技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製造業にIoTがもたらすもの / 活用・導入の実践・事例と付加価値の実現

製造業にIoTがもたらすもの / 活用・導入の実践・事例と付加価値の実現

~スマート工場、スマートファクトリー、製造業の革新へ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年2月28日(木) 10時00分 16時30分

受講対象者

  • 生産技術、生産企画など工場現場で改善活動や企画検討を行っている部門
  • スマートファクトリ化を目指す工場のエンジニア、マネジャー、経営層
  • エンドポイント機器にAI実装を検討中のエンジニア、マネージャー、経営層

修得知識

  • 現場で活用可能なAI×IoT技術の概要
  • インバリアント分析技術の概要
  • 導入を進めるうえでの課題とその対策
  • 製造IoT化を進める上でのステップ
  • AI・アナリティクスの活用ポイント
  • スマートファクトリ実現に向けた課題と解決手法
  • e – AIソリューションとは何か
  • AIユニットソリューションの意義
  • エンドポイントにおける学習を実現するAIアクセラレータ
  • AI/IoTの技術動向
  • AI/IoTにおける技術開発戦略について
  • AI/IoTの導入ステップと障害について

プログラム

 これまでの製造業から新しい製造業へ変革が訪れようとしています。特に主要技術として昨今注目されているIoTを中心に、実施例、活用例、成功例、失敗例などをメーカー4社の方からご講演いただき、生産体制の革新、技術者・研究者の戦略、動向把握、ビジネスとしてお役立ていただけますと幸いです。

第1部:製造業におけるAI×IoTの導入・活用の現状とスマートものづくり実現に向けた課題と対策

(2019年2月28日 10:00〜11:20)

 これまでAI×IoTの導入は大型プラントが先行していたが、ここ数年製造業のものづくりの現場でも活用が広がってきた。しかし、いざ導入を検討しようとすると費用だけでなく社内の理解が得られないなど技術以外の壁にぶつかることも多い。本セミナーでは講師の豊富な導入や現場からの相談経験をもとに、製造業におけるAI×IoTの活用の現状を紹介するとともに、導入における課題と対策について解説する。

  1. 注目され始めた生産現場でのAI活用
    1. はじめに
    2. 市場における動向
    3. 業界団体/国の取り組み状況
  2. AIとは?
    1. AIってなに?
    2. 生産/保全現場でAIを活用する際のポイント
    3. 現場で使えるインバリアント分析技術
  3. 故障予兆と品質劣化監視技術
    1. 予兆監視のニーズ
    2. インバリアント分析による故障/品質劣化予兆のリアルタイム検出
    3. 適用事例
  4. 新しい異常検知技術とセンシング技術
  5. プロジェクトを進めるポイント
    1. 現場と進めるうえでの課題
    2. そう進めていけばうまくいくのか
    • 質疑応答・名刺交換

第2部:見える化から始めるスマート工場

~スマート工場を実現するためのIoT活用ポイント~

(2019年2月28日 11:30〜12:50)

 今までにない革命的なビジネス価値をもたらすスマート工場を実現するためにはどのような技術・仕組みを導入すれば良いのか。既に導入している工場のIT化から、進化させる手法について、OKIの自社事例および他社の取り組みなどを交えながらご紹介します。

  1. 国内製造業の状況と課題
  2. OKIのものづくり
  3. 入り口としてのIoT ~見える化の事例~
    1. 加工・製造現場における設備の見える化 (設備ログ・センシング)
    2. 組立工程における作業状況の見える化
    3. 物流・出荷工程における人・モノの位置情報の見える化
    4. 保守・アフターメンテナンスにおける利用状況の見える化
  4. IoT活用・連携によるスマート工場化へアプローチ
    1. 利用状況見える化の将来シナリオ
    2. 組立作業状況の見える化=IoT端末としてのデータ連携
    3. 工場設備情報の一元管理化と活用
    4. RFIDとERP (生産管理システム) の連携に工程状況把握の自動化
    5. スマート工場実現に向けた企業変革 (OKIが掲げる製造IoTコンセプト)
    • 質疑応答・名刺交換

第3部:エンドポイント・インテリジェンス:e-AIソリューションが実現する、スマートファクトリ実施事例

(2019年2月28日 13:40〜15:00)

