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熱工学の基礎と活用

伝熱、エネルギー変換、燃焼など製品開発に必須となる

熱工学の基礎と活用

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、これまでに熱力学を学んだことがない (機械系以外出身者の方) 、あるいは機械系でもしばらく熱力学を使用する業務に携わっていなかった方を対象に、工業熱力学の基礎から解説いたします。

開催日

  • 2022年3月14日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱力学に関連する技術者、担当者、管理者
    • 内燃機関
    • ガスタービン
    • 蒸気タービン
    • ボイラー
    • ヒートポンプ
    • 冷凍空調
    • 燃料電池
    • 製造プロセス など

修得知識

  • 大学専門課程レベルの工業熱力学の基礎
  • 熱対策の基礎
  • 応用分野の熱工学 (エネルギー変換工学、伝熱工学、燃焼工学など) に取り組むための下地
  • 技術士第一次試験レベルの熱力学の問題が解けるようになる
  • エネルギー管理士 (熱分野) の熱力学の問題が解けるようになる

プログラム

 熱工学は、熱エネルギーから動力を取り出す熱機関や、動力を与えることで冷凍や暖房などを行う冷凍・ヒートポンプなどの原理とその高性能化を行うための基本となる学問です。熱工学の基盤となるのは「熱力学」ですが、その他に熱の移動現象を扱う伝熱工学、主要な熱エネルギー獲得手段としての燃焼工学等、広い分野に渡ります。このセミナーでは、熱力学を中心とした熱工学の基礎を学びます。
 熱力学は、エネルギーの形態とその相互変換の理論を扱う学問です。電気エネルギー、化学エネルギー、熱エネルギーなどを利用する製品や機器において、エネルギーの変換に伴って必ず熱が発生します。熱はエネルギーの最終形態であるため、全てのエネルギーを扱う上で、熱力学の知識が欠かせません。
 エンジン、ボイラー、冷凍・空調機器などはもちろんですが、燃料電池、電気機器・エレクトロニクス機器の熱対策、製造プロセス等、社会で利用されている様々なエネルギー変換の基本になるのが熱力学です。これらの徹底した省エネルギー化、高性能化は、工業製品の技術的優位性を確保する上で欠かせない事項です。複雑化、多様化するエネルギー変換装置の更なる高性能化を実現するためには、その基礎理論である熱力学の諸法則に立ち返り、熱とエネルギーの本質を理解した上での研究開発が重要だと言えます。
 本セミナーでは、これまでに熱力学を学んだことが無い (機械系以外出身者の方) 、あるいは機械系でもしばらく熱力学を使用する業務に携わっていなかった方を対象に、工業熱力学の基本事項を基礎から丁寧に説明します。加えて、熱工学の重要分野の一つである、伝熱の基礎を学びます。このセミナーで熱工学の基盤を身につけていただくことで、各分野の専門的・応用的事項に対して熱工学を活用できるようになることを狙いとします。

  1. エネルギーと熱力学
    1. 仕事と熱エネルギー
    2. 温度
    3. 比熱と熱エネルギー
    4. 圧力と気体の仕事
      • 例題を解いてみましょう
  2. 熱力学第一法則
    1. 閉じた系と開いた系
    2. p – V線図
    3. 絶対仕事と工業仕事
    4. 閉じた系の熱力学第一法則
    5. エンタルピー
    6. 開いた系の熱力学第一法則
    7. 一般エネルギー方程式
      • 例題を解いてみましょう
  3. 理想気体の状態変化
    1. 理想気体の状態方程式
    2. 定容比熱と定圧比熱
    3. 比熱比とマイヤーの関係
    4. 理想気体の状態変化
      1. 定容変化
      2. 定圧変化
      3. 等温変化
      4. 断熱変化
      5. ポリトロープ変化
        • 例題を解いてみましょう
  4. 熱力学第二法則
    1. 熱効率と成績係数
    2. カルノーサイクル
    3. エントロピーと熱力学第二法則
    4. 理想気体のエントロピー変化
      • 例題を解いてみましょう
  5. エンジン (熱機関) の熱力学
    1. レシプロエンジンの熱サイクル
    2. ガスタービンエンジンの理論サイクル
      • 例題を解いてみましょう
  6. 冷凍・ヒートポンプのサイクル
    1. 冷凍機・ヒートポンプの基本構成
    2. 成績係数
    3. 冷凍・ヒートポンプサイクルの成績係数
      • 例題を解いてみましょう
  7. 伝熱の基礎
    1. 伝熱の三形態
    2. 熱伝導
    3. 熱伝達
    4. 熱放射
    5. 熱通過計算
      • 例題を解いてみましょう

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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本セミナーは終了いたしました。