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製造業の不良削減に向けたヒューマンエラーの原因と対策

製造業の不良削減に向けたヒューマンエラーの原因と対策

~人間の認知・判断・行動特性を理解しミスの起きにくい現場を実現するために~
愛知県 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年12月11日(水) 10時00分17時00分

受講対象者

  • ヒューマンエラーによる不良や損失が課題となっている製造業の管理者や経営者の方

修得知識

  • ヒューマンエラーの発生原因と防止方法の理解
  • 職場での作業でヒューマンエラーが起きやすい作業を発見する見方
  • ヒューマンエラーを起こす組織の特徴と、組織の改善やリーダーシップへの考え方

プログラム

 製造現場で発生するヒューマンエラーは、時には大きな事故や不良を発生させます。これを防ぐために、多くの製造現場ではミスを起こさない「ポカヨケ」を構築してきました。しかし多品種少量生産のように定型化が困難な現場では、ポカヨケが構築できずヒューマンエラーに苦労しています。このヒューマンエラーは、人間の認知・判断・行動などの特性から生じるため、その特性を理解すれば、ミスの起きにくい作業にすることが可能です。
 本セミナーは、この人間の行動特性を学び、受講者もミスを体感することで、ヒューマンエラーの原理を理解できます。そしてミスの起きにくい方法を紹介し、さらに演習にて、ヒューマンエラーを防止する解決策を考えていただきます。

  1. 製造現場における不良と発生原因
    • ヒューマンエラーの分類と発生原因
    • 手順の順守とヒューマンエラーの関係
  2. 不良の未然防止とポカヨケ
    • 設計や評価段階でのヒューマンエラーの防止方法
    • ポカヨケの考え方、その長所と短所
  3. 人間の認知特性とヒューマンエラー
    • 短期記憶による認知ミス
      • なぜ忘れてしまうのか?ワークで体験
      • 記憶に頼らない工夫
    • 見間違えの原因と対策
      • ミスを誘発する配置や周りの情報の影響
      • 見間違えを防ぐ方法
    • 集中力の低下と見落としの対策
      • 流れを断ち切って集中力の低下を防ぐ
      • 作業の終わりのけじめで集中力を低下させない
      • 目視検査における流出防止の考え方
    • 誤操作・行動ミスの原因と対策
      • 認知的不協和の原因をワークで体感
      • 誤操作防止における指差呼称の効果
      • 環境の影響によるヒューマンエラー
  4. ヒューマンエラーを誘発する組織の問題
    • 上司の圧力による誤った行動、コミュニケーションの阻害
    • ヒューマンエラーを誘発する組織文化
    • ベテランによる手抜き
  5. ヒューマンエラーを防ぐリーダーの役割
    • 判断基準の明確化
  6. ヒューマンエラーを未然に防ぐ仕組み
    • 4M変更管理と3H管理
    • チェックシートの効果をワークで体感
    • 質疑応答

講師

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

12F 1208

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 52,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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