技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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当然のことではあるが、接着部への入力が接着力 (耐力) を上回れば、接着剥がれが生じる。したがって、接着製品を設計する際には、安全率を例えば5倍とし、十分な耐力を確保し市場投入するので通常、接着剥がれは生じない。しかし、接着に関する業務に携わる者にとって、接着剥がれ不具合は往々にして経験することである。では何故、接着剥がれが発生するのであろうか。
一例としては、意図せずに接着阻害物質が脱脂工程などにおいて付着してしまい剥がれを生じることがある。この場合は接着阻害物質が付着する工程をなくすか、阻害物質を除去する工程を設ければ良く、対策のハードルはあまり高くない。
接着の担当者にとって厄介な案件は、接着剥がれに至る入力モードを間違えて対策仕様を設定することである。例えば、クリープ入力により剥がれが生じた場合、引張試験による結果から対策に走る事例を見掛けることがあるが、これはあまり正しい対応とは云えない。この場合はクリープ試験により、接着剥がれが再現する条件を見出し、クリープ入力を上回る接着力となる対策仕様を設定する必要がある。
今回、前述した事例を含め25件の剥がれ事例により、剥がれの原因と再現試験方法並びに対策内容について紹介する。
接着剥がれ不具合の予防措置のために、或いは剥がれ不具合が発生した際に参考としていただけたら幸甚である。
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発行年月 | |
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1988/2/1 | 半導体の故障モードと加速試験 |
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