技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

測定技術 パワエレにおける評価項目と測定技術

測定技術 パワエレにおける評価項目と測定技術

神奈川県 開催 会場 開催 実習付き

開催日

  • 2019年8月30日(金) 10時30分 17時30分

プログラム

 本セミナーでは、パワーエレクトロニクス (以下、パワエレ) で必要とされる測定項目と測定手法について講義と実習を通して学びます。パワエレの測定で重要なのは,電圧,電流,電力測定です。これらの測定原理,測定用ツール,留意点について説明します。また、電力測定で使われる電力アナライザ、受動素子のインピーダンス測定で使われはインピーダンスアナライザの測定原理と使い方の留意点について説明します。測定の個別事例として、高速なスイッチング素子として期待されるGaNの測定、インバータでの電力・電圧・電流測定、Liイオン蓄電池の測定を紹介します。インバータの測定では、実際のプリウスを解体し、電圧、電流を測定した結果についても紹介いたします。
 計測方法を修得するには、講義やテキスト読んだりする座学だけでなく、実際の測定器を使って測定してみることが大切です。本セミナーでは、前半に講義を行い、後半では講義で紹介した測定器を使った計測方法について実習する構成としています。
 受講対象者は、パワーエレクトロニクスの初心者、始めて10年以内の研究・開発者を想定しています。また、また。中堅からベテランの研究・開発者でありながら、計測について体系的に学び直したい人。新たに計測分野に着手したい人、計測について悩んでいる人にもお勧めです。

  1. 電圧・電流測定法
    1. パワーエレクトロニクスにおける測定の概要
    2. 電圧プローブ
    3. シングルプローブ、差動プローブ、光アイソレーション
    4. 電流プローブ
  2. 電力測定法
    1. 電力測定法
    2. 電力アナライザによる電力測定
    3. 三相三電力法と三相二電力法
  3. インピーダンス測定法
    1. インピーダンスアナライザの測定原理
    2. 受動素子のインピーダンス測定
  4. パワーデバイス回路の測定法 (Si、GaN)
    1. ワイドギャップ半導体
    2. ダブルパルス法
    3. GaN、SiCの高速スイッチング測定
  5. インバータ電力・電圧・電流の測定 (プリウスの動作波形測定)
    1. 三相インバータの構成・動作原理
    2. PWM波形
    3. プリウスのパワーユニット (分解写真)
    4. プリウス動作時の波形測定
  6. リチウムイオン電池の測定
    1. リチウムイオン蓄電池の構造と等価回路
    2. コール・コール・プロット測定
  7. 実習の説明

実習

  1. SiデバイスとGaNデバイスの電圧、電流波形測定
    • 目的:GaNパワーデバイスの高速スイッチングの測定
    • 内容:DC-DC変換器で使われているSiとGaNパワーデバイスで、スイッチングによる電圧、電流波形を測定し、両デバイスの電気特性を比較する。
  2. インバータの三相電力測定
    • 目的:三相インバータの電力測定法
    • 内容:三相インバータの電力を、三相三電力計測法と三相に電力計測法で行い、2つの測定法で得られる電力値を比較する。
  3. インピーダンスアナライザによる受動素子とLイオン蓄電池の測定
    • 目的:受動素子インピーダンスの周波数特性測定
      Liイオン蓄電池のコール・コール・プロット測定
    • 内容:コンデンサ、抵抗に代表される受動素子で、インピーダンスの周波数特性を測定する。
      Liイオン蓄電池のインピーダンスの周波数特性を測定し、コール・コール・プロットを求める。

講師

会場

Mywayプラス株式会社 新横浜オフィス (2022年2月28日まで)
神奈川県 横浜市 港北区新横浜2-12-2 明友ビル6階
Mywayプラス株式会社 新横浜オフィス (2022年2月28日まで)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

当日の持ち物

  • 受講票 (請求書と一緒に郵送されます。)
  • 筆記用具
  • ノートPC+マウス
    • 測定波形、測定結果を保存し、簡単なレポートを作成するためのOffice (エクセルのみで可) がインストールされたPC。
    • データをオシロからPCに移すためのUSBメモリ
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/11/26 モータシステムに活かすCAE解析の基礎と応用 東京都 会場・オンライン
2024/11/26 リチウムイオン電池のリサイクル・リユース技術と市場の動向 オンライン
2024/11/26 永久磁石同期モータ駆動システムにおけるインバータの過変調領域の利用 オンライン
2024/11/26 欧州のサーキュラーエコノミー政策と自動車産業 オンライン
2024/11/27 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/11/27 車載用半導体の動向・要求特性と信頼性認定ガイドラインの概要 オンライン
2024/11/28 パワーモジュール実装の最新技術動向 東京都 会場
2024/11/28 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/11/28 オフライン電源の設計 (2日間) オンライン
2024/11/28 オフライン電源の設計 (1) オンライン
2024/11/29 半導体パッケージ技術の進化とそれを支える要素技術 オンライン
2024/11/29 半導体封止材・放熱シートの高熱伝導化と開発動向 オンライン
2024/12/2 オフライン電源の設計 (2) オンライン
2024/12/3 SiCパワー半導体の最新動向とSiC単結晶ウェハ製造の技術動向 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池のBMS設計と高精度残量推定手法・劣化予測手法 オンライン
2024/12/4 リチウムイオン電池の電極構成、特性と新型電池の材料技術、今後の展開 オンライン
2024/12/6 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/12/6 半導体洗浄の基礎と要点、困ったときの対策 オンライン
2024/12/7 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2024/11/29 パワーデバイスの最新開発動向と高温対策および利用技術
2024/9/13 世界のAIデータセンターを支える材料・デバイス 最新業界レポート
2024/8/30 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2024/4/30 次世代半導体用の難加工結晶材料のための超精密加工技術
2024/2/26 EUV (極端紫外線) 露光装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/2/26 EUV (極端紫外線) 露光装置 技術開発実態分析調査報告書
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/28 次世代半導体パッケージの最新動向とその材料、プロセスの開発
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/11/29 半導体製造プロセスを支える洗浄・クリーン化・汚染制御技術
2022/10/31 半導体製造におけるウェット/ドライエッチング技術