技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポスト5G/6G対応材料設計のための材料誘電率の測定&評価技術

ポスト5G/6G対応材料設計のための材料誘電率の測定&評価技術

~高周波対応材料設計に向けた測定法と測定精度の評価方法 / 周波数や材料特性に応じた測定方法の適切な選択と使い分け / マイクロ波・ミリ波帯における低・高損失材料の誘電率計測 / 誘電率計測における不確かさ解析 / マイクロ波・ミリ波帯における導電率計測技術~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高周波基板に用いられる低損失材料に対するマイクロ波からミリ波帯における誘電率測定を解説いたします。
また、目的に合わせた測定法の選び方から測定精度の評価方法までを説明いたします。

開催日

  • 2022年2月25日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 5G/6G関連の材料開発に求められる計測技術
  • マイクロ波・ミリ波帯における誘電率計測技術
  • 誘電率計測における不確かさ解析
  • マイクロ波・ミリ波帯における導電率計測技術

プログラム

 近年、高速大容量の無線通信を可能にするミリ波帯電磁波の利用が急速に拡大しています。5Gでは28GHz帯や39GHz帯などが利用される一方で、6Gでは通信性能をさらに大幅に向上するために、100GHz超の周波数帯の利用が見込まれます。一般に、回路の伝送損失は周波数が上がるほど増大するため、低損失化に向けた先端材料開発がポスト5G/6G実現のために強く求められます。その中で、誘電率の高精度な測定は、アンテナや基板など材料を利用した部材の設計に必須となるだけでなく、開発材料の優位性をアピールするためにも重要です。
 本講座では、高周波基板に用いられる低損失材料に対するマイクロ波からミリ波帯における誘電率測定を解説します。目的に合わせた測定法の選び方から測定精度の評価方法までを説明いたします。

  1. 誘電率測定のニーズ
    1. ミリ波帯電磁波の利用拡大
    2. 材料の電磁波特性評価の背景
    3. 誘電率の異方性
  2. 誘電率の代表的な測定方法
    1. 誘電率の定義
    2. 代表的な測定方法1:反射伝送法
    3. 代表的な測定方法2:共振器法
    4. 誘電率測定における測定精度 (不確かさ) 評価の必要性
  3. 低損失材料の面内方向誘電率評価技術
    1. スプリットシリンダー共振器法の測定原理
    2. 測定精度 (不確かさ) 評価
    3. 測定可能範囲の解析
  4. 低損失材料の面直方向誘電率評価技術
    1. 平衡型円板共振器法の測定原理
    2. 測定精度 (不確かさ) 評価
    3. 測定可能範囲の解析
    4. 測定再現性の向上に向けた取り組み
    5. 測定周波数の170GHzまでの拡張
  5. 超広帯域の導電率評価技術
    1. ミリ波帯導電率測定のニーズと現状
    2. 平衡型円板共振器による導電率測定の原理
    3. 測定の実証例
  6. 誘電率・導電率評価技術のメタサーフェス反射板設計への適用事例
    1. ポスト5G/6G通信におけるメタサーフェス反射板
    2. 材料計測結果に基づくメタサーフェス反射板の設計
    3. 140 GHz帯メタサーフェス反射板の実証
    • 質疑応答

講師

  • 加藤 悠人
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 物理計測標準研究部門 電磁気計測研究グループ
    主任研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/3 5G、IoT用最新小形アンテナ技術の設計・実装と各種測定法 オンライン
2024/4/10 ポリマー光回路デバイスの作製技術と材料設計 オンライン
2024/4/12 今注目のxEVと車載パワーエレクトロニクス、高周波対応基板材料、ポリマー光導波路 (POW) の動向 オンライン
2024/4/12 光信号処理技術と光電変換デバイス最新動向 オンライン
2024/4/12 光インターコネクトの実装技術の進展と光電融合技術 オンライン
2024/4/17 ミリ波材料の基礎・評価方法およびミリ波回路設計・ミリ波システムへの応用 オンライン
2024/4/18 5G/6Gに向けた光ファイバ伝送技術の基礎と最新動向 オンライン
2024/4/19 光コネクタの要求性能、基本設計と応用例 オンライン
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 高周波対応プリント配線板の現状・課題と回路形成技術 オンライン
2024/4/26 電磁界シミュレーションの導入から活用まで 東京都 会場
2024/5/20 5G / ローカル5G、Beyond 5G / 6G最新動向 会場
2024/5/28 インターフェアのメカニズムとEMC設計の基礎技術 会場
2024/5/28 磁石/永久磁石材料の上手な活用に向けた実用特性理解と材料技術の最新動向 オンライン
2024/6/6 EMC設計入門 オンライン
2024/7/2 高周波対応プリント配線板 (PWB) 作成に求められる回路形成・材料技術 オンライン
2024/8/26 EMC設計入門 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/11/30 次世代高速通信に対応する光回路実装、デバイスの開発
2022/6/29 高周波対応基板の材料・要素技術の開発動向
2021/2/26 高速・高周波対応部材の最新開発動向
2020/6/11 5GおよびBeyond 5Gに向けた高速化システムおよびその構成部材
2019/1/29 高周波対応部材の開発動向と5G、ミリ波レーダーへの応用
2018/6/30 ADAS・自動運転を支えるセンサーの市場動向
2017/6/23 2017年版 EMC・ノイズ対策市場の実態と将来展望
2014/5/30 2014年版 EMC・ノイズ対策市場の実態と将来展望
2014/5/10 東芝 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/10 東芝 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/4/25 2014年版 スマートコミュニティの実態と将来展望
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/27 携帯機器用小形アンテナの高密度実装設計
2011/11/30 NTTグループ8社 (NTTを除く) 技術開発実態分析調査報告書
2011/10/15 通信機器大手3社 技術開発実態分析調査報告書
2011/4/11 スマートメータシステム
2009/11/25 中堅無線通信機10社 技術開発実態分析調査報告書
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)