 インダストリオートメーションへのAI導入の機運が高まっているが、実際の導入においては様々なハードルがある。ルネサスのe – AIソリューションは、導入に向けたハードルである、データ採取・データ整合・クラウド連携・制御への組み込みを容易にし、AI導入の効果を短期間に確認できるものである。また、エンドポイントへのAI実装を意識したソリューションなので、単に性能を追求するものではなく、限られた実装空間・限られた冷却環境 (=限られた許容消費電力) においても、推論実行に十分な性能を提供することができる。将来的には、エンドポイントでの学習実行までを視野にいれた、AIアクセラレータを開発中であり、“自律するM2M”に必要なエンドポイントでの組み込みAIを実現する。
 これらのAIソリューションを具体的に実施した、自社工場 (那珂工場) での成果を中心に、他社でも実施したPoC (実証実験) の結果も交えて説明する。

  1. スマートファクトリ市場概況
    1. 製造業が直面する課題
    2. 現場データの活用
    3. 課題解決のアプローチ
  2. スマートファクトリ実現に向けたAI導入
    1. なぜエンドポイントなのか
    2. なぜAIなのか
    3. スマートファクトリ化にむけたAI導入の状況
    4. AI導入におけるデスバレー
    5. ルネサスのAIユニットソリューション
    6. ルネサスのe – AIソリューション
  3. AIユニットソリューション導入事例
    1. 弊社那珂工場事例
    2. その他のお客様事例
  4. ソリューションロードマップ
    1. ソリューションロードマップ
    2. エンドポイントで学習を … AIアクセラレータ
    3. AIアクセラレータの特徴 … DRPアーキテクチャ
  5. 最後に (Key takeaways)
    • 質疑応答・名刺交換

第4部:製造業のAI/IoT活用事例

(2019年2月28日 15:10〜16:30)

 AIやIoTについて新聞やニュースで目にしない日はありません。IT専業ではない、製造業の企業がどんな戦略で戦うべきか、また、それを機械系製造業であるリコーがどう実践しようとしているのか、成功例も苦い経験から学んだ教訓も交えて、紹介いたします。

  1. リコーにおけるAI/IoTの事例
  2. 製品・サービスでの導入事例
  3. 社内業務への導入事例
  4. リコーのアプローチ
  5. 技術動向・企業動向
  6. リコーの戦い方
  7. 導入の5つの壁と、解決方法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 相馬 知也
    日本電気 株式会社 デジタルテクノロジー開発研究所
    シニアマネージャ
  • 加部 隆久
    沖電気工業 株式会社 情報通信事業本部 金融・法人ソリューション事業部 イノベーション推進部
    スペシャリスト
  • 傳田 明
    ルネサス エレクトロニクス 株式会社 インダストリアルソリューション事業本部 IAソリューション事業部
    事業部長
  • 戸塚 卓志
    株式会社リコー 研究開発本部 ICT研究所
    所長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 81,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 外観検査の概要、目視検査と自動検査の比較、その実際 オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (1) オンライン
2024/4/23 技術・製品開発4大課題を解消するロバスト最適化開発法実践入門 オンライン
2024/4/24 脳波計測・処理・解析・機械学習の基礎と応用および脳波データの活用方法 オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/25 カルマンフィルタの実践 オンライン
2024/4/26 ExcelとPythonによる多変量解析 超入門 オンライン
2024/4/26 少ないデータに対する機械学習、深層学習の適用 オンライン
2024/4/26 AI関連発明の出願戦略のポイントと生成AIを巡る知財制度上の留意点 オンライン
2024/4/26 品質管理の基礎 (2) オンライン
2024/5/2 脳波計測・処理・解析・機械学習の基礎と応用および脳波データの活用方法 オンライン
2024/5/8 AI関連発明の出願戦略のポイントと生成AIを巡る知財制度上の留意点 オンライン
2024/5/8 品質管理の基礎 (3) オンライン
2024/5/13 品質管理の基礎 (4) オンライン
2024/5/15 外観目視検査員教育法と見逃し・バラツキ低減技術 オンライン
2024/5/15 ヒューマンエラー・ミスを防ぐための職場管理・作業管理方法と教育訓練 オンライン
2024/5/17 加速試験の成り立ちと各種事例に基づく実践的な加速係数の求め方 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 スパース推定の本質の理解と実装応用技術への展開 オンライン
2024/5/17 ChatGPTの実務活用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/6/30 加速試験の実施とモデルを活用した製品寿命予測
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/3/26 ビッグデータ・AIの利活用に伴う法的留意点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/5/31 “人工知能”の導入による生産性、効率性の向上、新製品開発への活用