
      4. 細胞の国内・国外輸送方法
        1. 細胞輸送の方法 – 凍結状態、培養状態
        2. 温度管理記録
        3. 輸送における注意点
    • 細胞の品質管理法と品質評価
      1. 細菌・真菌を対象とした無菌検査の方法
      2. 細胞のマイコプラズマ汚染検査の方法と注意点
        1. 直接培養法
        2. 指標細胞を用いたDNA蛍光染色法
        3. ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) を用いた検出法
        4. 生物発光法
        5. 新しい検査法
        6. それぞれの長所・短所、注意点
        7. 検査方法陽性対象・陰性対照の選択
        8. マイコプラズマ汚染が発覚した時の対策
      3. 使用細胞の認証方法 (細胞認証試験の方法)
        1. 認証方法の流れとデータベース構築
        2. HeLa細胞について
        3. 国内外における取組み
        4. クロスコンタミを防止する9か条
      4. 細胞のウイルス検査の方法
        1. ウイルスの基礎、細胞が感染した時の影響
        2. いつどこでウイルスに感染するのか
        3. JCRB細胞バンクにおけるウイルス検査・体制
        4. 各種ウイルス試験の概要
        5. ウイルスに関する国内外の基準・ガイドライン
      5. 細胞品質管理記録
      6. 細胞を用いる場合の品質管理の考え方
      7. 細胞研究のための標準化
    • 細胞培養に関する質疑応答
      • 参考:細胞バンクに寄せられる問い合わせ内容の紹介やこれまでにセミナー参加者から受けた質問などの紹介も含めて

講師

  • 小原 有弘
    国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 培養資源研究室
    研究リーダー

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 33,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 動物細胞におけるバイオリアクターの装置・操作設計/スケールアップと大量培養における注意点 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/7 再生医療等製品の製造現場におけるGCTP適合性調査対策のポイント オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」