技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

原薬製造スケールアップにおけるスケール変更に伴うスケール依存因子/ トラブル事例とQbDに基づく重要品質特性・重要工程パラメータ設定

原薬製造スケールアップにおけるスケール変更に伴うスケール依存因子/ トラブル事例とQbDに基づく重要品質特性・重要工程パラメータ設定

~スケールアップに関する成功・失敗事例~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、Quality by Designの観点から製造プロセス開発時のCQA及びCPP設定手順と、スケールアップにまつわるトラブルの事例と対策について解説いたします。

開催日

  • 2020年5月19日(火) 12時30分16時30分

修得知識

  • 化学合成プロセスにおけるスケールアップ時の留意点
  • 原薬製造プロセス開発時のCQA及びCPP設定手順
  • 化学合成原薬製造におけるQuality by Design のポイント

プログラム

 製薬業における原薬製造プロセス開発機能の使命と役割を説明し、有機合成化学を用いた原薬製造法の開発を、ラボからプラントへのスケールアップの実例を用いてその留意点を解説する。
 次に原薬製造法の申請情報として必要となる、Quality by Designの観点からのCritical Quality Attributes (重要な品質特性) 及びCritical Process Parameters (重要プロセスパラメータ) 設定手順の1手法について実例を踏まえ説明する。
 更に遺伝毒性不純物のコントロールや製造設備洗浄の考え方を提案し、これらも“品質を作りこむ”重要なファクターであることをご理解いただく機会としたい。

  1. 製薬企業におけるプロセス化学の役割
    1. 医薬品開発フロー
    2. メディシナルケミストリーとプロセスケミストリー
    3. プロセスケミストの使命
    4. 原薬開発段階に応じたプロセス研究
    5. プロセス化学における技術要素
  2. スケールアップとスケール依存性因子
    1. 原薬のプロセス研究とスケールアップイメージ
    2. スケールアップで避けたい操作
    3. スケール依存性因子1
    4. スケール依存性因子2
    5. 反応釜の構造 (例)
    6. 攪拌効率 (スケール依存性因子の一例)
    7. スケールアップトラブル事例
      1. スケールアップトラブル事例1
      2. スケールアップトラブル事例2
      3. スケールアップトラブル事例3
      4. スケールアップトラブル事例4
      5. スケールアップトラブル事例5
      6. スケールアップトラブル事例6
      7. スケールアップトラブル事例7
      8. スケールアップトラブル事例8
      9. スケールアップトラブル事例9
      10. スケールアップトラブル事例10
      11. スケールアップトラブル事例11
    8. 商用製造に向けた検討の実例 ミラベグロン原薬製法検討
      1. 商用製造プロセス構築~化学工学からのアプローチ
      2. 粗原薬製造工程の濾過性改善 (逆滴下法)
      3. 原薬製造工程の濾過性改善 (温度スイング晶析)
  3. 重要工程パラメータ (CPP) 設定の流れ
    1. 製造技術移管の流れ
    2. Quality by Designとは
    3. プロセスバリデーション (PV) とCPP
    4. PV成立要件
    5. Critical Process Parameter (s) 設定手順概要
      1. CPP設定手順 Step1 (CQA (s) 選定)
      2. CPP設定手順 Step1実施例
      3. CPP設定手順 Step2 (品質特性の挙動確認)
      4. CPP設定手順 Step2実施例
      5. CPP設定手順 Step 2 (1次リスク分析・評価)
      6. CPP設定手順 Step 2実施例
      7. CPP設定手順 STEP 3 (リスク調査・低減) CR, PAR, EoF設定例
      8. CPP設定手順 STEP 3 (リスク調査・低減) DS設定例
      9. CPP設定手順 STEP 4 (2次リスク分析・評価、受容)
  4. 不純物の毒性や設備洗浄とQbD上の戦略
    1. 遺伝毒性不純物管理の経緯
    2. 遺伝毒性不純物管理の実例
    3. ミラべグロン原薬製造プロセスにおける遺伝毒性不純物管理状況
    4. 設備洗浄対象物質のクライテリア (予定)
  5. 最後に
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

案内割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 84,000円(税別) / 92,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 126,000円(税別) / 138,600円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/30 データインテグリティ (DI) におけるデータ/記録の不適切な保管管理への対策と手順書へのDI要件の落とし込み・作成・記載レベル オンライン
2026/1/30 希少疾病用医薬品等に関する国内規制、欧米制度との比較及び最新の規制動向 オンライン
2026/2/3 GDPにおける輸送車両・コンテナ・倉庫の温度管理とバリデーション オンライン
2026/2/6 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース 2026 (2日間) オンライン
2026/2/6 GMP工場(増築・新規構築)における 設計/施工時の注意点とUSRの具体的記載例 オンライン
2026/2/6 分析法バリデーションの進め方と分析試験計画の策定 オンライン
2026/2/10 マルチパーパス設備での洗浄評価基準・運用の基礎 オンライン
2026/2/12 GMP工場における 設備・機器の維持管理(保守点検)/ 設備バリデーションの実際と査察指摘事例 オンライン
2026/2/13 臨床試験・治験におけるQuality by Designによる逸脱防止とその対処法、有効かつ速やかなIssue Managementの方法 オンライン
2026/2/18 CSV手順の最適化 (省力化・効率化・改善) へのヒント オンライン
2026/2/18 事業化を成功させる化学プロセス開発・設計における最適化への要点 オンライン
2026/2/20 国内外規制要件をふまえたE&L評価基準の考え方・進め方と分析・評価方法 オンライン
2026/3/6 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2026/3/9 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書