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一変・軽微変更事例による判断基準の考察と不要な回収を未然に防ぐ承認書の記載および当局要求対応

一変・軽微変更事例による判断基準の考察と不要な回収を未然に防ぐ承認書の記載および当局要求対応

~承認書にはどのように、どこまで記載するべきなのか / 厚生労働省からの通知等の再確認と判断に迷った事例・失念/判断ミス対応~
オンライン 開催

アーカイブ受講の場合は、2021年12月13日ごろ配信開始予定 (視聴期間:配信後10日間)

概要

本セミナーは、一変申請/軽微変更届に関する通知などの基礎的な情報から、豊富な事例をもとに講師の経験から伝える判断基準と記載方法、また判断に悩んだ事例とその対応、製造販売承認書との齟齬防止の方法をお伝えいたします。

開催日

  • 2021年12月3日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 軽微変更/一変申請に関する通知・Q&A
  • 軽微変更と一変申請の違い
  • いくつかの実際の事例、変更管理の注意点、対処法
  • 変更管理と生産対応の関係
  • 実務に役立て、不要な顛末書提出/製品回収を未然に防げるようになる
  • PMDAのGMP適合性調査で最近の指摘事項
  • 齟齬を見つけるための査察

プログラム

 小林化工の健康被害ではGMP上の多くの問題点が言われている。その中に製造販売承認書との齟齬があった。かつ日医工で約100品目の製品回収があり、その中にも製造販売承認書との齟齬があった。化学及血清療法研究所の問題後の一斉点検時に齟齬を無くしたはずである。ところがそうではなかった。そのためにはまずは、知ることが、それも多くの関係する人が知ることが重要になっている。薬事とQAだけの課題ではない。その後、他の製造所で承認書との齟齬は顕在化している。
 GMP省令改正においても、製造販売承認書との齟齬防止が盛り込まれた。製販だけでなく製造業として製造に関する一変申請・軽微変更が重要になってくる。製販だけでなくGMPに携わる人も基礎知識として求められている。
 熊本県化学及血清療法研究所での承認書齟齬、和歌山県山本化学工業のMF違反/GMP違反/承認書齟齬、愛知県松浦薬業の承認書齟齬、山口県の協和発酵バイオのGMP不備/承認書齟齬、そこには偽造偽証問題も伴っている。品質とGMPの問題だけでなく、承認書齟齬をいかに防ぐかが製販ならびに製造所の大きな課題になっている。
 そのためには、まずは知ることです。通知類を知るだけでなく、本セミナーは実際の多くの事例から、軽微変更&一部変更申請を知り、少しでも齟齬を減らすことが製販と製造所に求められています。
 本セミナーでは、まず一変申請・軽微変更に関する通知類を確認し基本をおさえる。また、記載例からどのように記載するのか、どこまで記載するのかについて学ぶ。変更する場合、従来は変更が品質に影響するかどうかが重要であったが、現在は製造販売承認書の記載に影響するか否かの確認が必須になった。変更管理のミスが製品回収に繋がる例が実際に起き始めている。
 次に、製造販売業者と製造所の変更管理についても説明し、変更提案のどのような項目が一変申請・軽微変更になるかについて解説、幾つかの事例を紹介する。また、一変・軽微変更の判断に迷った場合についても経験から述べる。さらに、判断ミスがあった場合の対応並びに、実際の事例での当局の対応、一変申請時の製造方法記載時の当局の要求内容および齟齬を確認する方法などについて、事例を交えながら紹介する。

