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オイルゲルの物性・品質・感触制御技術と品質トラブル対策

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オイルゲルの物性・品質・感触制御技術と品質トラブル対策

~製品開発力を向上させる、ゲル化剤・増粘剤の徹底理解と活用ノウハウ~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

概要

本セミナーでは、オイルゲル処方設計の基礎、物性制御の考え方から、ブルーミング、発汗、ゲル物性の経時変化などの品質トラブル抑制、物性制御による使用感触のコントロール、今後のゲル化剤・オイルゲル開発の指針まで解説いたします。

開催日

  • 2020年8月28日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • オイルゲルで課題を抱えている方
  • オイルゲルに関連する技術者、開発者、研究者
  • 化粧品に関連する技術者、開発者、研究者
  • 医薬外用剤の技術者、開発者、研究者

修得知識

  • ゲル化剤・増粘剤の基礎
  • 処方設計における増粘剤・ゲル化剤の選定
  • 化粧品、食品、医薬品の起こりうる品質トラブルと対策、未然防止策

プログラム

 油性ゲル化・増粘剤を活用する技術は、化粧品分野において、メイクアップ製品やメイク落としなどの基剤として、また乳化系での増粘・安定化に用いられている。また、食品分野でも、洋菓子・マーガリン・チョコレートなどの製品で、油脂結晶の調整や成長抑制、飽水性・乳化性能の改質のために用いられており、最近では水添油脂の代替技術としても検討が進んでいる。医薬品分野においては軟膏・パッチなど経皮吸収製剤の基剤として、持続性、浸透性の良否にも重要な影響を与えている。
 油性ゲル・増粘剤の選定の基本は、各種オイルを所望の物性になるようにすることであるが、ゲルからオイルが分離したり、あるいはゲル硬度や粘度が経時によって変化するなど品質安定性をおこさないことも重要である。また、上記分野の製品は肌に直接触れたり食べたりするものであることから、ゲルを崩して「塗布する感触」や「溶け心地」など高度な物性制御も望まれている。
 各分野用に多様なゲル化剤が市販されているが、物性・品質・感触の観点から製品に適した適切なゲル化剤を選択し、場合によっては組み合わせて使用することが必要になる。そのためには各ゲル化剤の「ゲル化の機構」を理解し、そのゲル化剤の得意不得意を踏まえて製品設計をおこなう必要がある。
 本セミナーでは、ワックス類なども含めた多種多様なゲル化剤について、その作用機構に基づいた分類とそれぞれのゲルの物性の特徴、そしてこれらがおこしがちな品質トラブルについて解説をおこなう。実例としては、最も多様なオイルとゲル化剤が活用されている分野のひとつである「化粧品用のゲル」を題材とするが、作用機構や品質トラブルはどの分野に置いても共通であることから、課題解決や新製品開発のための手がかりになると考られる。また、現存のゲル化剤・増粘剤の課題を紹介し、新規なゲル化剤開発のヒントを提供したい。

  1. ゲルの基本、ゲルとはなんだ?
    1. オイルをゲル化・増粘する機構
    2. どうしてオイル分離 (離漿) をおこしてしまうのか
  2. ゲル化剤の種類とその性質
    1. 透明性の高いゲルを作る (低分子ゲル化剤)
    2. 加熱を必要としないゲルを作る (コロイドゲル化剤)
    3. 多様なオイルをゲル化する (ポリマー・オリゴマーゲル化剤)
    4. 硬いゲルを作る。プルプルのゲルを作る (ワックス)
  3. オイルの種類とゲル化機構
    1. オイルの種類とゲル硬度の関係 (オイルの極性・粘度)
    2. ワックスの種類とゲル硬度の関係
  4. 油性ゲル製品のトラブルのその対応
    1. オイルが分離してしまう (離漿、発汗)
    2. 結晶が分離析出してくる (ブルーミング)
    3. ちょっとした製造条件の差によるゲル物性の変化
    4. ほんの少しの共存物質が悲劇を呼ぶ
    5. 光学顕微鏡観察でわかること、勘違いしてしまうこと
    6. 電子顕微鏡でゲルの微細構造を観察するための技術
    7. ゲルの熱分析でわかること、わからなくなること
  5. 着色剤の油性ゲルへの分散
    1. 顔料の分散性に影響を与える因子
    2. 顔料分散剤の活用
  6. 最近のリップ化粧品の持続技術
    1. 持続性着色剤を用いた技術
    2. ゲル増粘機構を用いた技術
    3. 高屈折率オイルおよびブリードオイルを用いた技術
    • 質疑応答

講師

  • 柴田 雅史
    東京工科大学 応用生物学部 化粧品材料化学研究室
    教授

会場

東京流通センター

2F 第4講習室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,800円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

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  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • このセミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先を掲載)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

オンライン受講割引

  • オンライン受講の場合、1名様 30,400円(税別) / 33,440円(税込) で受講いただだけます。
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アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

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