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製造工程での変更・変動リスクを考慮したフォーミュレーションへの落とし込みと工程改善事例

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製造工程での変更・変動リスクを考慮したフォーミュレーションへの落とし込みと工程改善事例

~実製造の経験・実例を処方開発担当者へ / 開発時のrobust (堅牢) なフォーミュレーションこそが、変更・変動の中にあってもrobust (堅牢) な製造工程を保証する~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年7月29日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 変更・変動を吸収する工程のmodification/製造工程の改善方法と事例
  • 一変か軽変かの選択とjustification/事例
  • Lifecycle managementを考慮したバリデーションバッチ (工業化検討、技術移管) における報告書/scale-up/downの事例

プログラム

 医薬品製造は、原料や中間製品のサプライチェーンをはじめ、製造機械、製造工程など製造に直結する様々な要因によって、日々変更、変動に曝されている。変更・変動に伴うリスクは限りなく存在する。リスクベースのアプローチは、開発、製造部門のみならず、規格・合否・許容に係る品質保証は言うまでもなく、原料・製品供給を管理する生産管理、さらにはコスト・経営部門にも跨るクロスファンクションの体制が必要である。ここでは多くの実例から、開発時のrobustなフォーミュレーションこそが、変更・変動の中にあってもrobustな製造工程を保証するという共通認識を確認する。
 Lifecycle management plan (承認後に実施する製造・管理、管理戦略、Ecs、PACMPの情報など包括的戦略) をフォーミュレーションにどのように落とし込むかを提案したい。製造方法欄は医薬品の製造工程全体が理解できるように記載する必要があるが、承認申請における重要工程と製造工程のGMP上の重要工程との間には違いがあり、いずれの重要工程にもメリハリをつけることが望ましい。申請書の製造方法の記述と実際の工程を照合し、Lifecycle managementを見越した、フレキシブルで実践的な規制の運用を解説する。

  1. ICHの流れと今日的課題
    • QbD、デザインスペースの考え方と実際
    • PATの今日的理解
    • Enhanced QbD (製剤機械技術学会2015年度仲井賞受賞業績) の意義
  2. 医薬品の製造現場で起こっていること
    • 変更・変動を吸収する工程のmodification/製造工程の改善方法と事例
    • 一変か軽変かの選択とjustification/事例
  3. プレフォームミュレーション・フォーミュレーションの開発コンセプト
  4. Lifecycle managementを考慮した
    • バリデーションバッチ (工業化検討、技術移管) における報告書/scale-up/downの事例
  5. バリデーション計画書、報告書のdocumentsの留意点
  6. 固形剤における単位操作の意味と品質に影響する要素
    • 篩過/分級/整粒工程の意義
    • 造粒度の理解と工程管理
  7. 粉体の物性と品質に及ぼす要素
    • 粉体の粒度 (統計的分布) の理解
    • 原料、副原料の吸湿性の実際
    • 粉体層内の圧力伝達
  8. 中間体の物理化学的特性が品質に影響する事例
    • メカノケミカル作用による影響
    • APIの疑似結晶多形性
  9. 打錠用二次、三次顆粒の特性と錠剤の品質
    • サンプリングにおけるバイアス事例
    • 混合均一性と含量均一性の評価
  10. 滑沢剤の機能と錠剤品質に及ぼす影響
    • 滑沢度と滑沢剤混合工程の管理
    • 打錠工程の位置づけ
    • Tooling (杵、臼の取り扱い)
    • 打錠障害の事例
    • スティッキングの例
  11. 粉粒体搬送工程におけるトラブル事例
  12. 製造工程におけるトラブル事例からのLesson & Learnings
    • 質疑応答・名刺交換

講師

主催

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