技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品・医療機器・再生医療医療等製品におけるエンドトキシン試験とバリデーションの留意点

医薬品・医療機器・再生医療医療等製品におけるエンドトキシン試験とバリデーションの留意点

京都府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、GMPバリデーション、品質リスクマネジメントの留意点について、国内外の薬事規制動向を踏まえながら詳しく解説いたします。
また、エンドトキシン規格値の設定、データ解釈上のポイントとピットフォール、問題解決手法やプロセスについて解説いたします。

開催日

  • 2019年10月8日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • エンドトキシンの基礎
  • 臨床分野に関する専門知識と最新情報
  • 局方エンドトキシン試験法の実際とバリデーション手法、課題への対処法、解決力
  • 医薬品・医療機器・再生医療等製品におけるエンドトキシン試験の進め方、留意すべき事項と重要ポイント
  • 品質リスクマネジメント実践の要点

プログラム

 本セミナーでは、医薬品・医療機器・再生医療等製品の品質確保におけるエンドトキシン管理の重要性、国際調和されたエンドトキシ試験法の正しい理解と実践、GMPバリデーション、品質リスクマネジメントの留意点について、国内外の薬事規制動向を踏まえながら詳しく解説します。また、エンドトキシン規格値の設定、データ解釈上のポイントとピット フォール、問題解決手法やプロセスを学び、当該試験法とその意義、臨床も含めた今後の課題について理解を深めるとともに日々の業務への効率的な活用を図ります。

  1. エンドトキシンの測定及び除去
    1. エンドトキシンの化学的本体と特性
    2. エンドトキシンの生物活性と人体への作用
    3. リムルステスト (LAL) の原理と反応機構
    4. 発熱性物質試験法との相関
    5. 各種リムルステストの特徴と基本性能
    6. エンドトキシンの除去及び不活化
    7. 医薬品や医療機器等の製造工程における品質管理
  2. エンドトキシン試験法とバリデーション
    1. 日米欧三極薬局方エンドトキシン試験法と国際調和
    2. GMPバリデーションの考え方と進め方
    3. バリデーションの実施内容及び試験方法
    4. エンドトキシン規格値の設定と留意すべき事項
    5. 反応干渉因子の影響と対処法
    6. 最大有効希釈倍率の求め方
    7. 試料の取り扱い
      • 保管
      • サンプリング数
      • タイミング
      • プール
      • 希釈
      • 抽出
    8. エンドトキシン試験法の代替法 (リコンビナントLAL/HCPT)
    9. Low Endotoxin Recovery (LER) を巡る諸問題と最新動向
  3. LALの臨床応用
    1. 血中エンドトキシンの測定 (敗血症の補助的指標)
    2. 血中βグルカンの微量定量 (深在性真菌症の早期診断 (補助診断) ・治療効果の判定)
    3. 動物モデルを用いた病態解析と医薬品開発への応用
    4. 血液浄化療法の進歩と今後の展開 (敗血症)
    5. 透析液の清浄化 (人工透析) と臨床効果
  4. 医療機器の特性を踏まえたエンドトキシン試験
    1. 医療機器に使用される高分子素材
    2. 生物学的安全性評価の考え方
    3. 生体適合性と生体吸収性
    4. in vitro発熱性物質試験法
    5. 医療機器・医用材料のエンドトキシン試験 (抽出法含む)
  5. 再生医療等製品 (ヒト細胞加工製品) の安全性評価
    1. 品質リスクマネジメントの基本的な考え方
    2. 原材料の適格性
    3. 微生物安全性評価と品質管理の要点
    4. エエビデンスに基づくエンドトキシン管理の重要性
    5. エンドトキシン規格値の設定
    6. 今後の課題と将来展望
    7. Take – home messages
    • 質疑応答・総合討論

講師

  • 田村 弘志
    LPS (Laboratory Program Support) コンサルティング事務所
    代表

会場

京都府民総合交流プラザ 京都テルサ

東館 2F 研修室

京都府 京都市 南区東九条下殿田町70番地 新町通九条下ル 京都府民総合交流プラザ内
京都府民総合交流プラザ 京都テルサの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 52,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/27 事例・Excel演習で学ぶ管理図の作成方法と合理的なOOTの判断方法 オンライン
2024/5/28 GMP超入門 オンライン
2024/5/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/5/28 バイオ医薬品で起こる蛋白質凝集メカニズム、凝集体形成防止・製剤安定化に関する取組み方、品質管理、ストラテジー オンライン
2024/5/28 ラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務速習 オンライン
2024/5/28 新規モダリティ分野における各事業性評価手法と不確実性要素の注意点 オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (中級) オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/5/28 ICH E6 (R3) に見る臨床開発におけるCSVの最新情報 オンライン
2024/5/28 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/5/28 QMSR徹底解説 (初級講座) オンライン
2024/5/29 GxP領域データの (完全) 電子化プロセスとデータインテグリティ対応のポイント オンライン
2024/5/29 駄目なSOPと、あるべきSOPから学ぶヒューマンエラー防止に必要なSOPの具体的書き方の工夫と文書管理の実践 東京都 会場・オンライン
2024/5/29 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/29 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/5/29 欧州医療機器規則 (MDR) において要求されている市販後活動とその要求事項 オンライン
2024/5/29 医療機器開発の為の生物学的安全性評価の基礎と評価手法 オンライン
2024/5/29 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/5/29 医療機器開発のための医療ニーズ/情報収集と開発戦略のポイント オンライン
2024/5/29 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略 (製本版 + ebook版)
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/15 体温計 (CD-ROM版)
2021/3/15 体温計
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -