技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック加飾技術の新展開と最新動向

プラスチック加飾技術の新展開と最新動向

~SDGs、パリ協定、CASEに即した発展が求められる加飾技術~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、機能性付与加飾、塗装代替加飾、繊維複合熱可塑性樹脂への加飾、フィルム加飾技術、NSD (Non Skin Decoration) 、インクジェット印刷、インモールド加飾、アウトモールド加飾などなど、サンプル・写真を多数交えてで分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2021年9月15日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック加飾に関連する技術者、研究者、管理者
    • 住宅・建築材料
    • モバイル機器
    • 自動車 など
  • プラスチック加飾で課題を抱えている方

修得知識

  • プラスチック表面加飾技術の基礎
  • プラスチック表面加飾技術の最新の動向

プログラム

 低価格指競争から高付加価値競争に移行する中で、プラスチック加飾は、単なる加飾から、「機能性付加加飾」へと発展し、また、「塗装代替 (塗装レス) 加飾」が注目され、「繊維複合熱可塑性樹脂への加飾」も関心が持たれるようになっている。個別加飾技術の中では、フィルム加飾技術、モールドインカラー等のNSD (Non Skin Decoration) 、バイオミティクスを応用した加飾、オンデマンド加飾等が注目されており、日本でも自動車の外板への適用検討が活発化している。さらに、今後の加飾は、SDGs、パリ協定、自動車におけるCASEなど国際的な目標に即したものに展開していくことが求められる。
 本講演では、主要加飾技術の概要を説明し、自動車内外装部品への展開を中心に、「機能付加加飾」、「塗装代替加飾」等の最近の動向を、具体的に解説する。

  1. 加飾技術の概要
  2. 主要加飾技術の最近の状況
    1. フィルム転写・貼合加飾
      ~高意匠表現が出来、機能性付与性にも優れるフィルム転写・貼合加飾技術~
      1. 成形方法
        1. 成形方法の分類と比較
        2. インモールド加飾 (IM-D) とアウトモールド加飾 (OMD)
      2. 加飾フィルム
        1. 加飾用基本フィルム
        2. 加飾フィルムの意匠表現、構成、バリエーション
        3. 注目される代表的な加飾フィルム
        4. 加飾フィルムの需要
    2. 特別な表面層を付与しない加飾 (NSD)
      ~比較的低コスト塗装レス加飾として注目~
      1. モールドインカラー
        1. 高外観原着樹脂による加飾
        2. 成形技術との組み合わせ加飾
      2. シボ・金型表面微細加工技術
        1. デジタルシボの開発と展開 ~可能性を広げるデジタルシボ~
        2. 金型表面微細加工技術
      3. 金型表面高品位転写 ~表面品質向上技術から加飾技術へ~
        1. ヒート&クールおよびヒート&クールを行わない技術
    3. バイオミティクスと構造色加飾
      ~自然界に存在する素晴らしい機能をもった動・植物の機能を加飾にも展開~
      1. バイオミティクスについて
      2. バイオミティクスの加飾への展開
      3. 構造色加飾 ~着色剤不要の着色
        1. 構造色のしくみ
        2. プラスチックに用いられている構造色加飾
    4. ソフト表面加飾の進展
      ~あらためて注目されている温かみを与えるソフト加飾~
      1. 本格的なソフト表面加飾の現状
      2. ソフトフィール加飾の開発と展開
    5. 二次加飾 ~二次加飾が見直され、あらたな展開も~
      1. 曲面加飾印刷
        1. パッド印刷
        2. UV硬化インクジェット印刷
          ~オンデマンド対応ができ、自分だけ加飾にも展開されるインクジェット印刷、塗装~
        3. 3次元曲面印刷
        4. 間接印刷
      2. 真空製膜、プレスサイト製膜
      3. その他の二次加飾
        1. 塗装
        2. メッキ
        3. レーザー加飾
        4. 植毛
    6. 繊維複合熱可塑性樹脂への加飾
      1. 強度と加飾を組み合わせた展開
    7. 3Dプリント加飾
      1. 3Dプリント加飾の現状と今後の動向
  3. 加飾技術の最近の動向のまとめ
    1. 日本、欧米での動向
    2. 機能付加加飾
    3. 塗装レス (塗装代替) 加飾
  4. 分野別採用事例
    1. 住設、建材分野
    2. 化粧品容器、日用品分野
    3. 通信機器、家電分野 (自動車分野は、6. および 7.で)
  5. 国際社会、自動車メーカーの目標と今後の加飾概要
    1. 国際社会、自動車メーカーの目標
      • SDGs
      • パリ協定
      • CASEなど
    2. 国際的な目標に即した今後の加飾概要
  6. 自動車内装への展開
    1. 自動車内装の主要採用例
    2. 自動車内装への今後の展開
  7. 自動車外装への展開
    1. 自動車外板への塗装レス加飾の展開
      1. 可能性のある加飾技術
      2. フィルム加飾による展開
      3. モールドインカラーによる展開
      4. IMP (インモールド塗装) による展開
    2. その他の外装への展開
  8. まとめと今後の展開予想
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/7 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 東京都 会場
2025/2/14 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/2/17 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/2/21 表面処理・分析/接着分析 2日間講座 オンライン
2025/2/21 高機能化、高性能化のための表面処理法の基礎と表面分析法 オンライン
2025/2/21 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/2/21 自己組織化単分子膜 (SAM) の基礎と応用 オンライン
2025/2/27 コーティングプロセスにおける界面化学とレオロジー解析 オンライン
2025/2/27 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/28 精密バー塗布技術の基礎・応用 東京都 会場
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/10 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/3/24 接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法 オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2020/1/17 最新プラスチック加飾技術の動向と今後の展望
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術