技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

懸濁重合によるポリマー粒子合成の基礎とプロセス最適化・機能性粒子調製

懸濁重合によるポリマー粒子合成の基礎とプロセス最適化・機能性粒子調製

~反応機構・粒子径制御・スケールアップ・プロセス最適化 / 複合微粒子・ハイブリッド微粒子・マイクロカプセル調製などの応用技術まで~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、粒子合成を懸濁重合で行う際のノウハウを詳解いたします。
最適化手法から、膜乳化・マイクロチャネル・インクジェットによる特殊な調整法、マイクロカプセルやハイブリッド型・複合微粒子の調整といった応用まで、幅広く網羅的に解説いたします。

開催日

  • 2019年10月30日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 懸濁重合法による各種複合微粒子の調製に関連する方
  • 懸濁重合で課題を抱えている方

修得知識

  • 懸濁重合法に関する基礎的事項
    • 反応系
    • 反応装置
    • 分散安定剤種と安定化機構
  • 粒径制御法とスケールアップの基本的な考え方
  • 懸濁重合法による複合微粒子の調製例

プログラム

 懸濁重合法は、数ミクロンから数千ミクロンの粒径のポリマー粒子を合成する重合法で、基礎的な操作法は確立されているが、各種複合微粒子を懸濁重合法により調製しようとする試みは多くの分野で活発になされている。
 複合微粒子の応用分野により最適な操作条件は異なることになるが、反応装置・撹拌条件・粒径制御・スケールアップなどに関しては、共通した最適条件が多々ある。
 したがって、本講座では、粒径制御、撹拌槽型反応器の最適化、撹拌条件の最適化、スケールアップの考え方、分散安定剤の安定化効果等に関する基礎的事項を詳細に説明するとともに、懸濁重合法による各種複合微粒子・ハイブリッド微粒子・マイクロカプセルの調製例を紹介する。

  1. 懸濁重合法の基礎
    1. 懸濁重合反応系の分類
      1. パウダー懸濁重合の反応系
      2. ビーズ懸濁重合の反応系
      3. マス懸濁重合の反応系
    2. 懸濁重合の反応機構
      • 反応機構と反応速度式 (ビニル系モノマーを例として)
    3. 懸濁安定剤種と安定化機構
      1. 高分子安定剤種と安定化機構
      2. 界面活性剤種と安定化機構
      3. 固体粉末種と安定化機構
  2. 粒径制御の考え方
    1. 撹拌操作による液液分散系調製の場合
    2. 特殊な装置 (膜乳化・マイクロチャネル・インクジェツト) による分散系調製の場合
    3. 液滴の分散挙動に基づく制御の場合
    4. 反応装置の形状による制御の場合
    5. 粒径と操作条件との相関式
  3. スケールアップの考え方
    1. 基本的な撹拌槽型反応装置と最適化
    2. 撹拌操作による分散系調製時のスケールアップの考え方
    3. 特殊な装置 (膜乳化・マイクロチャネル等) による分散系調製時のスケールアップの考え方
  4. 複合微粒子 (マイクロカプセル・ハイブリッド型微粒子) の調製
    1. 懸濁重合法による複合微粒子 (マイクロカプセル・ハイブリッド型微粒子) 調製の考え方
    2. 逆相懸濁重合法による銀ナノ粒子被覆型ポリマー粒子の調製
    3. 懸濁重合法による相変化物質 (PCM) 含有マイクロカプセルの調製
    4. 懸濁重合法による水含有ポリマー粒子の調製と発泡体粒子調製への応用
    5. ピッカリングエマルションを利用したハイブリッド型微粒子の調製
    6. 懸濁重合法によるマイクロカプセル型トナーの調製
    7. 懸濁重合法による多孔性ポリマー粒子の調製
    8. その他
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/17 撹拌・混合の基礎とトラブル対策およびスケールアップ オンライン
2024/4/18 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/4/18 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/4/19 生分解性プラスチックの基礎・最新動向と食品容器・包装への応用展開 オンライン
2024/4/19 化学プロセスのスケールアップとトラブルシューティング事例 オンライン
2024/4/19 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2024/4/19 高分子合成におけるラジカル重合の基礎講座 オンライン
2024/4/19 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/4/19 プラスチック光学素子の基礎、超高精度加工技術 オンライン
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/23 スラリーの濃度調製の「考え方」、「進め方」、その応用 オンライン
2024/4/23 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/4/24 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン