技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化粧品の微生物管理と防腐・抗菌性試験実施 基礎講座

化粧品の微生物管理と防腐・抗菌性試験実施 基礎講座

~品質管理、処方設計担当者のための基礎講座 / 製品の微生物汚染の起こりやすい状況とは、その発生を防ぐためには~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、微生物汚染の基礎から解説し、微生物汚染の起こりやすい状況と予測・対策、防腐・抗菌性評価、防腐・抗菌性試験のポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2020年1月20日(月) 12時30分16時30分

受講対象者

  • 微生物の汚染対策が必要な製品の担当者、管理者
    • 化粧品
    • 医薬品
    • 食品 等

修得知識

  • 微生物の一般的な生育条件
  • 微生物汚染の起こりやすい状況と予測、対策
  • 微生物汚染、防腐・抗菌性評価
  • 防腐・抗菌性試験のポイント
  • 製品開発と製造所における微生物汚染防止の考え方

プログラム

 微生物の生育行動を考え、製品の微生物汚染の起こりやすい状況を把握し、その発生を予測する。微生物汚染、防腐・抗菌性評価について多方面の角度から考察を加え、製品開発、品質保証面に反映できるようにする。防腐・抗菌性試験のポイント、製品開発と製造所における微生物汚染防止の考え方を習得する。

  1. 微生物の一般的な生育条件
    1. 微生物の生育条件を考える。
      1. pH
      2. 温度
      3. 酸素 (空気)
      4. 水分 (湿度)
      5. 栄養源
      6. 塩濃度・糖濃度
    2. 微生物汚染を受けやすい製品かを考える。
    3. 製品の微生物汚染をコントロールできるか?
  2. 微生物試験法
    1. 培地の選択
    2. 培養条件の検討
    3. 殺菌
    4. 微生物の計数
    5. 製品汚染微生物の分離と特徴付け
      1. コロニー等の形態観察
      2. 製品汚染微生物の分離
    6. 微生物コレクションの作成と保存方法
  3. 防腐・抗菌性試験
    1. 試験微生物の選択
    2. 防腐・抗菌剤の有効濃度の予測
    3. 防腐・抗菌剤を含まない素地の抗菌力を考える。
    4. 防腐・抗菌剤の選択
      1. 防腐・抗菌剤の性質
      2. 化粧品に使用される防腐・抗菌剤の要件
      3. 製品中での抗菌活性の低下
      4. 防腐・抗菌剤の選定と配合量
      5. 配合上の留意点
  4. 製品の抗菌性を考える。
    1. 製品の機能、効能・効果と抗菌力
    2. 製品の安定性と抗菌力
    3. エマルションと防腐・殺菌剤
    4. ビーカースケールと製造スケール
    5. 防腐剤フリーのために
    6. 保存効力試験は自社で行うか、外注か。
  5. 製造所の微生物管理
    1. 微生物がどのくらい存在しているか、また、どこに多いか?
      1. 微生物計数条件
      2. 空中落下菌の状況
      3. 原料
      4. 製品
      5. 作業環境
    2. 製造所の微生物管理
    3. 衛生管理
    4. 作業従事者の意識
    5. GMPとISO・・・標準化
  6. 品質保証
    1. 製品の物性と微生物安定性
    2. 微生物汚染製品のクレーム処理
    3. 製品の抗菌力と使用方法、容器の選択
  7. 微生物汚染防止のための社内ネットワーク
    • よりよい微生物管理を行うために

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/8 化粧品の微生物制御と保存効力試験・微生物試験の基礎と留意点 オンライン
2025/12/9 核酸医薬品のCMC要求事項と製造方法のポイント オンライン
2025/12/9 化粧品主要国成分規制と輸出入の留意点及び広告規制対応 オンライン
2025/12/9 治験薬GMP基礎講座 オンライン
2025/12/9 コンプライアンス違反を起こさない・繰り返さないQA・QC教育の体制構築と訓練効果の確認の手引き オンライン
2025/12/10 記録ミスを低減するGMP製造記録の取り方・様式と不備があった場合の記録の残し方 オンライン
2025/12/10 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/12/10 化粧品主要国成分規制と輸出入の留意点及び広告規制対応 オンライン
2025/12/10 治験薬GMP基礎講座 オンライン
2025/12/10 米国MoCRA・EU・中国・ASEANにおける化粧品規制の概要解説 オンライン
2025/12/11 ザ・治験薬のGMP 2026年に向けて 東京都 会場・オンライン
2025/12/11 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2025/12/11 原薬製造プロセスバリデーション実施方法とスケールアップ、MF登録申請 オンライン
2025/12/11 滅菌バリデーションにおける無菌性保証レベルをふまえたバイオバーデン管理とBI菌種の選定根拠・D値情報 オンライン
2025/12/12 クオリティカルチャーの醸成にむけた活動事例と作業者のマインドセット・定着化・教育訓練への方策 オンライン
2025/12/12 GMP適合性調査で指摘を受けやすい試験室管理の要点と文書・記録管理に起因した指摘削減のポイント オンライン
2025/12/15 Z世代へのGMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/12/15 中小規模組織 (企業) における責任役員 (上級経営陣) へのGMP、GQP教育方法と法令順守体制の整備 オンライン
2025/12/15 ICH Q9 (R1) : 品質リスクマネジメント改正の要点と暗黙知・知識管理の品質保証への落とし込み オンライン
2025/12/16 GMP基礎講座 (2日間) オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