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プラスチック包装材料の技術動向と環境対応への課題と現状

プラスチック包装材料の技術動向と環境対応への課題と現状

~プラスチック包装材料の環境対応に向けた考え方 / プラスチック包装材料のリサイクルの現状と課題 / 軟包装材料の国内外の最新動向~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、容器包装材料について取り上げ、バイオマス、生分解、リサイクル等、環境対応型材料の開発事例を詳解いたします。

開催日

  • 2022年9月28日(水) 13時00分 16時30分

修得知識

  • プラスチックの再生技術 (メカニカルリサイクル、ケミカルリシクルの種類と現状)
  • 循環型ポリマーの海外での採用事例
  • recyclableとは何かの応手定義
  • 軟包装材料の回収・再生処理の課題
  • プラスチック材料の進むべき方向

プログラム

 世界は循環型パッケージ向けて進んでいる。特にプラスチックを多く利用する軟包装、プラススチック容器は早急なる対応が迫られている。海外樹脂メーカー,包装のコンバーターは循環型ポリマー、recyclableに向けてつき進んでいる。循環型ポリマーの安全性についてはFDA,EFSAも関心が高く、それぞれコメントを出している。国内はまだこれからの感じが強いがEUの規制も来年頃には出る予定であり、待ったなしの状態である。
 本セミナーでは、国内外の現状、事例を参考にこれからのプラスチック包装の進むべき方向を説明する。

  1. 包装の大きなトレンド
    • 現在及び今後の包装はどのような動きをしているかを理解
  2. SDGsの理解
    • Circular Economyに関連してSDGs対応とは何か、具体的なテーマ事例を理解
  3. 循環型パッケージへの対応 (回収し再生再利用のパッケージ)
    1. なぜ循環型パッケージが必要か
    2. 循環型プラスチックの必要性
    3. 循環型プラスチックの現状
    4. 回収プラスチック包材の再生再利用技術
    5. 回収・選別システム事例
      • sorting技術事例
      • 英国Recycleye社
  4. プラスチック再生技術・循環型プラスチックの課題
    1. メカニカルリサイクルの課題と再生法の新技術
    2. ケミカルリサイクルの各技術と課題
      1. 熱分解タイプ
      2. ガス化タイプ
      3. 超臨界タイプ
      4. PETボトルの再生処理技術
        • メカニカルリサイクル
        • ケミカルリサイクル
        • 酵素分解リサイクル
    3. 溶剤利用剥離技術
  5. プラスチック包装材料のリサイクルの現状と課題
    1. 廃プラの収集、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律
    2. FDA、EFSAの対応
    3. 紙を含む包装仕様の対応
  6. プラスチック製の包装のRecyclableとは
    1. Recyclable認定基準
    2. 認定されたRecyclable Packagesの事例
    3. 認定機関がない国内の対応事例
  7. 循環型プラッスチックの採用事例
    1. rPET
    2. rPP容器
  8. 軟包装材料の国内外の最新動向
    1. OPPのAl2O3蒸着フィルム
    2. 新しいOPPフィルム
    3. Bio – based Polymersの利用
    4. 食品包材の回収・再生再利用技術のEU事例 (NEXTLOOPP他)
    5. Certified Resins採用事例
  9. コンポスタブル及び生分解性樹脂の課題
  10. プラスチック包材と小ロット対策
    • 無駄なプラスチック包材の廃棄量削減と包材製造工程の進歩
    • 包材製造時のCO2排出量削減を求める動き
  11. 英国の30%再生樹脂の使用とは
    • まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
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  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

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  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

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    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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