技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

NMR法による高分子材料の構造・状態・物性解析

Zoomを使ったライブ配信セミナー

NMR法による高分子材料の構造・状態・物性解析

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、NMRの原理と測定について基礎から解説いたします。
また、試料の調製、測定条件の設定、スペクトルの読み方、実務で使えるテクニックを解説いたします。

開催日

  • 2020年9月3日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 溶液NMR法による合成高分子の構造解析の守備範囲、測定の種類とノウハウ

プログラム

 主に合成高分子の構造をNMR法で分析する多種多様なテクニックについて、原理の基礎的な解説と解析の具体例を紹介する。

  1. 溶液NMR法の基礎と原理
    1. 測定条件の意味を原理と結び付ける
      1. 観測周波数と共鳴条件
      2. パルス幅、遅延時間と核スピンのNMR緩和
    2. パルステクニックで化学構造を決定する
      1. 1H NMR法
      2. 13C NMR法
      3. 磁場勾配パルス (PFG) 法
    3. 試料調製で注意すること
  2. 溶液NMR法の応用例
    1. 先ず高分子の一次構造をレビューする
    2. 分子量・分布を調べる
    3. 立体規則性を調べる
    4. 共重合体組成を調べる
    5. 枝分れ構造を調べる
    6. 多核NMRを活用する
    7. 溶液ではない試料を溶液NMR法で調べる
      1. 129Xe NMR法
      2. PFG法による拡散測定
  3. 固体NMR法の基礎と原理
    1. 固体試料がNMR測定を困難にする
      1. 核スピンは周囲から影響を受けている
      2. 困難な要因を克服する
    2. 固体NMR法で構造や状態を決定する
      1. ピークの帰属法として利用する
      2. 局所分子運動性の違いを明確にする
      3. ポリマーブレンドの相溶性を調べる
      4. 化学シフト異方性で分子の配向を調べる
    3. プロトンパルスNMR法のススメ
  4. 固体NMR法の応用例
    1. 生体高分子の解析例
    2. 合成高分子の解析例 (1) 結晶構造
    3. 合成高分子の解析例 (2) 結晶化度
    4. 合成高分子の解析例 (3) 局所分子運動
    5. 合成高分子の解析例 (4) 分子配向の評価
    6. 合成高分子の解析例 (5) 多核NMRの活用
    • 質疑応答

講師

  • 吉水 広明
    名古屋工業大学 大学院 工学研究科 生命応用化学専攻 ソフトマテリアル分野
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/7 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2024/11/8 増粘剤・ゲル化剤の種類とメカニズム、選び方と使い方 オンライン
2024/11/8 ポリ乳酸の基礎から技術・市場開発最前線まで オンライン
2024/11/8 ラジカル重合の重合反応と開始剤の種類・選び方、応用 オンライン
2024/11/8 水・湿度による高分子の劣化、加水分解メカニズムとその評価 オンライン
2024/11/11 タイ分子の基礎とプラスチック製品の高性能化 オンライン
2024/11/11 再生医療用足場材料の基礎および求められる物性・材料設計 オンライン
2024/11/12 高分子材料の劣化診断、寿命予測 オンライン
2024/11/12 プラスチックの耐候性向上に関する添加剤の特性と活用のコツ オンライン
2024/11/13 異種材料接着のメカニズムと接着界面の密着性評価 オンライン
2024/11/13 動的粘弾性測定 オンライン実習講座 オンライン
2024/11/13 リグニンの構造・特性と産業利用の可能性 オンライン
2024/11/13 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2024/11/14 プラスチック金型の特徴と加工・選択技術 オンライン
2024/11/14 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2024/11/14 フェノール樹脂の基礎講座 オンライン
2024/11/14 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2024/11/14 粘着・剥離現象の基礎と可視化・モデリング事例 オンライン
2024/11/15 各樹脂別の難燃化技術と難燃剤のブリードアウト、その対策 オンライン
2024/11/19 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/27 リチウムイオン2次電池の革新技術と次世代2次電池の最新技術
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)