技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

R&D部門へのDX導入・推進と組織体制の作り方、人材育成の仕方

R&D部門へのDX導入・推進と組織体制の作り方、人材育成の仕方

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、研究開発部門へのDX導入・推進について取り上げ、KPIを立て遂行のためのプランの立て方、DXの導入・推進で陥りがちな罠、課題の乗り越え方、データ駆動型開発を成功させるための推進体制、人材育成の進め方と仕組みづくりを詳解いたします。

開催日

  • 2021年8月27日(金) 10時00分 17時15分

プログラム

第1部. 間違いだらけのDX、経験者が語るDXのリアル

(2021年8月27日 10:00〜11:30)

 毎日のようにメディアを賑わせているデジタルトランスフォーメーション。取り組みを始めている企業は多いものの、具体的に何をすればいいのか、どこから手を付ければよいのかわからないという現場の声も聞こえてきます。また、DXに着手したものの現場の巻き込みで苦戦したり、導入したITツールの利用が浸透せず暗礁に乗り上げてしまったという企業も少なくありません。中古車流通大手のガリバーインターナショナルにて自動車サブスクリプション事業を軌道に乗せ、現在はコンサルタントとして10社以上のDXに関わっている岡村 直人氏がDXで陥りがちな罠や、基本的な進め方、課題の乗り越え方を解説していただきます。

  1. 間違いだらけのDX
  2. 企業のDXはなぜ進まないのか
  3. プロはDXという言葉を使わない
  4. 「IT」「人材」「プロセス」三位一体の改革が鍵
  5. 部門横断的なトランスフォーメーションをいかに進めるか
  6. 組織設計4つの選択肢
  7. 社内人材に任せるべきところ、社外人材を活用すべきところ
  8. DX推進指標 – 定性指標
  9. DX推進指標 – 定量指標
  10. 経営が発揮するべきリーダーシップ
  11. 計画づくりと社内の巻き込み
  12. 新規事業か、内部革新か
    • 質疑応答

第2部. DX推進の組織体制と人材育成 ~ワコール3DSmart&try開発事例より~

(2021年8月27日 12:15〜13:45)

 ワコールはお客様サービスをデジタル技術で革新し、店舗とECの連携を図る独自のビジネスモデル変革を推進。その一環として立ち上げた3Dボディスキャナと接客AIを活用した新たな接客サービス「3DSmart&try」は開始から2年で5万人以上が体験する人気のサービスに成長。3DSmart&tryを核に、様々な分野との協業を推進し、現在も事業領域の拡大に挑戦中。経産省と東証が選ぶ『DX注目企業2021』に選定。現場メンバーとしてサービスの発案から実現に至るまで、また現在は開発部長としてチームを率いる立場から、DX推進における組織体制及び人材育成についてワコール事例を元にお話しします。

  1. DX推進の考え方 (ワコール版オムニチャネル戦略)
  2. リアル接点のデジタル革新 (3DSmart&tryとは)
  3. 組織と人材育成
    • 質疑応答

第3部. 旭化成におけるR&D部門のDX推進

(2021年8月27日 14:00〜15:30)

 素材メーカーのDXといえばMIに代表されるAI・機械学習を用いた材料開発の手法がある、我々も米国のマテリアルゲノムに触発されこれまで取り組んできた。MIの社内普及の歩みと現状を振り返り、推進体制と人材育成の進め方とその為の仕組みづくりを紹介する。これを通して分かった課題と今後の取り組みについても紹介する。これらの取り組みのいくつかはKPIを立て遂行のためのプランを実行したプロセスも紹介する。

  1. はじめに
  2. 旭化成の概要
  3. MIを中心としたDX活動
    1. 社内
    2. 社外
  4. 推進体制
    1. 推進組織
    2. 協力組織
    3. 専門職制度
  5. 人材育成
    1. 教育体制
    2. 教育システム
    3. 教育状況
  6. 課題と今後
    • 質疑応答

第4部. マテリアルズ・インフォマティクスの社内普及と次世代人財の育成

(2021年8月27日 15:45〜17:15)

 製品開発の律速となりやすい材料開発を変革する手段としてMIの活用が注目されている。本セミナーでは,MIを活用した開発プロセスの変革への挑戦と,その全社への普及を目指した活動の一部を紹介する。

  1. 会社紹介
  2. 計算化学を起点にした演繹的解析の実践
  3. MIを起点にした帰納的解析の型作り
  4. MIの更なる強化とデータ駆動型開発の全社普及に関する取り組み
  5. MIを成功させるための戦略的な組織運営
  6. データ解析が自走できる体制作り
  7. MIに関する教育と次世代人財の育成
  8. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 岡村 直人
    カーマンライン株式会社
    代表取締役
  • 篠塚 厚子
    株式会社ワコール イノベーション戦略室
    開発部長 / シニアフェロー
  • 内 幸彦
    旭化成 株式会社 デジタル共創本部 インフォマティクス推進センター
    センター長付 シニアフェロー
  • 押山 智寛
    コニカミノルタ株式会社 開発統括本部 要素技術開発センター
    課長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/29 コア技術の明確な定義、設定プロセスと継続的な育成・強化手法 オンライン
2024/11/29 研究・開発者向け生成AI活用、プロジェクト化 オンライン
2024/11/29 生成AIの基礎と自社データ活用による業務効率化 オンライン
2024/12/3 国内外のAI法規制と企業のAIリスク対策 オンライン
2024/12/5 不良ゼロへのアプローチ: 発生メカニズムと具体的な対策 オンライン
2024/12/6 デジタルツイン活用におけるフロントローディングプロセスの提案 オンライン
2024/12/6 AI/機械学習と従来型実験データの実用的な組み合わせ方法 オンライン
2024/12/6 シナリオプランニングを活用したロードマップ策定・実行の具体的手法 オンライン
2024/12/9 生成AI・ChatGPTを活用した時間短縮・業務効率化術 オンライン
2024/12/10 生成AIの基礎と自社データ活用による業務効率化 オンライン
2024/12/10 ChatGPTを正しく理解して業務に有効活用するノウハウ オンライン
2024/12/10 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2024/12/10 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/12/11 化学プロセスにおけるスケールアップとコスト・設備投資試算・事業性判断/意思決定 オンライン
2024/12/11 研究開発・製品開発投資の収益性評価と費用配賦の考え方・進め方 オンライン
2024/12/12 技術・研究開発部門における実践的マネジメントとそのポイント オンライン
2024/12/12 市場の潜在ニーズを見つける方法 オンライン
2024/12/13 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と応用展開および研究事例 オンライン
2024/12/13 シナリオプランニングを活用した事業成果を生みだすロードマップの策定・実行のプロセスと具体的な手法 オンライン
2024/12/16 生成AIの支援による特許調査・明細書作成・中間処理の効率化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/12 世界のマテリアルズ・インフォマティクス 最新業界レポート
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/4/28 プラントのDX化による生産性の向上、保全の高度化
2022/1/13 DXを未来のビジネスに結びつけるための情報収集利活用ノウハウ
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/3/31 研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方
2020/12/30 実践Rケモ・マテリアル・データサイエンス
2020/10/30 研究開発者のモチベーションの高め方と実践事例
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/8/1 材料およびプロセス開発のためのインフォマティクスの基礎と研究開発最前線
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/12/27 R&D部門の“働き方改革”とその進め方