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研究開発成功のために必要な技術者思考とその実践

研究開発成功のために必要な技術者思考とその実践

~効率良くかつ確実に目標を達成するために必要な考え方と具体的方法~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、様々な研究開発の場面や、製造トラブルなどの問題解決においても必要となる、技術者としての研究開発の考え方、進め方について詳細に解説致します。

開催日

  • 2021年5月17日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 新入社員から経営層まであらゆる階層
  • 研究開発で課題を抱えている方
    • 実験量ばかり多く成果に結びつかない
    • 結果が何を意味するのか見い出せない
    • 仮説思考、論理思考が苦手
    • ゴールに繋がる計画が立てられない
    • データと情報に埋もれて溺れている

修得知識

  • 目的志向でゴール設定し、確実に目標達成する力
  • 仮説思考でロジックを構築する論理思考力
  • 埋もれた情報を掘り起こす多面的複眼視点
  • 熱い思い (Passion) と冷徹な判断力を兼ね備えた技術者となるための心構え
  • ストーリー力と俯瞰視点が形作る最適化力
  • 結果を結論に加工して成果に昇華するアウトプット力

プログラム

 日本の高い技術力は、言うまでもなく飽くなき探求心に基づく研究開発の歴史によるものである。しかし、時代の変遷と共により高いレベルでの研究開発と同時に、スピードと効率性も強く求められるようになってきている。これらの要求に対応すると同時に研究開発の目標を達成するためには、目標設定、研究開発のための思考力、計画力、実行力や、これらを支える仮説思考と検証力を持って目的志向で考え、進めることが必要となる。そして、これらを駆使することで得た結果を成果とするためには、コミュニケーション力、情報発信力も必要不可欠となる。このように、今後の研究開発成功のためには、従来に増してより高いレベルでの、様々な思考力や能力が求められており、ただ漠然と研究開発を進めていては、他の技術者や同業他社、ひいてはグローバルな生存競争に勝ち残るのは困難といわざるを得ない。
 本講では、様々な研究開発の場面はもちろん、製造トラブルなどの問題解決においても必要となる、技術者としての考え方、進め方について詳細に解説する。

  1. 論理的思考とは
  2. 企業における研究開発
    1. 必要な要素
    2. 新規性の難しさ
    3. 結果を成果へ
    4. 三位一体
    5. 巻き込み力
  3. 目的と目標
    1. 目的 (ゴール) の確認
    2. 目的と目標
    3. 目的の構成要素
    4. 目標の条件
    5. 判断基準
    6. 目標設定のためのルール
    7. 良い目標の指標
  4. 戦略、計画と実行
    1. 戦略・計画と思考
    2. 目的・目標の計画化
    3. 戦略策定の重要性
    4. 戦略とは
    5. ロードマップ・戦略、そして、シナリオ
    6. 未来予想
    7. 絵コンテシナリオ
    8. ポジショニングとベンチマーク
    9. 情報とリソースの棚卸し
    10. 課題設定による計画化
    11. スタートとゴール
    12. 優先順位
    13. イシュードリブン
    14. ボトルネックシーク
    15. リスクの評価とヘッジ
    16. Go&Stop
    17. ディシジョンポイント
    18. Perfect Close
    19. 問題、危機の発生
    20. 研究開発型PDCA
    21. 基本的な研究開発フロー
  5. 研究開発のための思考
    1. 思考とは
    2. 4思考
    3. 目的志向
    4. アウトプット志向
    5. 仰望視点と俯瞰視点
    6. 逆走型思考
    7. メタフィールド思考
    8. 逆説的思考
    9. 思考のポイント
    10. 失敗からのリカバリー
    11. 状況確定と受容
    12. 認知バイアス
    13. 目利き力
    14. ヒラメキの種
    15. イノベーションを生む発想と行動
  6. 論理的な考え方と解釈
    1. 論理的思考とは
    2. 切り分ける
    3. ロジックとは
    4. 帰納法、演繹法の落とし穴
    5. 視ること
    6. データ解釈における認知バイアス
    7. 情報次元の拡張
    8. 数字 (データ) の取り扱い
    9. 実験、思考、分析
    10. Howは行動の最後
    11. 何が必要か
    12. 何に使うのか
  7. 思考の道具
    1. 可視化
    2. アイデア生産の5ステップ
    3. 様々なアイデア発想法
    4. 思い付きとアイデア
    5. ブレーンストーミング
    6. ブレストのポイント
    7. 思考の拡張
    8. SCAMPER法
    9. 創造、拡張
    10. Fast Idea Generator
    11. フェニックスのチェックリスト
    12. 構成要素 (5W2H)
    13. 要素分解
    14. 抽象化と具体化
    15. 情報・思考の階層
    16. フレームワーク
    17. 本当のフレームワーク
    18. コーザーリティー分析
    19. マトリクス分析
    20. チャンク思考
    21. If then思考
    22. 概算力
    23. 認識の転換
    24. 情報源
    25. アイデアの評価
    26. 具体的現実化
    27. コスト問題
    28. アイデアの源泉
  8. 仮説と検証
    1. 仮説が必要な理由
    2. 仮説の考え方
    3. 仮説の精度と確度
    4. 仮説の精度を決めるもの
    5. 仮説→課題設定→計画
    6. 仮説構築における認知バイアス
    7. 2種類の事実
    8. Fact v.s. 主観、予想
    9. 2種類の感
    10. 情報の条件
    11. 情報整理
    12. 情報収集の考え方
    13. 情報・結果・分析のゴール
    14. 多面性
    15. 多面視点
  9. 実験の本質とは
    1. 実験の本当の意味
    2. 実験を考えるとは
    3. 実験≠R&D
    4. 結論の条件
    5. 実験の神髄
  10. コミュニケーションと情報発信
    1. コミュニケーションとは
    2. 技術者の報連相
    3. 伝聞と報告
    4. Evidence & Story
    5. ミーティング
    6. Passion
    7. 非言語コミュニケーション
    8. 信頼の条件
  11. 研究者の心得
    1. 探究心と追求心
    2. 技術力のポテンシャル要素
    3. 4つの基本力
    4. 研究者の成功要素
    5. モチベーションの真理
    6. 情報の価値
    7. 3知
    8. 知識、経験と知恵
  12. まとめ
  13. 質疑

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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