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セルロースナノファイバーの最新動向とプラスチック複合化技術

Zoomを使ったライブ配信セミナー

セルロースナノファイバーの最新動向とプラスチック複合化技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、CNFの基礎から自社製品・自社技術にどのようにCNFを取込んで行くのかのポイント等について解説いたします。
オンラインセミナーの利点を生かして研究所から大型試作成形サンプル等もご覧いただく予定でございます。

開催日

  • 2021年2月24日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • CNF成形等加工機、試験・分析機器関連の技術職・営業職
  • 自社製品にCNFの応用・実用化検討したい方
  • プラスチック成形加工、コンパウンドメーカー
  • CNF関連加工技術を開発したい方
  • CNF市場を把握したい方

修得知識

  • ナノセルロースの特徴
    • CNF
    • TEMPO等酸化CNF
    • CM化CNF
    • CNC
    • バクテリアセルロース 他
  • 国内のCNF製造各社の生産、サンプル提供の現況
  • CNF/プラスチック複合材の技術開発状況とその実用化試作・製品化・商品化の事例
    • 特に混練技術、射出成形技術、射出発泡成形技術のポイント
  • 5年ぶりに刷新された「CNFロードマップ」の内容
  • ISO国際標準化及び安全性評価技術、安全性データ等の最新動向

プログラム

 セルロースナノファイバー (CNF) を取巻く状況はこの1~2年で大きく変わり、実用化・事業化段階に入りました。2020年になって国のロードマップも5年ぶりに刷新され、2030年には2兆円市場を目指すことが盛り込まれました。CNF製造・サンプル提供企業も増え、低コスト化量産技術開発段階に移っており、商業生産も始まりました。製品化・商品化・事業化事例も多種多様、多くの分野から出て来ています。一方で、CNFを使ってみたがうまく行かない、言われている程でもないといった声も多く聞くようになりました。
 本セミナーでは、CNFの基礎から自社製品・自社技術にどのようにCNFを取込んで行くのかのポイント等について、オンラインセミナーの利点を生かして大型試作成形サンプル等もお見せしながら解説します。

  1. ナノセルロースの種類・特徴及び製法・生産状況等について
    CNF,TEMPO等酸化CNF,CM化CNF,CNC,バクテリアセルロース,キチンナノファイバー ~
    1. セルロースナノファイバー (CNF) の特徴とその製法及び原料
    2. セルロースナノクリスタル (CNC) の特徴とその製法
    3. バクテリアセルロースの特徴とその製法
    4. キチンナノファイバーの特徴とその製法
    5. 現在サンプル供給しているCNFメーカー22社の特徴及び提供サンプル等のご紹介
    6. 年ぶりに刷新された「CNFロードマップ」の紹介、説明
  2. ナノセルロース研究開発の世界的動向とISO国際標準化の最新動向
  3. 2020年3月に公表されたCNF安全性評価手法並びに評価データの紹介
  4. CNF/プラスチック複合材の複合化技術の開発
    1. 粉末法による[親水性]CNFと[疎水性]プラスチックの複合化
    2. CNFの化学変性によるプラスチック複合材の高性能化
    3. CNF/プラスチックの混練技術とそのポイント
    4. CNF強化ポリプロピレンの性能向上手法について
    5. CNF/プラスチック複合材の樹脂種横展開について (特性・性能等) PBT,PC/ABS他
    6. 材料メーカーにおける変性パルプ及びCNF/樹脂マスターバッチ (MB) のサンプル供給及び商業生産開始
    7. 海洋プラスチック問題からみたCNF/生分解性樹脂複合材の開発
  5. CNF/プラスチック複合材の射出成形並びに微細発泡成形
    1. CNF/プラスチック複合材の射出成形技術
    2. CNF/プラスチック複合材射出成形及び金型設計のポイント
    3. 超臨界CO2バッチ発泡法による微細発泡基本技術の開発
    4. 変性CNF/プラスチック複合材を用いた超臨界N2射出発泡成形
    5. 大型射出発泡成形品の試作
    6. ポリエチレン/化学バッチ発泡品の試作
  6. CNF材料の社会実装化動向
    1. 2020年4月設立産業界主導「ナノセルロースジャパン」とその活動
    2. 各地域におけるCNFに関する取組みの活発化
    3. 「新素材 – CNFナショナルプラットフォーム」の活動
  7. CNF材料を使いこなす/どのように自社製品に取込んで行くかのポイント
    1. 先ずCNF材料を良く知るー本当に多種多様になって来た –
    2. どのCNF材料から触るか、取り寄せるか?
    3. 触ってみたがうまく行かない。言われている程でもない。何故?
    4. 応用展開における3つの方向性と実際例について
  8. CNFを使った応用・実用化、事業化事例のご紹介
    1. 商品化事例
      1. 水性ゲルインク・ボールペン
      2. 消臭機能増大・大人用紙おむつ
      3. トイレクリーナー
      4. スピーカーコーン (バクテリアセルロース応用又はCNF応用)
      5. 食品 (どら焼き等) における食感維持/改良・伸び抑制・保形性・離水抑制・パンク抑制・温度耐性・電子レンジ加熱耐性・歯切れ向上・老化抑制等
      6. 化粧品のゲル化剤等
      7. ランニングシューズのミッドソール材
      8. 生コンクリート圧送先行剤
      9. 透光性磁器鋳込み成型時の脱型助剤及び製品表面のマット化
      10. 自動車タイヤ
      11. 卓球ラケット
      12. CNF混合漆喰
      13. CNF添加研削用砥石
    2. 試作例及び製品化例
      1. CNF/プラスチック複合材
      2. CNF/ゴム複合材、その他

講師

  • 北川 和男
    地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
    研究フェロー

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,000円(税別) / 22,000円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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