技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

炭素循環 (カーボンリサイクル) 技術

炭素循環 (カーボンリサイクル) 技術

~触媒からみるCO2利用、水素製造、バイオマス・廃プラスチックの利用技術~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、二酸化炭素を原料としたエネルギーと化学品の製造技術、さらに実現可能なバイオマスや廃プラスチック原料からエネルギーと化学品製造技術を最新の欧州、米国、中国の動向を含めて解説いたします。

開催日

  • 2022年7月27日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 二酸化炭素、メタン、水素に関心のある研究者・技術者、技術企画、経営企画部門の方
  • 地球温暖化対策に関心のある研究者・技術者、技術企画、経営企画部門の方

修得知識

  • 二酸化炭素排出削減、利用の取り組みの最新動向
  • Power to Gas, Power to Liquidの実際
  • 天然ガス/メタン利用の最新動向
  • 再生可能エネルギーを用いたエネルギー、化学品製造技術
  • 水素社会関連技術の最新動向

プログラム

 COP26で日本は温暖化ガスを46%削減することを宣言した。日本は、原子力発電やバイオマスそしてCCSでCO2を削減することは容易ではない。現実的なことは国内の太陽電池や洋上風力による再エネ電源とそれによって発生する余剰電力をフルに用いること。そして不足分は海外からエネルギーを輸入することである。
 それらのエネルギーを用いたメタン、メタノール、航空燃料や化学品の最新の製造技術、又、廃プラスチックや都市ゴミからの燃料や化学品製造の可能性についても解説し、CO2を用いたビジネスの可能性にも言及したい。

  1. CO2排出の現状と削減見通し
  2. CO2の固定
    1. CO2の分離回収
    2. CCSの現状
    3. セメントとしての固定化
    4. 炭酸塩としての固定化
  3. 合成ガスの製造
    1. 水蒸気改質
    2. ドライリフォーミング
    3. 逆シフト反応
  4. CO2を用いた燃料の合成
    1. メタンの合成
    2. LPGの合成
    3. DMEの合成
    4. e – fuel (FT合成、TIGASプロセス)
    5. 航空燃料の製造
    6. 船舶燃料
  5. CO2を用いた化学品の合成
    1. メタノールの合成
    2. エタノールの合成
    3. 機能化学品の合成
    4. ポリマーの合成
  6. メタノール、エタノールケミストリー
    1. メタノールから燃料の合成
    2. メタノールから化学品の合成
    3. アルコールから燃料の合成
    4. エタノールから化学品の合成
  7. CO2フリー水素
    1. グリーン水素
    2. メタン分解による水素 (ターコイズ水素) 製造
    3. 電解による水素製造
    4. 人工光合成開発状況
    5. 燃料電池の現状
  8. 水素貯蔵輸送
    1. メチルシクロヘキサン
    2. アンモニア
  9. バイオマスの利用
    1. バイオマスから航空燃料
    2. バイオマスから化学品の合成
  10. 廃プラスチック・都市ゴミ利用
    1. 廃プラスチックのケミカルリサイクル
    2. 廃プラスチック・都市ゴミのガス化利用
    3. 廃棄物からジェット燃料の合成

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2023/6/8 e-fuelのメカニズム・合理性と非合理性・展望と課題 オンライン
2023/6/12 再生可能エネルギーと共存できる原子力発電 (新型原子炉) の技術開発動向 会場・オンライン
2023/6/12 リグニンの基礎と酸化分解による化学変換 オンライン
2023/6/13 エネルギー業界の激変と今後どのような変化が予想されるかについて 東京都 会場・オンライン
2023/6/13 水素エネルギーとその関連デバイス (燃料電池、水電解) の原理、現状及び課題 オンライン
2023/6/14 固体触媒を用いた二酸化炭素からの有用化学品合成技術 オンライン
2023/6/14 米国の合成燃料へのアプローチ 東京都 会場・オンライン
2023/6/20 熱から発電や冷却が可能な、熱音響装置の基礎 オンライン
2023/6/21 固体触媒の基礎と種類、特徴と技術動向 オンライン
2023/6/22 リグニンの基礎と酸化分解による化学変換 オンライン
2023/6/22 バイオディーゼル燃料の基礎、応用および開発動向 オンライン
2023/6/23 CCUS (CO2分離回収・有効利用・貯留) の基礎知識および各種課題点と今後の展望 オンライン
2023/6/26 金属材料の水素脆化メカニズムと抑制手法および分析方法の最新の動向 オンライン
2023/6/26 バイオマス利用の再生可能エネルギーとしてのバイオエタノール オンライン
2023/6/27 触媒の劣化メカニズムとその対策 オンライン
2023/6/28 金属有機構造体 (MOF) によるガス分離・吸着への応用 オンライン
2023/6/28 微細藻類・海洋微生物の燃料・素材等への応用と最新動向 オンライン
2023/6/28 CO2分離回収技術の概要、開発動向と展望 オンライン
2023/6/29 生分解性プラスチックの動向、設計技術とその評価 オンライン
2023/6/29 高分子膜のガス透過メカニズムと高分子CO2分離膜の技術動向 オンライン

関連する出版物