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高分子架橋材料の構造評価と力学物性発現メカニズム

高分子架橋材料の構造評価と力学物性発現メカニズム

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、架橋の基礎から解説し、高分子架橋材料の架橋構造を分類し、架橋網目構造の解析手法、構造解析、架橋網目構造と力学物性との相関について説明いたします。
さらに、近年の動向として、可逆架橋や環動架橋といった動的架橋の導入がエラストマー材料の高強度化において有効であることに着目し、動的架橋のダイナミクスと力学・破壊物性の相関についても解説いたします。

開催日

  • 2021年11月29日(月) 13時00分 17時00分

修得知識

  • 高分子架橋の基礎
  • 架橋構造における力学・破壊物性の分子的発現メカニズム
    • 固定架橋
    • 可逆架橋
    • 環動架橋
    • 結晶化
  • 高分子架橋材料の構造評価手法
  • 高分子架橋材料の力学物性制御指針
  • 高分子架橋材料の強靭化手法

プログラム

 高分子ゲル・ゴムなどのエラストマー材料は、高分子鎖が架橋された網目構造を有している。高分子架橋材料の力学物性は網目構造に支配されており、架橋構造を制御することで弾性率や強靭性を制御することが可能である。
 本講演では、高分子架橋材料の架橋構造を分類し、架橋網目構造の解析手法、特に散乱法を用いた構造解析について解説する。また、高分子架橋材料の架橋網目構造と力学物性 (弾性率、強靭性) との相関についても説明する。
 さらに、近年の動向として、可逆架橋や環動架橋といった動的架橋の導入がエラストマー材料の高強度化において有効であることに着目し、動的架橋のダイナミクスと力学・破壊物性の相関について解説する。最後に、可逆な伸長誘起結晶化による自己補強効果という新規強靭化手法も説明し、従来の高強度ゲルでは相反関係にあった強靭性と復元性の両立に世界で初めて成功した事例を紹介する。

  1. 高分子材料における架橋様式
    1. 架橋とは
    2. 高分子架橋材料の弾性の起源
    3. 架橋の分類
  2. 高分子架橋材料の構造と物性
    1. 高分子架橋材料の網目構造解析
    2. 高分子架橋材料の弾性率
    3. 高分子架橋材料の応力歪み特性
    4. 高分子架橋材料の強靭性
  3. 可逆架橋を含む自己修復性材料の力学・破壊物性
    1. 犠牲結合原理による高分子材料の強靭化
    2. 自己修復性高分子材料における可逆架橋点のダイナミクスと力学物性
    3. 自己修復性高分子材料における可逆架橋点のダイナミクスと破壊靭性
  4. 環動高分子材料の力学・破壊物性
    1. 環動高分子材料における環動架橋点のダイナミクスと力学物性
    2. 環動高分子材料における環動架橋点のダイナミクスと破壊靭性
  5. 伸長誘起結晶化による自己補強効果
    1. 高分子ゲルにおける可逆な伸長誘起結晶化の発見
    2. 伸長誘起結晶化による自己補強効果:強靭性と復元性の両立
    • 質疑応答

主催

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受講料

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: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
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本セミナーは終了いたしました。

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