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プラスチックの耐候性向上に関する添加剤の特性と活用のコツ

プラスチックの耐候性向上に関する添加剤の特性と活用のコツ

~光安定剤、酸化防止剤 / 誤った使い方をすると不良を起こすリスクも~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックの劣化機構から解説し、各添加剤の特性から適切な使い方、選び方を実例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2024年11月12日(火) 13時00分16時00分

受講対象者

  • プラスチックの耐候性の向上に関心のある方
    • 光安定剤 (HALS、UVA)
    • 酸化防止剤 等

修得知識

  • 光安定剤 (HALS、UVA) の基礎知識
  • 酸化防止剤の基礎知識
  • 樹脂や要求性能に合わせた添加剤の選定方法

プログラム

 HALS、UVAのような光安定剤は光によるプラスチックの安定化に使用され、耐候性向上による製品の長寿命化や高機能化に大きく貢献している。一方で光安定剤の種類・添加量を誤るとブリードアウトによる外観不良や変色を引き起こす可能性があり、適切な添加剤処方の選定が重要である。また効果的に耐候性を向上させるためには、光安定剤だけでなく酸化防止剤の適切な添加も必要である。
 本講演では、ポリオレフィンを中心としたプラスチックの劣化機構について説明するとともに、光安定剤、酸化防止剤をはじめとする耐候性向上にかかわる添加剤の特長について説明し、その適切な選択・使用方法について樹脂ごとの実例を交えて解説する。

  1. プラスチック用添加剤について
    1. プラスチック用添加剤とは?
    2. 代表的なプラスチック用添加剤の種類
  2. 酸化防止剤の作用機構とその効果
    1. 酸化防止剤とは?
    2. 各種酸化防止剤の特徴
  3. 光安定剤の作用機構とその効果
    1. 光安定剤とは?
    2. UVA (紫外線吸収剤) の作用機構と種類
    3. HALS (ヒンダードアミン型光安定剤) の作用機構と種類
  4. 添加剤によるプラスチックの耐候性向上
    1. 耐候処方の考え方
    2. 耐候処方の実例
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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