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軟包装を巡る国内外の規制及び軟包装材料開発の動向

軟包装を巡る国内外の規制及び軟包装材料開発の動向

~環境問題及び衛生性に係る規制動向 / モノマテリアル化、バイオマス化、紙化、デジタル印刷等の動向 / 透明蒸着フィルム、電子レンジ自動開封包材等の機能性包材のトレンド~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、軟包装材料の加工方法、材料設計の考え方から開発のトレンドまで経験豊富な講師が詳解いたします。

開催日

  • 2021年7月15日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 軟包装材料の開発に従事する方
  • 軟包装材料を利用する方

修得知識

  • 包装材料の欧州でのリサイクルに係る目標
  • 軟包装材料のモノマテリアル化に向けた業界の動向
  • 軟包装材料のモノマテリアル化の実例
  • モノマテリアルに必要な透明蒸着フィルムの動向
  • バイオマス材料の軟包材への利用
  • バイオマス材料の軟包材への利用に関する国内特許
  • 軟包装材料の紙化
  • 軟包装のデジタル印刷動向
  • 日本のおける水性フレキソ印刷の広がり
  • 印刷無溶剤化に伴うノンソルラミの動向
  • 軟包装材料の最近の開発

プログラム

 包装材料は内容物を保護し、安全に使用者 (消費者) の手に届けるという使命がある。しかし、一旦内容物が使用されると、包装材料はゴミとなってしまう宿命にある。そのため、特にプラスチック包装材料は、海洋汚染、ゴミ輸出禁止等の問題提起を踏まえて、リサイクル、炭酸ガス排出抑制という観点から欧州を中心に動きが活発化している。日本においても欧州の動向と炭酸ガス排出抑制の流れにより、軟包装材料のモノマテリアル化、バイオマス化及び紙化が進展しつつある。さらに、印刷もデジタル化やフレキソ化により無溶剤化していく可能性がある。一方では、食品向け包装材料用原材料のポジティブリスト化、インキ用材料に関するスイス条例適用化等、衛生規制が厳格化される方向にある。このような環境及び衛生に関する規制と派生する課題を概観し、軟包装材料の開発課題の現状と今後の方向性を探る。
 環境問題では、軟包装材料のモノマテリアル化、バイオマス化、紙化、及び印刷のデジタル化、フレキソ化による無溶剤化とそれに伴うノンソルラミネーションの技術動向を中心に述べる。さらに、直近の軟包装を巡る興味ある開発話題についても触れる。

  1. 軟包装材料について
    1. 軟包装材料とは
    2. 軟包装材料のボリューム
    3. 軟包装材料のリサイクル
  2. 欧州のプラスチック戦略
    1. EU委員会指令
    2. EUにおけるリサイクル
    3. 欧州における包材利用企業の動向
  3. 軟包装材料のモノマテリアル化
    1. 欧州コンバーターの動向
    2. 欧州材料メーカーの動向
    3. 日本のコンバータの動向
    4. 日本の材料メーカーの動向
    5. モノマテリアル化と透明蒸着
  4. バイオマス化
    1. バイオマス化の意義
    2. バイオマス材料
    3. バイオマス材料の軟包装材料への利用
    4. バイオマス関連国内特許
  5. 軟包材の紙化
    1. 紙化の構成
    2. 紙化の実例
  6. 印刷の動向
    1. 印刷インキに関するスイス条例
    2. デジタル印刷機の導入
    3. フレキソ印刷による水性化
    4. EB硬化印刷機
  7. ノンソルラミネーション
    1. ノンソルラミネーションについて
    2. ノンソルラミネーションの技術開発
  8. 機能性軟包材開発の動向
    1. 電子レンジ自動開封
    2. 易開封
    3. 詰め替えパウチ
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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