技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

アクリレートモノマー・オリゴマーの種類、特徴、重合と新しい分子設計の考え方

アクリレートモノマー・オリゴマーの種類、特徴、重合と新しい分子設計の考え方

~構造、官能基⇔ポリマー物性の関係 / リビング重合の原理・種類・最新事例 / キャプトデイティブ効果~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、アクリレートモノマー・オリゴマーの基礎から解説し、用途・目的に応じた選び方・組み合わせ方・配合法のポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2019年10月21日(月) 10時00分17時00分

受講対象者

  • アクリレートモノマー・オリゴマーに関連する技術者、開発者、研究者

修得知識

  • アクリレートモノマー・オリゴマーの合成と重合の基礎
  • 高性能・高機能化のため の考え方と手法
  • 最近の分子量・立体構造のコントロール法
  • 実際に直面する課題の問題点の発見とその克服

プログラム

 日々進歩するアクリレートの合成と重合について、基礎を中心に応用までを解りやすく紹介する。 特に、日常直面する様々な問題の化学的根拠と課題克服の手法について基本に立ち返って考える。 また、高性能・高機能化の手法、リビングラジカル重合、立体特異性重合などの新しい分子設計の手法、考え方、さらに最近の話題、問題点等についても、高い内容を平易な表現で具体的に述べる。

  1. 第1部 モノマー・オリゴマーの種類、特徴、合成
    1. 分類、構造、分子特性
      1. モノマー、重合とは
      2. モノマーの分類
      3. モノマーの分子特性
      4. モノマーの構造特性
      5. オリゴマーとは
      6. オリゴマー・プレポリマーの分子特性・特徴
      7. オリゴマーの合成
      8. 様々な多官能アクリレートオリゴマー
      9. 重合操作法
    2. 新しい機能性モノマー
      1. キャプトディティブ置換モノマー
    3. 生物由来モノマー・オリゴマー
  2. 第2部 重合
    1. 重合の種類と特徴、速度論
      1. 重合の種類
      2. 連鎖重合の素反応4種
      3. 速度論
      4. 高分子の分子量と分子量分布
      5. 重合速度と分子量の経時変化
    2. 素反応 (開始) – 熱開始と光開始、開始剤の選び方と問題点
      1. 開始反応
      2. 熱開始剤
      3. 光開始剤
      4. 開始剤の選び方と問題点 – アゾか過酸化物か、使用条件、課題
    3. 素反応 (成長、停止、連鎖移動) 、天井温度 – 特徴、問題点と対策
      1. 成長反応 – イレギュラーな成長
      2. 停止反応
      3. 連鎖移動反応
      4. 天井温度
    4. 共重合 – 構造と反応性、問題点
      1. 共重合体の組成はどのように決まるか – モノマー反応性比
      2. Q値とe値 – 簡単な求め方
  3. 第3部 工業化における課題
    1. 酸素・禁止剤の重合への影響
    2. ポリマー着色の原因と防止、耐光性、生分解性
      1. 酸素ラジカルなどによる着色
      2. 着色を防ぐ方法
      3. 耐光性を付与する方法
      4. 生分解性
  4. 第4部 リビングラジカル重合
    1. リビング重合の基本原理、種類と選択
      1. リビングポリマーの特徴
      2. リビング重合の要件
    2. 分子量制御の具体例と課題
      1. NMP (ニトロキシル介在重合)
      2. RAFT (可逆的付加 – 開裂連鎖移動重合)
      3. ATRP (原子移動ラジカル重合)
      4. TERP (テルル介在重合)
    3. 新しいリビングラジカル重合と応用
  5. 第5部 高分子立体構造の制御 1.立体化学の基礎
    1. 様々な構造制御法
      1. 物理的な構造制御の方法
      2. 化学的な構造制御の方法
    2. 新しい構造制御法、立体構造と分子量の同時制御
  6. 第6部 高分子の機能・性能
    1. 耐熱性と放熱性
      1. 耐熱性を向上させる分子構造
      2. キャプトデイティブ置換による耐熱性向上
      3. 放熱性
    2. 接着と封止性能の向上
      1. 密着性とポリマー構造置換ポリマーの接着性と多機能性
    3. 光学特性、ガス透過性
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/13 高分子材料の劣化メカニズムと高耐久化設計および劣化評価技術 オンライン
2025/6/16 熱分析入門 オンライン
2025/6/16 UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定評価と硬化不良・密着不良などのトラブル対策 オンライン
2025/6/16 高分子材料の劣化メカニズムと高耐久化設計および劣化評価技術 オンライン
2025/6/16 可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題 オンライン
2025/6/17 FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性 オンライン
2025/6/17 EV等電動化モビリティ用モータと関連電装品のための高電圧絶縁技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/6/17 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2025/6/18 EV等電動化モビリティ用モータと関連電装品のための高電圧絶縁技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/6/18 粘弾性測定を用いた材料物性評価 オンライン
2025/6/18 フィラーの表面処理と樹脂への複合化・分散技術 オンライン
2025/6/19 高分子難燃化とリサイクル オンライン
2025/6/19 絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2025/6/20 ポリウレタンの原料・反応・特性およびフォーム・塗料・複合材料用途の新技術 オンライン
2025/6/20 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2025/6/23 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2025/6/23 絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2025/6/24 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2025/6/24 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析 オンライン
2025/6/24 医用材料の基礎と要求特性および応用展開・最新動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/7/15 乳化・懸濁重合法の基礎と応用
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書