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慢性腎臓病の診断・治療の現状と今後求める新診断法、新治療薬像

慢性腎臓病の診断・治療の現状と今後求める新診断法、新治療薬像

~CKDの診断法/治療薬選定の考え方と薬物療法の実際・新しい診断方法/治療薬~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、慢性腎臓病について取り上げ、慢性腎臓病の診断、治療の実情を解説し、今求められる臨床ニーズから新治療薬、新診断法像について解説いたします。

開催日

  • 2022年7月8日(金) 14時00分17時00分

プログラム

 慢性腎臓病 (CKD) は様々な原疾患によって生じるが、今後、注目すべき疾患および病態として糖尿病性腎臓病と心腎連関症候群が挙げられる。糖尿病性腎臓病に関しては、アンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシンII受容体拮抗薬 (ARB) が治療薬の第一選択薬であるが、顕性蛋白尿を伴う糖尿病性腎症の治療効果に関するエビデンスはあるものの、尿所見異常を伴わない糖尿病性腎臓病の治療効果に関するエビデンスは少ない。また、心不全を対象とした薬物治療において、特に左室収縮機能の低下を伴う心不全 (HFrEF) の薬物治療には生命予後改善効果のエビデンスが集積されつつあるが、これらの臨床試験においてG4~G5レベルのCKDは除外基準とされている場合が多く、診断や病態の判断のみで直ちにエビデンスに基づく治療薬選択が可能とは言えない。また、ACE阻害薬やARBによる糸球体の過剰濾過抑制が腎保護効果の主たる機序のひとつと考えられているが、その抑制効果が過大である場合、逆に腎予後を悪化させる可能性も指摘されている。
 今回、非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬、エンドセリン受容体拮抗薬、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬、HIF – PH阻害薬などの治療薬を中心に最新のエビデンスを共有したい。

  1. 慢性腎臓病CKDの基礎
    • CKDの定義
    • CKD診断の基礎
    • CKD治療の基礎
  2. 慢性腎臓病CKDの診断法
    • 腎炎、腎症の診断
    • 腎硬化症の診断
    • 糖尿病性腎臓病の診断
    • 尿細管間質性腎炎の診断
    • その他の腎障害
  3. CKDの治療薬選定の考え方と薬物療法の実際
    • レニン・アンジオテンシン (RA) 系抑制薬
    • エンドセリン受容体拮抗薬
    • アンジオテンシン受容体 – ネプリライシン阻害薬
      Angiotensin-Neprilysin Inhibitor (ARNI)
    • ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬
      Mineralocorticoid receptor antagonist (MRA)
    • HIF – PH阻害薬
  4. 今後求められる新診断法、新治療薬像とは
    • 新しい診断方法
    • 尿中バイオマーカー
    • その他の診断方法
    • 新しい治療薬
    • 糸球体機能の温存
    • 尿細管機能の温存

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

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: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

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本セミナーは終了いたしました。

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