自動車業界を中心に、ものづくりは金属材料から軽量且つ高機能樹脂材料の採用が増加し、接着・接合技術においては、金属の溶接接合・ボルト締結技術から接着剤を用いた接着・接合の利用比率が増加傾向にあります。樹脂材料の接着前表面改質処理に、超音波洗浄やエタノール等のウェット洗浄、バーナーを用いた火炎処理やプライマー塗布が行われてきましたが、昨今、これらの代替技術として、より安定且つ高い品質を実現させる大気圧プラズマによる表面改質技術の関心が高まりつつあります。
　今回、大気圧プラズマの基礎・原理から、プラズマで何ができるのか?使用方法、運用方法、品質管理方法、さらには応用技術まで、大気圧プラズマ装置の導入を検討されている方にとって有益な情報を、具体的に例を挙げご紹介いたします。

1. プラズマとは?
2. プラズマで何ができる?
3. Tough Plasmaの活用事例
   1. 自動車関連
   2. 光学機器
   3. 医療機器
   4. その他
4. Tough Plasmaの処理効果事例
   1. 接着
   2. 塗装
   3. コーティング
   4. 印字
   5. 静電植毛
   6. アンダーフィル
   7. 樹脂モールド
   8. 溶接
   9. 金属表面のドライ洗浄
5. プラズマ効果の評価方法について
   1. 酸素ラジカル
   2. 濡れ試薬
   3. 水接触角
   4. 表面自由エネルギー
   5. プラズマインジケータ
   6. 接着試験
   7. 表面電位
6. 接着・接合の評価方法 (JIS規格) について
7. 各種材料のプラズマによる表面改質効果について
8. プラズマ処理後の管理について
9. 大気圧プラズマ装置の使用上の注意事項
10. プラズマの応用技術について
• 質疑応答