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電子機器におけるEMC設計の基礎と応用、および見落としがちな重要ポイント

電子機器におけるEMC設計の基礎と応用、および見落としがちな重要ポイント

~回路実装設計のために必要な基礎知識の理解と8つの基本ルール / 放射体の特性理解と基本ルールの限界と留意すべき点~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ノイズの基礎を理解していただいた上で、実際編として応用が効くように、回路実装設計における重要なポイントや見落としやすい留意点をわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2022年7月21日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 電子機器開発、EMC設計・対策 (ノイズ対策) の実務担当者、技術者
  • 電子機器開発の経験が浅い方
  • 電子機器開発について基礎的なことからマスターしたい方
  • ノイズ対策で課題を抱えている方

修得知識

  • 電子機器のEMC問題の基本的なメカニズム
  • EMC (ノイズ対策) 設計の基本的な考え方と要点
  • 機器個別に対応したプリント基板の回路実装設計の実際的手法
  • ノイズ対策設計において、見落としやすいポイント

プログラム

 電子機器のノイズ問題に対して、電磁界解析や実験などで得られた対策手法、ノウハウ、ルールなどが蓄積されてきています。それでも、出荷段階でEMC規格をクリヤできず、苦しむこともあります。この中には、以前は効果があったのに、今回は思うようにいかなかったということもあります。このような事態にならないためには、ノイズ問題のメカニズムをきちんと理解し、機器個別に対応した設計を行う必要があります。
 本講座では、始めに、基礎編として一般論を整理します。次に、実際編として、応用が効くように回路実装設計における重要なポイント、及び、見落としやすいことなどを重点に、わかりやすく解説します。

  1. 電子機器のEMC問題 (ノイズ問題) と規格の概要
    1. IoT時代の電磁環境 – 電子機器を取り巻く電磁環境
    2. 電子機器から見たEMC問題
    3. EMC規格の概要
      • EMC規格の概要
      • EMC規格 – クリヤが難しい規格は?
  2. EMC対策 3つの基本的な考え方
    1. 全方位、全周波数領域で配慮 – もぐらたたきにならないために
    2. エネルギーの流れ:ノイズ発生の上流側で配慮 – 効果的な対策のために
    3. 機器開発のステップ:開発工程の上流で配慮 – 開発コスト、期間の最小化のために
  3. EMC対策の中心はプリント基板の回路実装設計
    1. なぜ、プリント基板の回路実装設計が重要なのか
    2. プリント基板で起きる3つのノイズ – SI、PI、EMI
    3. 最も厄介なEMIノイズ 発生源で対策するのが基本
    4. ノイズ対策の階層と考え方
  4. 前準備:回路実装設計のために必要な電磁気・伝送回路の基礎
    1. 電子機器設計に必要な基本知識
    2. 回路図を見て思いこまないために
    3. 回路図には見えない結合を理解するために
    4. デジタル回路特有の電磁界
    5. 分布定数回路の振舞い
    6. 意図せずアンテナになってしまうもの – アンテナモデルと放射
  5. 基礎編:回路実装設計にとって必須となる8つの基本ルール
    1. 電子回路の基本3要素
    2. デバイスの選択と実装設計
    3. 配線への配慮
    4. グラウンド系の強化
  6. 実際編:機器実装設計で見落としやすい放射体の特性
    1. プリント基板周辺の金属板の影響
    2. 接続ケーブルの影響
  7. 実際編:基本ルールはどこまで有効か – 実験基板による基本ルールの検証
    1. 実験基板とパラメータ
    2. パラメータの影響分析
      • デバイスの影響
      • 層構成の影響
      • 電源層分割の影響
      • ビアの影響
    3. パラメータの影響のまとめ
  8. 万能ではない基本ルール その限界と留意点
    1. 基本ルールの限界
    2. 放射特性を決めるメカニズム
    3. 知っておきたい基本ルールの意義と留意点
  9. まとめ – これからのノイズ対策設計の展望
    • 質疑応答

講師

  • 芳賀 知
    ティー・エム研究所
    代表

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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