  1. 一斉点検の背景と対応
    1. 問題になったケース
    2. 品質に影響があった齟齬
    3. 一斉点検に関する当局の指示
    4. 一斉点検の見直しとその結果と当局の対応
    5. 予測される今後の対応
      • 繰り返す製造販売承認書との齟齬
      • 改善命令
      • 齟齬による製品回収
    6. 無通告査察の実際の事例とその対応
      • 無通告査察の通知
      • 無通告査察の強化 (性悪説で実施するとのこと)
      • 無通告査察の指摘事項
      • 無痛広告査察に備えて
      • 無通告査察の実施報告
  2. 改正薬事法の一変申請・軽微変更
    1. 関係する通知/事務連絡
    2. 迅速一変申請
    3. 医療用医薬品等の承認申請等に関する質疑応答集 (Q&A)
    4. 一変申請すべきところを軽微変更届による製品回収
    5. 保管業のみは許可から届け出へ
    6. 欧米変更管理
    7. PMDAによるディシジョンツリー
  3. 製造販売承認書の記載方法
    1. 原薬/製剤の製造所/試験/保管場所の記載
    2. 製造方法の記載 (一変/軽微事項)
    3. 一変申請事項と軽微変更届の記載の混乱
    4. 医療用医薬品の承認審査から見た課題 (PMDA)
  4. 一変申請・軽微変更届の変更管理
    1. 薬事対応 (一変/軽微) の判断
    2. 一変申請・軽微変更届時のデータ準備
    3. 一変判断に迷った時の対応
    4. 海外変更が伴う場合
    5. 会社買収に伴う変更と入荷 (海外の場合) の注意事項
    6. 変更実施後の評価とフォロー
    7. 試験方法の変更 (日局対応含む)
    8. 製造販売承認書管理ソフト (Open – Approvalを使って)
  5. 製造所と製造販売業者の関係 (GMP⇔GQP)
    1. 変更管理/連絡の関係
    2. 取決事項
    3. GMP査察での確認
  6. 一変申請・軽微変更届でのミスに伴う対応
    1. 製造販売承認書記載事項との齟齬発見時の対応
    2. MF業者の薬事対応のミスに伴う製造販売業者の対応
    3. 一変申請・軽微変更の失念/判断ミスの対応
    4. 当局に提出する顛末書記載等について
  7. 迅速一変申請での製造所追加
    1. 迅速一変申請の条件
    2. 製造プロセス、製造装置が同じかどうかの判断
    3. 軽微変更&軽微変更による、一変事項代替
  8. 製造時の一変事項逸脱時の対応事例
    1. 当局の査察による指摘事項
    2. 品質の評価/根拠データ収集
    3. 当局対応
  9. 一変申請・軽微変更届の失念/判断ミスの事例
    1. 保管場所の掲載漏れ
    2. MF業者のMF変更判断ミスに伴う製造販売業者の対応
    3. 一変申請失念に伴う変更管理不備の対応
  10. 製造方法の記載に関する当局の要求事項とその事例
    1. 医療用医薬品の承認審査から見た課題について (PMDA)
    2. 承認申請書記載例解説 (厚生労働科学研究費補助金)
    3. よくある照会事項 (奈良県)
    4. 照会事項対応事例
  11. 一変承認時の新旧製品切り替え
    1. 通知
    2. Q&A
    3. 日局変更・新規収載時
  12. 事例から学ぶこと
    1. 何が問題か
    2. 判断ミスを失くす
    3. 県の対応
    4. 製造販売会社の対応
  13. 医薬品の品質に係る承認事項の変更に係る 新たな薬事⼿続き (PACMPなど)
    1. PACMP
      1. 背景
      2. 概略
      3. 今後の対応
    2. 事前確認簡易相談
  14. GMP省令改正案に製造販売承認書との齟齬防止業務追加
    1. GMP省令改正案の記載について
    2. 齟齬防止の仕組み
    3. 教育訓練 (実例で学ぶ)
  15. 偽造を見つけるための査察 (PMDAが行うと想像される項目)
    1. 逸脱/OOSなどの事例を深堀する
    2. 日付に注目する
    3. サイン日の出社を確認する
    4. 紙の白さに注目する
    5. 収率に注目する
    6. 受け入れ試験から出荷までの製造工程を一貫して記録を見る
    7. 作業者に個別ヒアリングを行う
    8. プラントツアー時に現場の記録等を確認する
    9. 倉庫の原料を確認する
    10. 倉庫の入荷ログ (リスト) を確認する。
    11. 生データを確認する
    12. サンプリングではなく全てのロットを確認するなど
      Closeな質問でなく、Openな質問をして相手に話させる
  16. 変更管理において重大なミスをなくすために
    1. 変更管理担当者並びに品責の教育/訓練
    2. 製造方法記載の手引き (SOP兼研修資料)
    3. 製造所の変更管理の確認 (特に海外製造所)
    4. 変更提案のフォロー管理 (PDCA)
    5. 5H (初めて、変更、久しぶり&犯罪、普段と違う)
  17. PMDAの無通告査察で指摘される前にQCの試験法などについて確認したいこと
    1. 試験の齟齬による回収
    2. 齟齬確認のポイント
  18. 日医工と小林化工の製造販売承認書との齟齬
  19. 齟齬を発見するための自己点検方法
    1. 知る
    2. 点検方法
    3. 予防する仕組み
  20. 人が創る品質/Quality Culture
    • 質疑応答

講師

  • 脇坂 盛雄
    株式会社 ミノファーゲン製薬
    顧問

主催

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: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

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  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
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    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
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  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • このセミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先を掲載)
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
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本セミナーは終了いたしました。

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