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プラスチック加飾技術の最新の動向と今後の展望

プラスチック加飾技術の最新の動向と今後の展望

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックの表面加飾技術について基礎から解説し、フィルム貼合・転写加飾、NSD、インクジェット印刷を中心に、多くのサンプル・写真を示しながら、最近の動向を解説いたします。

開催日

  • 2020年6月11日(木) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • プラスチック加飾に関連する技術者、研究者、管理者
    • 住宅・建築材料
    • モバイル機器
    • 自動車 など

修得知識

  • 加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与
  • 加飾技術の動向

プログラム

 最近、プラスチック加飾は、単なる加飾から、「機能付加加飾」へと発展し、また、「塗装代替加飾」が注目され、「繊維複合熱可塑性樹脂への加飾」も関心が持たれるようになっている。個別加飾技術の中では、塗装代替加飾技術として、フィルム加飾技術、モールドインカラー等のNSD (Non Skin Decoration) 、構造色加飾、オンデマンド印刷等が注目されており、自動車の外板への適用検討も活発化している。さらに、フィルム加飾技術の中では、インモールド加飾と比較して数々の特徴があるアウトモールド成形 (布施真空のTOMなど) が注目され、採用が急拡大している。
 本講演では、フィルム貼合・転写加飾、NSD、構造色加飾、インクジェット印刷を中心に「各加飾技術の動向」および「機能付加加飾」、「自動車外板への展開」等最近の動向を多くのサンプル、写真を示しながら、具体的に解説する。また、今後の方向を予測する。

  1. 加飾技術の概要
    1. プラスチックの加飾について ~なぜ加飾が求められるのか~
    2. 加飾技術の分類と位置付け
    3. 機能付加加飾、塗装レス加飾のニーズ
  2. NSDの展開 ~低コスト塗装レス加飾として注目~
    1. 高外観原着樹脂による加飾
    2. 製品表面へのパターン付与技術
      1. シボの種類
      2. デジタルシボの開発と展開 ~可能性を広げるデジタルシボ~
      3. その他
    3. 金型表面高品位転写 (ヒート&クール他) ~表面品質向上技術から加飾技術へ~
  3. フィルム転写・貼合加飾成形の展開
    ~高意匠表現が出来、機能付加にも優れるフィルム転写・貼合加飾技術~
    1. 成形方法
      1. インモールド加飾 (IM-D)
      2. アウトモールド加飾 (OMD)
        ~多くの可能性を有する加飾技術、あらたの検討も進んでいる~
      3. 成形方法の比較
    2. 加飾フィルム
      1. 加飾用基本フィルム
      2. 加飾フィルムの意匠表現、構成、バリエーション
      3. 注目される代表的な加飾フィルム
    3. 用途、需要など
  4. 機能付加加飾
    1. 付加される機能
    2. 機能付加加飾の実例
  5. 自動車外板への加飾技術の展開
    1. フィルム加飾による展開
    2. モールドインカラーによる展開
    3. IMP (インモールド塗装) による展開
    4. その他の検討例
  6. バイオミメティクスと構造色加飾の開発と展開 ~着色材不要の着色~
    1. バイオミメティクスについて
    2. 構造色のしくみ
    3. プラスチックに応用されている構造色加飾
  7. ソフト表面加飾の進展 ~あらためて注目されているソフト加飾~
    1. 本格的なソフト表面加飾の現状
    2. ソフトフィール加飾の開発と展開
  8. 二次加飾 ~二次加飾が見直され、あらたな展開も~
    1. UV硬化インクジェット印刷 ~オンデマンド対応ができるインクジェット印刷、塗布~
    2. 3次元曲面印刷
    3. 真空製膜、プレスサイト製膜
    4. その他の二次加飾
      1. 塗装
      2. メッキ
      3. レーザー加飾
  9. 繊維複合熱可塑性樹脂への加飾
  10. 加飾技術研究会について
  11. 加飾の今後の展開
  12. 加飾関係の主要書籍、文献
    • 質疑応答

会場

滋慶医療科学大学院大学

11F 講義室3

大阪府 大阪市 淀川区宮原1-2-8
滋慶医療科学大学院大学の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

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本セミナーは終了いたしました。

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