技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

腸内細菌叢の臨床的応用とデータの取得・解析

腸内細菌叢の臨床的応用とデータの取得・解析

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、腸内細菌叢について基礎から解説し、腸内細菌叢の研究を支えるサンプル採取、データの取り方、解釈の仕方、腸内細菌と疾患の関わり、研究の最近知見を紹介いたします。

開催日

  • 2019年9月5日(木) 10時00分 16時30分

プログラム

第1部. 腸内細菌叢の機能と疾患との関連性

(2019年9月5日 10:00〜12:00)

 近年、ヒトと共生関係にある腸内菌叢の我々の健康への影響について関心が高まっている。この背景として、分子微生物学的な解析により複雑多様な微生物生態系の構造や機能の理解が進んだことが大きい。さらに、臨床領域における腸内細菌叢と疾患の関わりに関する研究も飛躍的に進展している。本講演では、腸内細菌叢の基本的理解をはじめとして、臨床的応用に至る最近の知見を紹介する。

  1. 腸内細菌叢の基本的理解
    • 腸内フローラ⇒microbiota, microbiome
    • 腸内細菌叢の構造解析法
    • 世界に広がった腸内細菌叢解析
    • Agingと腸内細菌叢
  2. 腸内細菌叢と疾患との関わり
    • 腸内細菌叢の恒常性:colonization resistanceとは
    • 腸内細菌叢の異常⇒疾患誘導:肥満、腸管疾患、腸管外疾患
    • 代謝性内毒素血症とは
  3. 腸内細菌叢の制御による疾患予防や治療補助の可能性
    • 食事 (栄養) の重要性
    • 便微生物移植 (fecal microbiota transplantation)
    • プロバイオティクス、プレバイオティクス、シンバイオティクス
    • 新規な内在性腸内細菌の可能性
    • 質疑応答

第2部. 腸内細菌叢研究とデータの取得・解析

(2019年9月5日 13:00〜16:30)

 近年、「腸内フローラ」とも呼ばれる腸内に存在する細菌叢と健康との関連が注目されている。本セミナーでは腸内細菌叢の研究の最新動向と実際の解析のためのアウトラインについて紹介したい。

  • 腸内細菌と健康との関わり
  • 食や薬と腸内細菌との相互作用
  • 腸内細菌データ取得について
  • 腸内細菌データの解析について
  • 健康社会実現に向けた腸内細菌研究への期待
  • 質疑応答

講師

  • 野本 康二
    東京農業大学 生命科学部 分子微生物学科
    教授
  • 國澤 純
    国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 ヘルス・メディカル微生物研究センター
    センター長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/29 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/12/2 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/12/3 GMPバリデーションのポイントと失敗事例 オンライン
2024/12/4 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/11/21 食品添加物 (CD-ROM版)
2022/11/21 食品添加物
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)