技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リポソーム製剤の基礎とDDS技術

リポソーム製剤の基礎とDDS技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、脂質膜やリポソームの基礎から解説し、リポソームを用いたドラッグデリバリーシステム (DDS) 技術、LNP技術を用いた核酸デリバリーシステム、LNP製剤の設計、製剤設計のポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2022年5月12日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 脂質ナノ粒子 (LNP) 、核酸医薬、遺伝子ワクチンに関心のある方

修得知識

  • 脂質ナノ粒子 (LNP) 及びリポソームの基礎知識
  • 実用化に至ったLNP製剤及びリポソーム製剤の設計
  • LNP技術を用いた核酸医薬品及びmRNAワクチンの開発

プログラム

 近年の脂質ナノ粒子 (Lipid Nano-Particle: LNP) 技術やRNA技術の進展により、RNA干渉薬「オンパットロ®」やcoronavirus disease 2019に対するmRNAワクチン「スパイクバックス®」および「コミナティ®」が実用化に至った。1961年にAlec D. Bangham博士によってリポソームが発見されて以来、脂質で構成される微粒子の研究は大きな発展を遂げ、先端医療に貢献してきた。
 本セミナーでは、最初に脂質膜やリポソームの基礎について解説した後、リポソームを用いたドラッグデリバリーシステム (DDS) 技術について概説する。そのうえでLNP技術を用いた核酸デリバリーシステムについて解説し、LNP製剤の設計に関して理解が深まるように話を展開する。また承認に至ったリポソーム製剤およびLNP製剤を例に挙げて製剤設計のポイントを概説する。原著論文や学会発表では伝わりにくい製剤設計のディテールについても紹介する。最近の基礎研究成果に基づき、核酸LNP製剤の今後の展望についても述べる。

  1. 脂質膜およびリポソームの基礎
    1. 脂質の構造
    2. 脂質二重膜の構造
    3. リポソームの基礎
    4. リポソームの調製方法
    5. リポソームの物性評価
  2. リポソーム製剤の基礎
    1. パッシブターゲティング (PEG修飾リポソーム)
    2. アクティブターゲティング (リガンド結合型リポソーム)
    3. リポソームの腫瘍集積性 (Enhanced Permeability and Retention効果)
    4. リポソームに対する免疫応答
  3. 実用化されたリポソーム製剤
    1. リポソーム医薬品の概要
    2. リポソーム医薬品の製剤設計のポイント
    3. リポソーム製剤の安全性・有効性評価
  4. LNP製剤の基礎
    1. LNP製剤の概要
    2. LNP製剤の設計のポイント
    3. LNP製剤の調製方法
    4. LNP製剤の評価
    5. LNP技術を用いた核酸デリバリーシステム
  5. 実用化された核酸LNP製剤
    1. siRNA薬 (オンパットロ®)
    2. mRNAワクチン
      • スパイクバックス®
      • コミナティ®
  6. LNP製剤の今後の展望

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 35,000円(税別) / 38,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/18 GLP省令:施設/試験で押さえるべき信頼性確保と最終報告書・生データの信頼性 オンライン
2025/3/19 バリデーション入門講座 オンライン
2025/3/21 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/21 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/24 バリデーション入門講座 オンライン
2025/3/24 非経口剤の血漿中濃度推移の解析 オンライン
2025/3/27 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/28 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法