技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品・バイオ技術のライセンス、研究提携における「経済条件」の決め方、リスク対策

医薬品・バイオ技術のライセンス、研究提携における「経済条件」の決め方、リスク対策

~本当は怖い、事業開発初心者の経済条件~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、経済条件の内訳、各プロセスにおける具体的な契約条件の決めかた、リスク対策について解説いたします。
また、具体的な失敗例、自社に有利な契約条件の書き方、読み方についても事例研究を用いて詳解いたします。

開催日

  • 2018年12月20日(木) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 製薬関連企業・アカデミアにおける事業開発/ライセンス担当者
  • 研究所技術導出入担当者及び法務担当者並びに同業務に興味を持つ方

修得知識

  • 医薬ライセンス及び研究提携における経済条件が持つ意味、その決め方
    • 契約一時金
    • マイルストン
    • ロイヤルティ
    • オプションフィー
    • 研究提携における種々の対価/報酬等
  • Win-Win Dealで有りながら自社有利な条件を勝ち取るための高度なノウハウ

プログラム

 医薬品・バイオ技術のライセンス、研究提携における経済条件の内訳、各々が持つ意味、種々のビジネスモデル、各プロセスにおける具体的な契約条件の決めかた、リスク対策に付き解説する。又、経済条件に関する具体的な失敗例、自社に有利な契約条件の書き方、読み方につき事例研究を用い解説する。

  1. アライアンス推進の流れと経済条件の関わり
    1. 医薬品・技術の導出入・提携Processで対価が発生する機会は?
    2. 医薬関連Dealの基本原則と成功するための重要要件とは?
    3. 取引価格を決定づける要素とは?
    4. 需給バランスを自社 (導出側/導入側) 有利に動かす仕掛けと注意点とは?
      (例示) 導出先候補 (導出側) と導入製品候補 (導入側) の絞り込み例
  2. 製品技術の導出入・提携における各種取引と経済条件 (対価)
    1. 対価の種類とそれぞれが持つ意味
    2. 各工程で生じ得る対価の機会
      1. CDA/MTA
      2. Option契約 (OA) :Option契約の意味と対価
        • 参考:OAとFRR (第一拒否権) との違い
    3. License契約における経済条件
      - License契約における対価は夫々何に基づくか? その論拠は? –
      1. 一時金
      2. マイルストン支払
        • 販売時マイルストンの設定根拠,効用と実際
        • Case Study:導出側,導出側の戦術と契約条文,取りはぐれ,過剰払い等
        • 立場 (Licensor vs Licensee) の違いにおける自社有利への工夫
      3. ロイヤルティ
        • ロイアルティ率に相場はあるか?
        • 医薬品関連事業の特殊性を知って,ロイヤルティを知る
        • 階段式ロイヤルティの意味と効用;自社有利の戦術
        • 設定可能なロイヤルティの根拠と自社有利の戦術:特許,ノウハウ,商標
        • 交渉力で大きく異なる自社有利な課金期間 (Licensor vs Licensee)
        • 関連事項:Net Sales定義の書き方に優劣有り
          薬価国でNHIP選択の功罪
        • 会計Audit条項での工夫 (Case Study) とは?等
      4. Sublicense 対価の配分2例と公平度は?
        • 事例紹介, Deal の大原則を忘れて損をする
        • Sublicense権許諾の功罪
      5. 国際dealにおける税金の関わりに注意
      6. 開発,販促用サンプル価格の決め方は?
      7. 契約満了・終了・解約 (Term&Termination) 時における経済条件
        • 嘗ては頻発したJapan Premium の不公平
        • 未だに横行する論理なき解約時条項 Case Study:条項不備による金銭的係争は契約終了時に集中する
    4. 製品供給契約における経済条件
      - 供給契約の意義と当事者 (Licensor vs Licensee) における意味づけ –
      1. Licensor:特許Royalty + 可成りの利益を製造・供給に託す (+Risk Taking)
      2. Licensee:機会喪失ながら,製造 Risk Free (選択権はLicensor)
        - 当事者 (Licensor vs Licensee) 夫々が有利になる設定とは? –
      3. Licensor:供給Riskの最小化と利潤の最大化の実現は如何に行うか?
      4. Licensee:有利な供給期間設定と価格設定への論理構築
        • 薬効成分 (or製剤) 供給価格と供給期間の決定
        • DMF (Drug Master File) の利用 (製造ノウハウの秘匿) ,当局による製造Audit
        • 医薬品の特殊性を活用
        • 国際取引における為替変動対策
        • Floor Price/Ceiling Price
    5. 研究提携契約における経済条件
      - 研究提携のBusiness Modelは,複雑で多岐に亘るが,LAの変形又は応用形とも云える –
      1. 研究提携のBusiness Modelの例
      2. 契約一時金 + マイルストン (2 types) + OA + ロイヤルティ
      3. 共同研究,委受託研究/成果物・知財/利益の分配方法
      4. 委受託/研究提携:中身がこんなに違う2つの代表的Business Model
        依託側に有利なModel, 受託側に有利なModelは?
  3. その他
    1. 海外企業との交渉について
    2. DCF法NPVに関する話
    3. Professionalとは?
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/16 医薬品事業化のために必要な開発・上市戦略 オンライン
2025/12/16 GMPに対応した洗浄バリデーションは具体的に何を計画し、何を行い、何を証明すればよいのか オンライン
2025/12/16 バイオ医薬品・ウイルスベクター・遺伝子治療薬における超遠心分析の基礎と品質評価における具体的な分析検討方法 オンライン
2025/12/16 製薬用水の品質確保、PIC/S GMP Annex 1改訂で新たに定義された汚染管理戦略の製薬用水への適用 オンライン
2025/12/16 患者数・市場規模ベースで検討する医薬品の売上予測と事業性評価 オンライン
2025/12/17 GMP省令/行政査察対応を踏まえた変更/逸脱管理と処理手順書作成 オンライン
2025/12/17 スケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2025/12/17 生体親和性材料の界面設計・評価・スクリーニング オンライン
2025/12/17 オーファンドラッグの患者数、売上予測と事業化のポイント オンライン
2025/12/17 QA・QC担当者/監査員が今すぐ実践できるGMP監査対応とリスクベース監査の手法 オンライン
2025/12/17 英文契約の基礎理解と英文Joint Venture契約・株主間契約の実践 オンライン
2025/12/17 包装工程のバリデーションの重要ポイントと工程トラブル事例 オンライン
2025/12/17 戦略的なターゲットプロダクトプロファイル (TPP) 策定プロセスと競争環境および規制要件を見据えた差別化戦略の構築方法 オンライン
2025/12/17 メディカルライティング入門講座 オンライン
2025/12/17 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 実務の基礎 オンライン
2025/12/18 RMP (リスク管理計画) ・リスク最小化活動の適時適切な検証・更新とRWD活用スキル オンライン
2025/12/18 海外販売も見据えた薬価算定ルール・薬価妥当性判断と当局交渉/戦略立案/シナリオ策定のポイント オンライン
2025/12/18 医薬品・医療機器・体外診断薬品・再生医療等製品の保険制度の最前線 オンライン
2025/12/18 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点・範囲と報告書作成の留意点 オンライン
2025/12/18 生体試料中薬物濃度分析 (バイオアナリシス) とバリデーションのポイント 基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発